紫蘭の花が咲きだした・・・
紫蘭の花の名前は田舎の子供なら最初に覚えた・・
地区内のお年寄りが子供達に・・・
「この花の名を知っているかい」 と聞くと・・・
まだ幼い子供達は・・・「知らん・・」と答える・・・
「そうよ・・紫蘭と言う名前の花だね・・・」
「小さいのによく知っているね・・おりこうさんだね」と・・・
子どもたちを褒めながら・・戯れるのがお年寄りの楽しみだったようである・・
お蔭で・・田舎の子供は・・紫蘭の花の名前だけは小さい頃から覚えていた・・
子供達と戯れるのは、良寛さんの時代から老人の楽しみの一つだったが・・・
今は・・違う・・・
下手に声でも掛けようものなら・・不審者扱いを受けて警察に通報されそうである・・・少子高齢化で子供達は王子様の扱いになったが・・・
声かけ老人は・・・不審者=犯罪者扱いの位置まで落ちて来た・・・
悲しい時代になったものである・・・