ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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反省をするのはなぜ?

2008-02-13 | 育児
 活動の後に反省会をすることは,日常的に行われる。特に掃除などは,点検表などを用意して点検項目に合わせて反省をする。
 3学期のこの時期になると,マンネリ化し,形だけの反省会をしている姿をよく見かける。何故だろう。
・現状で満足している。
・新しい視点が見つからない。
・今の状況を変えるだけの願いがない。
・習慣化して,意識することが少なくなった。
 よりよいものを常に求め続けることは,かなり難しい。
初めから多くの項目を用意せず,できるようになったら新しい項目を加えるような点検表があると動きは変わる。(点検項目に次を生み出すための空欄はあるだろうか?)
 点検項目だけを点検していれば,素晴らしい活動かと言えばそうではない。よりよい活動にするには,まだまだ努力できる点があるし,よりよい活動を生みだす想像力はここにある。ただ,子どもにそれを見つけなさいというのは,少々酷な時もある。そういう時は,経験豊かな私たち教師が指南役となって,次を示す必要がある。
 視点を示し,子どもに気付かせることが子どもを育てることになる。
 掃除ならばば,もっと美しくしたい。
 勉強ならば,もっとわかりたい。できるようになりたい。
 遊びならば,もっと楽しくしたい。
 友達作りならば,もっと仲良くなりたい。もっと増やしたい。
 もの作りならば,もっといいものを作りたい。
 健康作りならば,もっと丈夫になりたい。
 体力作りならば,もっと強くなりたい。
 そのために,「何をすればいいの?」「次は何をすればいいの?」と聞く子どもは常に前を向いて歩いている。そんな子にしたい。そして,考えが及ばなければ,教師に教えを乞う子どもにしたい。
 そのためには,反省会では必ず「だから,次は○○しましょう。」と現状で満足せず,次の目標を作り出す子どもにしたい。そして,私たち教師は,子どもの「次は何をすればいいの?」の問いにきちんと答えるだけの答えを用意している教師でいたい。
 無限の可能性を秘めている子どもたちの可能性を伸ばすのは,私たち教師の仕事である。素敵な未来を作り出すきっかけは目の前の「反省会」にある。