ひよりの音楽自己満足

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10.12.4 Elastic Tone

2010-12-07 22:32:40 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2010.12.4 沼袋SANCTUARY
<プログレな一夜の夢Vol,6> 
 今年2010年も、NOVELAのヴォーカリスト<五十嵐“Angie”久勝さん>率いる<Elastic Tone>、元Pageantのギタリスト<中嶋一晃さん>率いる<Go To HongKong>、そしてNOVELAのキーボーティスト<永川敏郎さん>率いる<GERARD>の3バンドが一堂に会するイベント「プログレな一夜の夢vol,6」が12月4日(土曜日)に沼袋のライブハウスで行われると。昨年も素敵なライブだったので今回もとっても楽しみにしてました。ただ・・・12/4は自分は仕事なんですよね。開演予定時間が18時なので、最初に出演のバンドが観れないんです。そのうえ最後のバンドも帰りの電車の都合で最後までは観れそうになくて・・・すごく残念なんですけどまあ2バンド目は確実に全部観れるので、それで良しとするかと。

 さて当日。仕事が終わったのが18時。もう最初のバンドは絶対に観れないっす。でも急いで駅へ向かって。結局会場に着いたのは19時で<Go To HongKong>が最後の曲を演奏中でした。最初から観たかったなぁ・・・でも・・・となると次は<Elastic Tone>。とっても楽しみです。
フロアーは超満員でもう熱気で暑いくらい。セットチェンジ中は人を掻き分けて物販コーナーへたどり着き、いくつかDVDを購入。特に<GERARD>は最後まで観れそうにないのでせめてDVDを買おうかなと。その後ドリンクを受け取って次のライブがはじまるのを待ちます。ふと廻りを見渡すと見覚えのある小柄な可愛らしい女性ミュージシャンが。ALHAMBRAの純子さんです。佐々井さんの応援にいらしたのかな。周りの親しい方々と談笑されてました。他にも見覚えのあるミュージシャンの方々が多くいらしてたような

 19時20分ころ、フロアーの照明が暗くなって、そしてステージの幕が開いて。ステージは左からキーボード・ベース・ヴォーカル・ギター、そして後方高台にドラムセットが。メンバーはアンジーさんの他、ベース<国分巧さん>、ギター<Randyさん>、キーボード<森藤晶司さん>、ドラムス<Tamaryangさん>の5人編成です。アンジーさん、黒の衣装で黒の帽子を。クールにキマっていてかっくいいっす。国分さんはブラウン系のソリッドなボディの5弦ベースを。Randyさんはレッドボディのイバニーズのハンバッカーストラトモデルです。

 そして1曲目がはじまります。ヘヴィなミドルテンポのギターリフからはじまって、メロウで爽やかなフレーズが。そして変拍子の複雑リズムの明るくメロディアスなイントロがながれて。そしてヴォーカルがはいって。小林旭さんの大ヒット曲「熱き心に」のプログレハードバージョンです。伸びやかでほのぼのした感じでいいすねぇ。サビでのビブラート、たまらないっす。間奏まずはメロウなキーボードソロ。続いてはエモーショナルなギターソロが。リズム隊もいい音してますねぇ。終盤、ヴァースのあとは、4拍子でゆったりなだらかにドラマティックに聴かせてくれ、そしてキーボードがメロディアスなフレーズを。

 「どうもありがとうございます」「1年ぶりのElastic Tone」です」ってアンジーさんが挨拶を。今日のライブが今年最後のライブだそうです。「最後まで楽しんでいってください」って、大拍手!
 2曲目は「Vの悲劇」。アップテンポのパワフルなリフからはじまってノリのいいグルーヴィーなビートにのって力強いヴォーカルがはいって。軽快なギターリフとパワフルなベースライン、かっくいいっす。間奏ではエモーショナルなギターソロが。アンジーさん、今日もハイトーンシャウト、冴えてますねぇ。

 続いて3曲目はミドルテンポでメロウな哀愁ただようリフからはじまって。綺麗なピアノのリフレインとヘヴィなギターサウンドががながれ、そして哀愁たっぷりのヴォーカルがはいって。森藤さんとRandyさんのコーラスも綺麗にキマってます。とってもメロディアスな曲ですね。間奏のギターソロでは序盤は情感あふれる泣きメロを奏で、それが徐々に盛り上がってエネルギッシュに弾きまくって。終盤のサビのあとはピアノの美しいリフレインがゆったりとながれて

 「あらためましてElastic Toneです」ってアンジーさん。「無事ケンカすることなく、結成して1年経ちました」って、拍手です。今年10本くらいやったそうですね。「和気あいあいとやってます」って。ここで突然「ボクらの音ってどうでしょ?キライな人!」ってアンジーさんお客さんに。みんなビックリです。「手上げるひといないっしょ」って森藤さんがツッコみ、爆笑!
 Elastic Tone、来年序盤はライブはやらずにしばらくは曲作りに取り組むそうで。めっちゃ楽しみです。

 4曲目は「Whisper of my love」。アップテンポのキャッチーで明るく楽しいポップロック。軽快なギターリフにキーボードの透明感たっぷりの綺麗なサウンド、いいですねぇ。季節柄、クリスマスソングみたいな感も。ベースのチョッパー風のリフもかっくいいっす。サビのコーラスもキマってますね。中盤ではゆったりとダイナミックに。

 「ちょっと息切れした」ってアンジーさん。そして「普段やってることがだんだん頑張らないといけない歳になってきた」って。でも誰もフォローせずシーンと。「お世辞でも“そんなことない”って言ってほしかった」って、爆笑!「まったりといつも通りいきます」って。
 「あと1年半で“3回目の成人式”を迎えます」って。そして「アルバムを作るためにこのメンバーを集めて」「人柄重視で」って。そして“アンジーさんのバックバンド”ではなく、“バンド”として認められたいというようなことおっしゃってました。そしてGERARDファンの多い客席に「陰ながらでもいいから応援してください」って謙虚なアンジーさんです。客席からは「応援してるよ!」って声も。

 5曲目は「ブルームーン」っておっしゃったかな?アップテンポのパワフルなリフからはじまって、そしてミドルテンポでギターのメロウなリフがながれ、伸びやかなヴォーカルが。サビはゆったりと雄大にドラマティックに。そしてハイトーンロングシャウトが炸裂!中盤では変拍子のパワフルなリフからキーボードソロ、ベースのタッピング、そしてエモーショナルかつハードなギターソロが。終盤ではゆったりとのびやかに、そしてサビではドラマティックに歌い上げて、ハイトーンロングシャウトもキメて。ラストはパワフルな変拍子リフからエモーショナルなキーボードソロが。

 続いて6曲目はシンセのしっとりとした幻想的なサウンドからはじまって、そしてミドルテンポのパワフルなスネアリズムがはいってギターとベースの力強いリフがながれ、パワフルなヴォーカルがはいって。そして徐々に盛り上がっていってテンポダウンしたあと、一転アップテンポになってダイナミックになり、パワフルなオルガンリフがはいって、そして息の合ったブレイクをキメて。中盤ではミドルテンポでゆったりとしたキーボードソロが伸びやかなサウンドでほのぼのした感じで綺麗にながれて。その後ミドルテンポのパワフルな展開になってハイトーンシャウト炸裂!そしてアップテンポになってパワフルなドラムをバックにギターのアグレッシブなソロが。そこにベースが加わってステージ中央に並んでベースソロからギターとベースの白熱したソロバトルが。早弾きには早弾きで、タッピングではタッピングでと激しい掛け合いが。終盤ではヘヴィなオルガンリフからパワフルに盛り上がって、そして徐々にテンポダウンして。

 「あぶねーなー」って森藤さん。この元曲は<DOORS>の曲で、それを森藤さんがアレンジされたそうで。「ちょっとわからん曲がもっとわからん曲になった」ってアンジーさん、爆笑です。この曲は今回で3回目の演奏だそうで「だいぶ慣れてきた」って。アルバム収録候補だそうです。アルバムには「ライブバージョンをいれる」ってアンジーさん。スタジオで歌うよりもライブのほうがいい、「ライブ大好き!」って。ここでアンジーさん、物販のシェラザードのCDの宣伝、そして「ボクの素晴らしい仲間、ボクを支えてくれるミュージシャン!」ってメンバー紹介を。おのおのに大きな拍手と歓声が。「Elastic Tone、和気藹々とよくわからん曲をニヤニヤしながらやってますので、よかったらまたいらしてください。あと2曲です」って。

 7曲目は「Twilight Dream」。ミドルテンポのパワフルなヘヴィリフからはじまって、力強いベース&ヴォーカルがはいって。ゆったりとドラマティックに、そしてサビでは森藤さんがコーラスを入れて。勇気が湧いてくるようなかっくいい曲ですね。間奏ではアップテンポになってアグレッシブなギターソロが。国分さんとRandyさんがステージ前に並んでソロをキメて、そして再びタッピングバトルなどアツい掛け合いを。その後ミドルテンポになってピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルが。そして再びパワフルになってヘヴィなギターリフがはいって、そしてドラマティックな展開に。ラストはマーチングスネアのリズムでシンセサウンドがゆったりとながれて。

 オーラス8曲目はシンバルのカウントからはじまってミドルテンポのシンセのダイナミックなリフからしっとりとしたヴォーカルが。バックではパワフルなベースラインがながれ、ギターとベースがヴォーカルの後ろに並んでリフを。ダイナミックなサビではドラマティックに歌い上げて。中盤ではバンドリフとドラムフィルの掛け合いが。その後一旦ドラムがとまって綺麗なピアノリフをバックに力強いヴォーカルが。そしてダイナミックなリフと交互に。その後サビで歌い上げたあと、ギターのアームグイングインのアグレッシブなソロが。ラストはダイナミックでパワフルなリフにハイトーンシャウト炸裂で劇的にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました。Elastic Toneでした」ってアンジーさんが挨拶を。メンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか手を振りながら楽屋へ。時計を見ると20時20分。約1時間全8曲のめっちゃかっくいいライブでした。

 昨年のライブのときよりもバンドとしてまとまっていてすっごくよかったっすね。アンジーさん、ハイトーンヴィブラートも冴えて、中低音のしっとりした歌も素敵でした。MCもいい味だしてましたね。ベースの国分さん、今回はあの超テクベースもちょこっと披露してくれて嬉しかったっす。もちろんバックでも笑顔を絶やさず、そして躍動感のあるぶっといサウンドでバンドを支えてましたね。Tamaryangさんのドラム、タイトでパワフルでいい音してたし、叩きっぷりもめっちゃかっこよかったっす。森藤さんのキーボードもすっごい綺麗な音色だったし、コーラスも素敵でした。そしてRandyさんのギターもアグレッシブに弾きまくったり、泣きメロも良かったっす。Randyさんの別バンドのライブも観に行きたいっす。Elastic Toneはしばらくライブはなさそうですけど、楽しみにしてます。