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コメ・フェスティバル

2009-07-20 22:29:26 | 農業・食品
ベトナムで初めてのコメ祭り-Festival lúa gạo-が11月26日から28日の三日間メコンデルタのホウザン省ヴィータン(thị xã Vị Thanh, tỉnh Hậu Giang)で開催されるとのこと。既に200の国内外の企業・団体が参加登録をしているそうです。

カントーやロンスエンではなく、何でヴィータンなのかと一瞬不思議に感じてしまったほどホウザン省ヴィータンは馴染みの薄い町です。かつてのカントー省から分離した新しい省でそれ故省庁所在地とは言えウィータンの町はこじんまりと風情があるとの評判もるわけですが、サイゴンからは少々遠く、展示会に参加するとなると最低でも一泊しなければなりません。しかも3000名の参加者を見込んでいながら宿泊施設はせいぜい1000名が限界のため、隣接する省やカントー市と調整するようです。

4ヵ月後のことですから今からホテルの建設は間に合いそうもありません。カントー橋の完成予定も来年3月でフェスティバルには間に合いません。それでも観光資源に乏しいホウザン省にとってはこの催しに期待するところがあるようです。

先週のコメ輸出価格は上昇。フィリピン、マレーシア等ASEAN市場の他に中東、アフリカへの輸出も順調のようです。
メコンデルタの人口は約18百万人で全国の20%ですが、コメの生産量はベトナム全土の50%を超える年間18~19百万トン(籾米)になり、1995年の1280万トンからは50%の増大。キエンザン省ではこの間100%を超える生産量となっています。

このメコンデルタのコメの増産がいつまで続くのかは、一つにはコメ輸出の動向、あるいは気象条件も関係するものと思われます。温暖化と海水面上昇がメコンデルタ農業に壊滅的打撃を与えるとの報告もあるようです。

オーストラリアICEMのレーポートに引用されていた2003年の資料によればベトナムの海水面は過去30年間に5cm上昇し、2010年に9cm、2050年33cm、2070年45cm、2100年1mとの予測です。
http://www.icem.com.au/













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