ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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間を考える

2009-04-08 | 育児
活動と活動の間、いわゆる間。この間の子どもの姿で、学級の質が決まる。活動が終わるとすぐに友達と話をし始める子どもがいる。こんな子どもが多いと次の活動がなかなか始まらない。切り替えが早くなるかどうかは、この間への指導が大切になる。
 間の時間が短くなることがすばらしいことなのだという感覚を身につけないとなかなか変わらない。学級の仲良しは、こんな間の時間でわかる。自分だけできればいいと考えていると注意をしたり、声かけをしたりして、早く次の活動をみんなで進めようという気持ちがある証拠だ。集団の力がある学級では、この他を意識して動く子どもの数が多い。自分だけできればよいという考え方ではなく、みんなと一緒にという意識がこの行動になっていくのだ。
 静かにならないうちは次には進めないという指導も一つの手だ。また、間の時間には、何をすればよいのかを決めさせ、空白を作らないようにする指導も一つの手だ。また、間の時間に対する意味づけも大事だ。時間を計り、無駄な時間がどれほどあるのかを調べて、子どもに話すのも一つの手だ。要は、間の扱いに着目させることで、間の扱いが変わってくる。ふり返ってみると、1日の生活の中にかなりこの間の時間はある。活動にめあてをもって生活している子や活動前にめあてを作る癖がついている子が多いとこの時間が少なくなる。また、自分に自信がない子どもが多いとこの時間が多くなる。すぐに人に頼りたがるから話をしたくなる。これらのことは、日頃の教師の指導が反映されている。場当たり的な指導をしているとこの間が増えていく。これは、子どもが教師の反応を意識しないと次に動けないからだ。逆に見通しをもって取り組んでいると、動きがイメージでき、すぐにその姿にしようと動けるので、無駄な間が少なくなる。
 間の子どもたちの姿を見ながら、自分の日頃の指導をふり返ってみたい。