ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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長い目で見る

2008-02-06 | 育児
久しぶりに中学生の授業の様子を参観した。1学期に参観した時と比べるとかなりの落ち着きが見られるようになり、先生方もゆとりがあり、笑顔も増えていた。
 目の前の子どもを「何とかしなくては。」と、必死で取り組んでいる時には、どうしても笑顔が少なくなるのだろう。その努力の積み上げが今日のゆとりや笑顔になって来たのかもしれない。この取り組みから、子どもを育てる時に短期と長期の両方で見ていくことが必要なのだと改めて感じることができた。
<短期>
・学級の8割の子どもに学校生活に最低必要な内容を定着させる。
 (日課、授業の流れ、学習の準備、教室の使い方、ものの管理の仕方等)
・困った時の対応の仕方
 (挙手で合図で、休み時間を使って、手紙などで)
・簡単な仲間との関わり方
 (隣同士で・・・できたら確認する、交代で話す、机を付けるなど)
<長期>
・時間のかかる残りの2割の子どもにじっくりと実態に合わせて定着を図る。
・身につけた効果の上がらない癖を直す。
 (活動の切り替え、見通しの持ち方、めあての立て方、家庭学習の仕方、自己主張の仕方、仲間との関わり方等)
・相談相手を作る。
 (話しやすい友だちや助けてくれる友だち探し)
 これを実現させるためには、カリキュラム通りに毎日を過ごすのではなく、4月当初はカリキュラムの内容よりも短期で育てる内容を重点的に指導する。つまり総時間数が100とした時、100分の1で過ごすのではなく、4月当初は、100分の0.5をカリキュラムの内容、残りの0.5を短期で育てる内容とするなど内容に軽重を付ける。慣れてこれば、100分の1.5で授業を行い、1年間で100の総時間数をやり切ると言った長い目で時間数を見ることが大事になる。年度当初の構えで一年が決まる。