子どもがほしがる言葉を取り上げていますが、日常生活の中には、たくさんあります。
私たちの都合のよいように働きかけていると、そのうち「先生は、私のことをわかってくれない。」と悲鳴を上げます。
その前に、教師は子どもの心をしっかりとつかまなければなりません。
今回取り上げるのは、「あなたをいつも見ているから」です。
例
休み時間に遊んでいて、C君は、隣の学級の子にぶつかって転ばせてしまいました。
教室にいたA先生の元に子どもが駆け寄ってきました。
「先生、Cくんが隣のクラスの○○さんを倒したよ。」
早速、Aさんは、Cくんを呼び、事情を聞きました。そして、事情を聞いた後に
「それなら、謝らなきゃいけないね。謝っておいで。」
と、話しました。
でも、Cくんは、ぐずぐずしてなかなか動きません。
A先生は、
「何やっているの。早く謝っていらっしゃい。」
と声をかけました。
子どもは、悪いと思っていると「悪いと思った自分」からなかなか抜け出せずに、自分を責め続けることがあります。そのため、気持ちを切り替えて、次の行動に移すまでに時間がかかることがあります。
頭で分かっていても、なかなか体が動かないのです。
そんな時に役に立つのが次の言葉かけです。
「あなたをいつも見ているから」
です。
でも、いきなりこの言葉を使うわけではありません。事実を伝えることが先です。
つまり、
・「先生は、夢中になって遊んでいて意図せずにやってしまったことを知っているよ。」
・「先生は、いつも明るい元気なCくんを見ているよ。」
・「先生は、嘘をついたり、ごまかしたりすることができないCくんを見ているよ。」
などと、知っていることや見ていることを伝えた上で、
「安心していいよ。先生は、あなたのことをいつも見ているから。ちゃんと勇気を出して謝れるあなただと信じているよ。」
と言葉かけをします。
それでもまだ不安があるようならば、
「先生も一緒について行ってあげようか。後ろで見ていてあげるよ。」とさらにあなたを見ている私がいることを伝えます。
誰でも、自分を責めている時は辛い思いをします。その辛さから逃げ出したくなって、ごまかしたり、嘘をついたりします。そんなとき誰かが支えていてくれると思えば、逃げ出さずに済むことは、いくらでもあります。
子どもの心の声に耳を傾け、子どものそばにいて、いつも見ていてくれる先生なら、安心して自分の否を見つめ、次の行動に移すことができます。
子どもを見ている事実が勝負です。日々変化している子どもです。観察し続けることが子どもとの信頼関係を築きます。
私たちの都合のよいように働きかけていると、そのうち「先生は、私のことをわかってくれない。」と悲鳴を上げます。
その前に、教師は子どもの心をしっかりとつかまなければなりません。
今回取り上げるのは、「あなたをいつも見ているから」です。
例
休み時間に遊んでいて、C君は、隣の学級の子にぶつかって転ばせてしまいました。
教室にいたA先生の元に子どもが駆け寄ってきました。
「先生、Cくんが隣のクラスの○○さんを倒したよ。」
早速、Aさんは、Cくんを呼び、事情を聞きました。そして、事情を聞いた後に
「それなら、謝らなきゃいけないね。謝っておいで。」
と、話しました。
でも、Cくんは、ぐずぐずしてなかなか動きません。
A先生は、
「何やっているの。早く謝っていらっしゃい。」
と声をかけました。
子どもは、悪いと思っていると「悪いと思った自分」からなかなか抜け出せずに、自分を責め続けることがあります。そのため、気持ちを切り替えて、次の行動に移すまでに時間がかかることがあります。
頭で分かっていても、なかなか体が動かないのです。
そんな時に役に立つのが次の言葉かけです。
「あなたをいつも見ているから」
です。
でも、いきなりこの言葉を使うわけではありません。事実を伝えることが先です。
つまり、
・「先生は、夢中になって遊んでいて意図せずにやってしまったことを知っているよ。」
・「先生は、いつも明るい元気なCくんを見ているよ。」
・「先生は、嘘をついたり、ごまかしたりすることができないCくんを見ているよ。」
などと、知っていることや見ていることを伝えた上で、
「安心していいよ。先生は、あなたのことをいつも見ているから。ちゃんと勇気を出して謝れるあなただと信じているよ。」
と言葉かけをします。
それでもまだ不安があるようならば、
「先生も一緒について行ってあげようか。後ろで見ていてあげるよ。」とさらにあなたを見ている私がいることを伝えます。
誰でも、自分を責めている時は辛い思いをします。その辛さから逃げ出したくなって、ごまかしたり、嘘をついたりします。そんなとき誰かが支えていてくれると思えば、逃げ出さずに済むことは、いくらでもあります。
子どもの心の声に耳を傾け、子どものそばにいて、いつも見ていてくれる先生なら、安心して自分の否を見つめ、次の行動に移すことができます。
子どもを見ている事実が勝負です。日々変化している子どもです。観察し続けることが子どもとの信頼関係を築きます。