GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

ブラジル大統領ボーグェンザップ訪問

2008-07-12 01:48:53 | 新聞・書籍
ルーラ・ダ・シルバ、ブラジル大統領がベトナムを正式訪問し、国家主席、共産党書記長、首相、国会議長と会談したとのこと。二国間の経済関係は、2002年の4300万ドルから2007年には3億2300億ドルに急増。2年後は10億ドルに達する見込みのようです。

この輸出入金額がどのような商品であるのかは新聞ではしることができませんでしたが、おそらくブラジルからの農産物、大豆飼料等が大きなウェートを占めているのではないかと思ってしまいました。

経済関係よりも個人的に興味を引いたのは次の行でした。

-7月10日午後5時、Lula Da Silva大統領はVo Nguyen Giap大将の自宅を訪問し会見した。大統領は、ブラジル人民は決してベトナム人民と離れることはありません、と述べ、「若い頃、ベトナムの勝利は私に感動を与えてくれました。私達は大将の勇敢さと戦略に特別な尊敬の念を抱いています。私は大将を訪問することなベトナムを去ることはできません。傍に立つことができ、私にとって大きな喜びであり光栄です」と語った。

汚職に揺れるブラジル労働党政権ですが、Lula Da Silva大統領がどんな青春を送ったのかには少々興味を抱かせる言葉でした。

1911年生まれのVõ Nguyên Giápは来月で97歳。ディエンビエンフーの勝利を導いた司令官、ベトナム人民軍の最初の大将であると同時に中ソ対立時には失脚。カンボジア侵攻には反対したとも言われています。

11年ほど前、知人のY君に「ボーグエンザップに会えたんですよ」と聞かされ、まだ存命中とは知らず驚くとともに羨ましくも思いました。ブラジルをはじめ南米とベトナムとの関係は今後さらに深まりそうです。ゲバラの出身国アルゼンチン、あるいはキューバ、ボリビアへ行く機会を作りたいものです。