カンダール州キエンスヴァイ地区の畑で夕暮れを迎えました。日中から薄い雲が広がっていたので時折日差しが弱まることもありました。それでも身体を動かさず、立っているだけでも汗が流れる暑さです。
長い影ができる5時近くになると作業を終え、帰り支度をする姿が目立つようになります。
グーグルマップで見るとこの地区は水色に塗られた水面となっていて、航空写真に切り替えると雲が厚くて霞んでいました。乾期だけの畑作のようです。畑と言っても水が引いて乾き上がった熱帯の固い大地を耕す耕運機はロータリーが大きな斜めの円盤状のものでした。
バイクに毛布が掛けられていました。毛布を掛けて寝るような気温にはなりそうもなく、それよりも強烈な日差しからバイクを保護するために使った方が現実的であることは間違いありません。
雨期にメコン河からの水が流れる水路も今は所々で寸断され、細長い池状態となっています。その低くなった水面に降りてヤカンに水を汲み、植えたばかりの萎びた野菜に水を遣っていました。一番遅くまで畑に残っていた家族です。
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