GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

タイ首相、カンボジア訪問

2011-09-10 18:35:07 | 新聞・書籍
インラック、タイ首相が来週15日に就任後初めてカンボジアを訪問し、フンセン首相と会談する予定、とプノンペン・ポストで報道されています。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2011090851533/National-news/yingluck-to-cambodia.html

予想される議題は、軍事衝突のあったプレハ・ビヒアを巡る紛争、タイ湾の石油共同開発調査、そしてスパイ容疑でカンボジアに捕えられているイエローシャツ活動家の釈放問題ではないか、とのこと。

Surapong Tovichakchaikul外相も同行し、首脳会談にも同席すると伝えられてます。今回はカンボジアのみの訪問ではなく、他のアセアン諸国も歴訪するようです。

同時にタクシン氏も来週カンボジアを訪問予定で、しかし日程は一日ずれているとか、バンコック・ポストが伝えています。
http://www.bangkokpost.com/news/politics/255846/pm-thaksin-in-cambodia-next-week



                        

ベトナムで暮していた時にはやや遠く感じたタイという国ですが、カンボジアに来てみるとはやり身近に感じます。タイ初めての女性首相で美人、ということも否定はできないもののケーブルTVでは幾つものタイの番組が流れているわけだし、情けないことにはタイの番組なのかカンボジアの番組なのかも当初は判別できませんでした。

インラック首相は政治経験も殆どないそうで頼りなさげではありますが、農民所得の向上を意図した抵当融資制度の復活、労働者の最低賃金の大幅引き上げという困難な政策課題それ自体は、タイのみならずベトナムやカンボジアの農業と工業化にとっても重要な問題を孕んでいるものと感じます。