胃透視ではバリウムを飲んで検査を行います。
飲んだあとは、胃内に入ったバリウムを胃粘膜に付着させるために、検査台の上で、ぐるぐると体位変換をしていただくことになります。
胃粘膜には粘液が乗っかっているため、粘液を洗い流すためにも体位変換は急いで行う必要があります。
実際の現場では体位変換をしにくい方がいます。
こういった方は胃粘液が除去されにくくなり、胃粘膜をきれいに写し出すことができません。
体位変換は必須なので、体調の悪い方や怪我をされている方は、検査を先のばしにするか、内視鏡検査をお勧めします。
内視鏡検査は受診者の体位変換を必要としないため、カメラを飲み込むのを我慢できれば、胃カメラのほうが、がん発見から考えても大変有効だと思います。
今後の参考にしていただきたいと思います。