日本外務省のプレスリリースに「カントー橋崩落事故に関するベトナム国家事故調査委員会最終報告について」が掲載されていました。(ベトナム公表資料(仮訳)を別添)という実に有意義なものです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/7/1181267_912.html
今回の報告の提出は、既に先月予め報道されていたもので、「日本側の了承も得ている」と書かれてました。それだけに外務省も準備万端で早々にホームページにUPできたのでしょうか。
報告では「通常の設計では予測困難な不等沈下」が事故原因とされ、設計ミス遅ではなく、また手抜き工事等が原因でもない、との内容です。
「設計段階で予測困難」な現象が起きて事故が発生した場合は責任を免れる-というのが建築設計の世界にあるとは知りませんでした。
「ベトナム側に賄賂か PCI、ODAで数千万円」との記事を見たのは先月末のことです。「日本企業を潤し腐敗した対象国の役人を肥え太らせ政治家の利権を拡大する」とのイメージを払拭するに足る「正義の実現」を果たしてこの報告書の中からどれだけ汲み取ることができるのでしょうか。問題発生の真実の解明こそが「正義の実現」の第一歩であり、死刑執行を正当化するために使われるべき言葉ではないと思います。
この事故原因とされるものは、はたして事故犠牲者に失望と困惑をもたらす内容ではないと言えるものなのでしょうか。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/7/1181267_912.html
今回の報告の提出は、既に先月予め報道されていたもので、「日本側の了承も得ている」と書かれてました。それだけに外務省も準備万端で早々にホームページにUPできたのでしょうか。
報告では「通常の設計では予測困難な不等沈下」が事故原因とされ、設計ミス遅ではなく、また手抜き工事等が原因でもない、との内容です。
「設計段階で予測困難」な現象が起きて事故が発生した場合は責任を免れる-というのが建築設計の世界にあるとは知りませんでした。
「ベトナム側に賄賂か PCI、ODAで数千万円」との記事を見たのは先月末のことです。「日本企業を潤し腐敗した対象国の役人を肥え太らせ政治家の利権を拡大する」とのイメージを払拭するに足る「正義の実現」を果たしてこの報告書の中からどれだけ汲み取ることができるのでしょうか。問題発生の真実の解明こそが「正義の実現」の第一歩であり、死刑執行を正当化するために使われるべき言葉ではないと思います。
この事故原因とされるものは、はたして事故犠牲者に失望と困惑をもたらす内容ではないと言えるものなのでしょうか。