イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ピーク・ディストリクトを歩く・・・5 羊を見てホワイト・ナンシーのふもとまち、ボリントンに戻る(写真多数!)・

2015年06月18日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
きのうの続きです。


ホワイト・ナンシー White Nancy の丘を降りて交通量の多い道路に出ました。

道路沿いに かわいい古い家がぽつぽつ並びます。


1870年代の地図にはすでに記録されてるという、謎の塔。


由来も建築年代も記録にないということです。

イギリスの田舎のお金持ちの気まぐれで何の用途もなく建てられた奇抜な建物、フォリー folly の一例です。
フォリーは18世紀に大流行しました。
ホワイト・ナンシーほど有名じゃありませんが、この通りの名前はその塔にあやかって、「タワー・ヒル Tower Hill 」。

滝のある農場の裏や


民家の裏の細道をぬけて、バターカップ(キンポウゲ)が花盛りの丘の下の野原に出ました。







平たい石数枚を離して立てたスタイル stile ( 家畜を通さず人だけ通れるように工夫した塀や垣根の通り口 )をいくつも縫うようにとおりぬけて、羊の放牧場にでました。




ヒツジは臆病です。

どこでも人が近づいてくると母ヒツジがすばやく子ヒツジを呼び寄せて、かばうようにつれてっちゃうんですが・・・・

ここの子ヒツジは人なれしてる!


好奇心旺盛。


うちの夫の手から草を食べる子ヒツジまでいました。
どさくさにまぎれて頭をなでることすらできました。
母ヒツジがなぜか そばにいなかったので。

このヒツジの放牧場の小道はハイキングコースであるだけではなく、住人の通り道です。
下校中の高校生や、お勤め帰りらしい人とすれ違いました。


すぐ上にはホワイト・ナンシーの丘。


7キロ弱の長い行程ですが、実際はこの丘をめぐる狭い範囲の回遊コースなんです。

2時間半かけて出発地点ボリントン Bollington の町に戻ってきました。

今回も Brian Spencer の Walk the Peak District をガイドに歩きました。


ボリントンの街なかからホワイト・ナンシーまで、街はずれの、ダレ牛のいる丘陵地を上がってたったの10分です。
眺望を楽しんで、ホワイトナンシーの前で記念撮影、また同じところを下りてくる超短コースでも十分楽しめますよ。

残念ながらマンチェスター、ストックポートから直通のボリントン行きバス、電車はありません。
すぐそばの大きな街、マッケレスフィールド Macclesfield からはバスが出ています。

マンチェスター、ストックポートからマッケレスフィールドにいくバス、電車はかなりの頻度ではしっています。



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コメント (12)
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