ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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最後に伝えたいことは?

2011-03-24 | 育児
 子どもたちとの別れが近づいてきたと感じる今、最後に伝えたいことは何でしょう。

 今まで子どもたちと一緒に生活をし、様々な場面で様々なことを伝えてきたはずです。そして、子どもたちを育ててきました。
 思いが十分に伝わったと感じる子どももいれば、なかなか思いが伝わらなかったと感じる子どももいると思います。伝わらなかったと思っても、成果が今現れなかっただけで、後になって成果が現れることもあります。ですから、悲観することはありません。ただ、気づいていないだけです。記憶として必ず残っています。

 もうこれが最後だと思った時、感情が動き出します。
この感情が現れた時に、ふと浮かんでくる言葉があります。

これは、無意識が伝えたいと思っている言葉です。
意識しているときには、あまり気にならなかったことかもしれません。
逆に、意識していたことと同じになるかもしれません。

 自分を活かしてほしい。
 仲間を大切にしてほしい。
 勇気をもって挑戦してほしい。
 もっと自分を大切にしてほしい。
 仲間と仲良く暮らしてほしい。
 いつも感謝をもって生活してほしい。
 知恵を使って道を切り開いてほしい。
 
 短い言葉ですが、本当に伝えたいことが浮かんでくるはずです。

 子どもを愛し続ける教師だからこそ、自分の人生を通して大切にしていることは、子どもにも大切にしてほしいと思うものです。
 
 何がよくて何がいけないというものではありません。今、子どもたちの前に立っているあなたなのです。教師として子どもの前に立っているのです。


 子どもたちは、出会う様々な教師から様々なことを学びます。あなただけがすべてではありません。出会う教師の一人に過ぎません。だから気負うことではありません。
 
 精一杯関わりをもっているあなただからこそ、子どもの心に伝わるものがあるのです。全身全霊を込めて伝えようとすることは、必ず伝わります。

 ただし、本物か偽物か、今大切か否かは子どもが判断します。

 力みすぎると子どもは引いてしまいます。感情が理屈に追いやられてしまいます。心から伝えたいことを誠実に誠意をもって伝えます。どんな不器用な伝え方であってもいいのです。子どもは感じるはずです。

 教師だからこそ、子どもの目の前に立って話ができるのです。その機会が与えられるのは、教師だからなのです。この幸せをかみしめながら、ふと心に浮かぶ言葉を待ちます。

 一人の人間として、最後に伝えたいことは何だろうと自分に問いかけてみるのです。


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