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GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

ドンタップ省の田圃風景

2012-12-09 21:33:30 | 交通

週末、カンボジアと国境を接するドンタップ省ホングー県を訪れました。洪水の時期にはカンボジアの湿地帯同様に水に浸かる広大な土地です。乾期作の冬春稲が一面に植えられ、緑色の世界が広がっていました。

 農作業は女性の姿の方が多く見えました。

畦で区切られることもない直播の田圃のようです。殺虫剤の噴霧作業。

水路の水がポンプで汲み上げられていました。しかし、一度止まったポンプはその後、何度もエンジンを掛けようとしても掛かりませんでした。

バッテリーを担いで魚を感電させて獲っていた男性。電気ショックを受けた小魚が跳ねて水面を揺らしていました。

 


76号線沿いの開拓農家

2012-12-07 01:55:09 | 交通

76号線をサェンモノロムの町から北に2時間ばかり進むとイスラムのモスクが幾つか見えました。ベトナム中部のチャンパの人々やメコンデルタのクメール人は先住民族との観念があるためか、モンドルキリの開拓地にチャンパの人々が暮しているということは想像外のことでした。

              

建設中のモスクもあったので最近移住した人々によるものなのかも知れません。

              

土手の上に一軒だけ離れて建てられた家があり、バナナの木が垣根のように植えられていました。どこか落ち着いた雰囲気のある農家だったので庭を見せて貰うことに。

高床式の家の下でハンモッグにまだ幼い男の子が寝ているだけで大人の姿が見えず、どうやって声を掛けようかと迷ってウロチョロしてると畑から犬が姿を見せ、目一杯吠えられてしまいました。

              

庭には大豆が干してあり、家の横や裏にはかなりの広さの畑が広がっていました。

              

家は高床式ではあるもの然程高くはなく、また板もカンボジアでは縦に張る家が多いのにこの家は横に張っていて違和感なく、その場にいるだけで落ち着くものがありました。

              

この地に移住して来て40年になるそうです。と言っても、この女性は40才前のようでしたが。今でも人家は疎らな土地なわけで、40年前だったらさぞかし、と思えるものがあります。40年前というと1972年。1970年にロンノルのクーデターで内戦状態となり、戦火を逃れて移住してきたのでしょうか。

              

標高が低くなるに連れて人家も少なくなりました。これまでは30分も走れば店もあったわけですが、家を見ることもなくなり、それでも50分ほど走り続けました。

              

標高が低くなったことは気温や空気の感じでわかりました。

              

バイクを止めると野鳥の鳴き声しか聞こえません。

              

携帯電話を取り出して、グーグルマップで位置を確認しようとしたところ、電波が届いてません。で、ちょっと臆病風に吹かれました。町を出てから4時間が過ぎているので、そろそろ引き返さないと日が暮れるかも。

              

ラタナキリとの州堺まで後どの位の所に来ているのかが気になりましたが、デジカメのGPSで緯度経度は分かっても地図に記されてないのでどうにもなりません。この先走り続けても林が延々と続いているだけとしか思えない景色なので引き返すことにしました。


モンドルキリの牛

2012-12-04 23:07:09 | 交通

夕方に76号線をサェンモノロムに戻ろうとバイクを走らせていると、家路に向かう牛の群れと出会いました。カンボジア南部でも見掛ける光景ですが、風情はだいぶ違うような感じでした。子供が三人牛の後に付いて歩いていました。時折、途中で逆方向に走り出して逃亡を企てる牛を何度か見たことがありましたが、ここではそんな心配は不要なのでしょうか?

後姿を見た時は、水牛かと思いました。体型がまるで水牛のようにずんぐりしています。

             

先日、プレイヴェンで見た牛(下の画像)の姿とは随分違った印象です。お尻が大きくて尚且つ単足のような・・・。

             

サェンモノロム付近は標高700mほどです。平野部とは4~5度の気温差があることになり、特に朝晩の4~5度の違いは大きく、個人的には水シャワーを浴びられないものとなります。ゲストハウスの宿泊料は温水シャワーなしだと一泊5ドル。温水シャワー付きだと10ドルでした。

この4~5度の気温の違いが牛の体型をもたらしたのでしょうか?

しかし、モンドルキリ州も標高が高いのはサェンモノロム周辺と東部ベトナム国境沿いで、西部は200m以下になります。

北に進めば気温は低くなると思っていたわけで、76号線を北上すると確かにサェンモノロムまでは標高も高くなるのでその通りですが、そこから先は徐々に標高が下がるため気温は高めになりました。

             

モンドルキリ州では8割が少数民族で2割がクメール人等の入植者と言われています。たぶん一般的には少数民族の居住地は標高の高い涼しい場所なのではないでしょうか。

76号線を北上、と言っても下り坂が多いのですが、道路拡張工事の傍らに突然、工場の建設現場が見えました。

             

少し先にはキャッサバとゴムの木が植えられていたので、そのどちらかの加工工場かも知れません。

             

この周辺のゴム林は植えられて新しく、まだ樹液は採取されていないようです。

             

             

更に先に進むと集落があり、民家の庭先には緑豆、大豆、落花生が干してありました。標高は377mほどの地点です。サェンモノロムからはかなり離れた地点ですが、クメール人ら入植者の集落で商店もそれなりに。

             

悪路が続いたためクラッチレバーのボトルが抜け落ちてしまいました。サェンモノロムまで引き返そうかと思っていたところ、自転車店があったのでボルトを探して貰い、無事修理完了。バイク修理も行ってるようすで、店の中では携帯電話も販売していました。並べられた自転車は生産国不明。それでもギアレバーには不似合いな感じでSHIMANOのロゴが付いてました。

             

             

変速機付きの自転車を売るよりも、先にこの店のバイクをもう少し何とかした方が・・・せめて前ブレーキを付けるとか、と思ってしましました。


76号線拡張舗装工事

2012-12-03 22:44:32 | 交通

モンドルキリ州の州都サェンモノロム(Saen Monourom)へはクラチェ州南部のスヌオル(Snuol)で7号線から右折してベトナム国境に向かう74号に出て、少し走ると76号線との分岐があるので、そこを左折することになります。

コンポンチャム州東部を走る7号線もキャッサバ街道とでも呼びたくなるほどキャッサバを積んだトラックやトラクターが走っていますが、クラチェ南部から延びる76号線もベトナム国境に近いため同じ印象です。

プノンペンからは先日国道8号が貫通したため、8号線の国境手前を左折し7号線と結ぶ道路も新しく出来、これを行った方が交通量が少ないだけにコンポンチャムの町を経由するより時間は多少短縮されるようです。

76号線はサェンモノロムまでは舗装されているためプノンペンからはバイクでも8時間程度で着けます。

            

北へ進む道はラタナキリ州のバンルンと結ばれる筈ですが、現状で走って行ける状態かどうかは知りません。現状は未舗装路です。

            

人口密度も低く交通量も少ない道路ですが、雨が降ると泥濘、乾燥すると土埃が舞います。その上に今は拡張工事が始まっているため土埃は尚更。

粘土質の道などは雨の後にパワーショベルなどのキャタピラが通った後に乾燥したためか道路はまるで洗濯板状態となってバイクで走ると振動が堪りません。

            

曲がりくねった坂道などは大胆に山を切り崩して真っ直ぐの道を切り開いていました。

            

国道8号線と同じでこの76号線の工事も中国の借款によるもののようです。中国国旗の小旗を立てたロードローラーも見掛けました。サェンモノロムには「中国路橋工程有限工司」の「NR76 Extension Project Office」がありました。

            

片側2車線ほどあるような道幅になっていました。前回来た時は鶏や豚が横断していた道でしたが。


プレイヴェンの子供たち

2012-11-25 21:24:21 | 交通

メコン河をプノンペンから下ると右岸はカンダール州ですが、左岸はプレイヴェン州の南西部になります。ネァックルンのフェリーを渡って河沿いを南下する道路、101号線はまだ舗装されていませんでした。顔見知り以外の人間と会うことも滅多にないかのような地域で、そのためか大人も子供も人懐っこく、何度も声を掛けられました。

縄跳びをしているところを写させてもたいたかったのに止めてしまいました。

縄跳びとゴム段、ビー玉と凧揚げはよく見掛けます。

裸足はポピュラーでも手が汚れるのには抵抗があるのでしょうか?

カメラを向けるとお母さんが慌てて子供の口の周りを拭き始めました。渇いてしまっているので落ちませんでした。牛乳を飲んだからだそうです。見ると三人とも口の周りが白くなっていました。絞りたての濃い牛乳をそのまま飲んだせいでしょうか?

帰りのフェリーで車の荷台に乗っていた女の子。


タケオ州の湿地

2012-11-19 20:19:03 | 交通

タケオ州のプレイカバ(Prey Kabbas)地区では稲刈りの時期、と聞いて昨日の日曜日に出掛けてみました。稲穂が垂れた田圃は多いのですが、稲刈り作業の姿は見当たりませんでした。道路からは稲が倒れてしまった田圃が至るところに見えました。ベトナムのメコンデルタでも少なからず見た光景です。雨風で倒れたのか、牛が暴れ回ったのか・・・などと毎回思うのですが。

           

朝は雲が多く、雨の心配をしつつ家を出ましたが、昼ごろにになると青空が広がりました。

                 

遠くから見ると色が埼玉県でも年々増え続ける「侵略的外来種」のセイダカアワダチソウのようにも見えた花。近づくと形状はまったく異なるものでした。

プレイカバの市場を南下するとアンコールボレイ。東へ向かう道が舗装されていたので向かってみました。ひょっとするとバサック河沿岸まで続いているのではないか、と思ったのですが、舗装路は直ぐに終わってしまい、両側に水路が走る田圃の中の土手道になっていました。

この湿地帯の田圃はそれまでの風景と異なり稲はまだ植えられたばかり。メコンデルタと同じで広大な直播の田圃でした。バサック河の水位は一ヶ月前と比べると今は1m以上低くなっています。水面に覆われていた田圃の水が引き始めてからの播種なのだと思われます。

   

水が引き始めたとは言え、道路は途中の橋の手前で水没していました。バイクが走れる深さではないようで、4人掛かりでバイクを持ち上げて渡る姿を見て引き返すことにしました。

                    

 


バサック河の橋梁工事

2012-11-15 21:09:10 | 交通

バサック河左岸沿いの道路を走っていると小雨が降り始め、ちょうど橋梁建設工事が行われていたので橋の下で雨宿りしました。バサック河には国道一号がプノンペン市街地に入る手前に橋が一つありますが、カンボジア領内ではその橋一つだけ。ベトナム国境を越えてもチャウドックとカントーにあるだけでカンボジアとベトナムを合わせても計3つの橋しかありません。

メコン河に架かる橋もカンボジア国内ではネァクルン橋が工事中とは言え、現在はまだ2つだけ。河幅が狭い分、バサック河の橋の方が建設が容易なのかも知れません。工事現場は、国道一号線の橋から10kmほど下流の地点でした。

対岸はたぶんカンダール州の州都タクマウの町の辺りです。国道一号線からプノンペン市内に向かう交通渋滞の緩和が期待されているのでしょうか?

前回この道を走ったのはトウモロコシの収穫期。季節も変わってどんな風景なのだろうか、などとも思っていたものの小雨は降りやまず仕舞いでした。

                

雨宿りに立ち寄った店のテーブルにはハエが群れていました。上がる気配のない雨にウンザリしながら暇を持て余してシャッターを切りました。

すると同じように暇を持て余した子供たちがカメラを覗きに来ました。

 


スヴァイリエンからロンアン省へ

2012-10-27 07:41:11 | 交通

昨年11月にベトナム、ロンアン省とカンボジア、スヴァイリエン州との国境に国際国境ゲートが開設されました。ベトナム名は、Cua Khau Binh Hiep、カンボジア側はPrey Vo Internatioal  checkpointと呼ばれるようです。

http://tuoitre.vn/Chinh-tri-Xa-hoi/420048/Khai-truong-cap-cua-khau-quoc-te-Binh-Hiep---Pray-Vo.html

 

今週、はじめてこの国境ゲートまで行って来ました。地図を見るとスバイリエンの町から南下すれば直ぐに着くような場所と思われ、もしバイクで通過できればモックホアの町で一泊するつもりで出掛けました。

カンボジア南部、スヴァイリエンやタケオなどと同様に湿地や田圃が広がる風景です。国境近くとは言え、それでもベトナムの風景とは同じでなく、また他州とも異なった雰囲気を感じました。

            

ラオスで見て気付いたのですが、牛と鶏は共生関係にあるようで、地に伏した牛の背中に鶏が乗りダニか何かを食んでいるような光景を見ました。人が少しでも近づくと飛び立つサギも牛には近寄っていました。

            

 ラオスから戻って折角洗車したばかりなのにこの泥濘。バイクを止めて歩いて状況を確かめに行こうとすると、跨いだまま立てたサイドスタンドが土にめり込み倒れ掛けました。左足は地に着いているもののバイクは倒れ掛けて起こすことができず身動きできない状態に。5分ほどその態勢のまま過ごし、どうにもならないので「ソム・チュイ・ポーン」と農家の人の助けを呼ぶことに。確か「ヘルプ・ミー」の意味だったような。

裸足の男たちに助けられ、農家の庭を通らせてもらってどうにか窮地を逃れました。靴やズボンが泥に汚れることを覚悟で走り抜ければ良かっただけのことなのですが。

            

 暫くするとまた新たな難関が。鉄板の橋は幅があるので問題なさそうに見えましたが鉄板に上がる段差に「万が一」を恐れてしまいました。3台のバイクが水の流れるコンクリートの上を走り、この画像の女性は鉄板の上を通って行きました。迷った末に万が一の時のリスクが少なそうな水の上を行くことに。

 

国境ゲートの手前には4・5軒のカジノが並んでいました。ラスベガスやマカオのカジノ―見たことはありませんが―というのは華麗なイメージもあるわけですが、田圃の中や人の少ない工事現場近くのカジノというのはどうも卑俗で陰湿な印象が残ります。

カンボジアナンバーやべとナンバーを付けたバイクが国境を越えて走っていました。

しかし、ラオス国境のようにバイクの持ち出し書類は作って貰えず、バイクでのカンボジア出国はできたもののベトナムで入国手続きを済ませた後でベトナム税関が「バイクは駄目」とのこと。今更何を言うんだ糞ったれ税関、という気分でいる横を恐らくカジノへ行っていたベトナム人たちがパスポートも提示せずに次々と通り過ぎて行きました。


カンボジア・ラオス国境

2012-10-14 22:35:53 | 交通

ラオスと国境を接するストゥン・トレンまではプノンペンから450kmと書かれいましたが、たぶんこれは国道7号をそのまま走っての距離のことで、途中で近道をすれば400km。50km/h平均で8時間、1時間余裕を見て9時間あれば国境に着くだろうと考えて昨日プノンペンを出発することにしました。

朝5時に出れば2時着の筈です。しかし朝5時に起きたものの外はまだ真っ暗。コメを炊いておにぎりを作り、明るくなるまで待つことにしました。で、結局のところ家を出たのは6時半。それでも3時半には国境に着けるつもりでした。

プチュン・バン連休が始まる日だけに、この時間の道路は既に帰省バイクが少なくありません。国道6号は相変わらず拡張工事が終わってないので埃にまみれながらスピードも出せません。最初の30kmで1時間も費やしてしまいました。

コンポンチャムの町の近くでガソリンスタンドに寄り、給油して休憩。134km走って9時半になっていました。

 

国道7号をSUONを少し過ぎてから左折しクラチェに向かう道は一度走ったことがあります。交通量も少なく、道もそこそこ悪くはないので70km/h平均で走れたつもりでしたが、コンポンチャムで給油してからの145kmを3時間近く費やしてしまい、12時を過ぎていました。

クラチェからはメコン河沿いに風景を眺めながら暫く走り、再び7号線に合流します。一度走ったことのある道ですが記憶に残ってなく、不安になって携帯でグーグルマップを確認しました。

7号線に合流してからは記憶は鮮明に残っており、相変わらずの悪路でした。前回は雨の中の夜道を走ったわけですからそれに比べれば快適でした。しかし、人口密度が稀少でガソリンスタンドがなく、集落があるとドラム缶入りのガソリンが売られているだけ。

クラチェからスゥン・トレンまでは151kmでした。時間は既に3時を回っていました。橋を渡ってから国境まではせいぜい20kmほど。と何故か勝手に思い込んでいました。昨年5月に車で来た時の記憶では。しかしそれが大間違いで、たぶん車の中で眠っていたようです。3時半には国境につくだろう、と思っていたのが4時を過ぎても着かずにいるので焦りました。5時過ぎても手続きをするような雰囲気はなかったし。

国境を越えて来たような車にも出会わず、また国境に向かうような車も見当たりません。国境まで何kmとの表示もなく、国境ゲートで「明日にしてくれ」って言われたらどうしよう、などと悲観的になりました。

スゥトン・トレンの町の近くから約80kmほどでやっと国境に着きました。時間は4時半になっていました。ゲートの小屋の中に人は居らず、建物の前で係員がトランプをしていました。「すいません、時間はまだ大丈夫ですか」?と情けなく問うと、「Not yet」とのお返事を頂き、出国スタンプを押して貰えました。出国スタンプがあれば、ラオス側も入国させるしかありません。ラオスの入出国スタンプがないとカンボジアへの再入国も不可の筈だから。何の料金か不明ですが手数料が2ドルでした。

ラオスの入国も手数料2ドル、これも領収証のない手数料。「2km先にカスタムがあるから」と言われて2kmほど走ると税関がありました。「カンボジアの税関の書類は」?と聞かれ、貰ってないと答えると「ないとバイクは持ち込めないよ」と言われ、再びゲートを潜ってカンボジア側へ行き書類を作って貰いました。手数料10ドル。領収証なし。

ベトナムとの国境ではカンボジアの税関や出入国係官の方が立派に見えましたが、ここでは逆にラオスの係官の方がちゃんと仕事をしているような印象です。ラオス側でもバイクの持ち込み書類を作成し、手数料は5ドルと半額。レシートもくれました。が、25,000KIPなので超ドル安レートです。

 

気は揉んだもののどうにか無事国境を越えることができました。日の暮れ始めたラオスの国道13号線を少し走ると「コーンパペンの滝」入口の看板が見えました。それを左折すると直ぐに料金ゲートがありましたが、既に人影はなく、「無料で見て行ける」と浅ましい思いに駆られたものの視界の利く明るさではありません。

国道を走る車もバイクも見当たらず、ヘッドライトを点けると虫がビシビシ顔に当りました。心細さもあって最初に見付けた「YENSABAI HOTEL」に泊まることにしました。エアコンなしなら一泊6ドルとのことで、エアコンの必要な気温でもないのでそれでOKしました。しかし、温水シャワーないので慌てて13ドルの部屋に換えて貰うことに。Wifiもないホテルでしたが、お陰で9時前に眠ることができました。


トンレサップ河

2012-09-30 00:04:16 | 交通

雨上がりの夕方にトンレサップ(河)を眺めてみようとダイヤモンドアイランドまで出掛けてみました。生憎、岸辺はフェンスが張り巡らされていたり工事中だったりでバイクを停める気になれず、王宮前広場の近くへ。しかし外国人がカフェテラスでビールを飲む姿が目に入り、此処も自分には不似合いのように思えました。

結局、川沿いに国道5号を北上してプノンペンの街を抜け出すことになりました。どうせならウドンまで行ってみたいところですが、着く前に日が暮れてしまうのは間違いありません。

トンレサップはトンレが「河」を意味し、サップが「湖」なのでトンレサップ河と書くと「入間川river」みたいな違和感が残ります。トンレ・バサックはバサック河、トンレ・メコンがメコン河であるわけだし。しかし、トンレ・サップだけだと湖も同じ呼び名なので区別がつかず困ります。

 

   

国道から逸れて岸辺の住宅密集地に入ってみました。雨の後の夕暮れで気温はだいぶ低くなっているはずですが、子供たちが水に浸かっていました。国道の反対側の土地もこの時期完全に水没状態です。それなのに狭い土地に何故これほど多くの人が住んでいるのか不思議に思えました。特に子供の数は一家に5・6人居るかのような感じ。

河には夥しい水草が浮き、ゆっくりと流れて行きます。しかし流れの方向は上流の湖方向ではなく下流方向でした。「雨期にはトンレサップ河にメコン河が逆流し・・・」と言われているわけなのにどうして??

「ウィキペディア」にトンレサップ水系で獲れる魚はカンボジア人のたんぱく摂取量の60%を占める・・・と書いてあり、確か90年代に読んだ「もっと知りたいカンボジア」にも書かれていた内容で、20年前ならともかく、今は絶対にあり得ない、と常々思っているわけですが、トンレサップ河の逆流現象もそのまま鵜呑みにはできないものがあるようです。

何しろ今が雨期のピークとも言うべき時期です。トンレサップ湖を雨期には6倍もの面積に拡大させると言われる水量の内、メコン河から流入して来るのものはどれほどなのでしょうか。

    

「緑豆しるこ」があるかと思って腰を下した店でしたが、木の実の砂糖煮のようなものしかありませんでした。よく分からないので具は一通り全部入れてもらいました。驚くほどの甘さになっていました。