知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

大学生の実習について

2024年02月17日 | Weblog
今、事業所にの大学の実習生が来ています。

有名な大学の、福祉関係の学部・学科のようで、昨年あたりから受け入れているようです。


私も、以前の入所施設では、20年以上前から福祉系の短大・大学・専門学校の実習を受け入れており、
その担当をずっとやっていました。
年間、約10名程度の実習生が来て、入所施設なので宿泊実習になり、実習簿やオリエンテーションも随分やりました。

その当時は、施設の印象がよかったのか?その多くの実習生が(約半分)そのまま、卒業後に採用試験を受けに来てました。


現在、実習されている方は、1年生で、8日間(7日間っだたかな?)の実習が必須のようで、
なかなか大変そうです。

また、実習簿も見せていただきましたが、一般的には、形式が決まっていて、その日の取り組んだ内容、感想、そして現場の職員や担当者の意見を書く項目がありました
ところが、この大学では、それが全くなく、各学生が自由に書けるそうです。
逆に言えば、ほとんど書かなくてもいいし、1日に何枚も書いてもいいし・・・状態ですね。

そして、肝心の担当者の意見・評価を書く部分が用意されてないことです。


大学側が、どういった実習を望んでいるのかは、分かりません。


特に、今回は施設長が嬉しそうに女子学生の相手をしているので、私が対応する部分は少ないです。

また、施設長は何を勘違いしているのか?
経験させることに、例えば本来は事業所の仕事や利用者対応を中心に行うのが普通ですが、
施設長の仕事や、サビ管の仕事の実態や、何か管理職を目指す感覚の実習をさせています。
まだ1年生の実習なのに・・・

初日から、多くの事を教えていたので、緊張感や慣れない事業所の雰囲気もあり、
居眠りも見られました(これは、やる気がないのではなく、緊張感や知識が多すぎて、脳がパニック状態で、居眠り状態に入った感覚ですね)。
そういうことも、この施設長は理解出来ないので、困ったものです。

若い女性が嬉しいのか、いつも以上に嬉しそうな表情で接しています。

事業所の業務的に、営業関係や他の業務関係のZOOMに参加させたり(意味がない)、
何か勘違いしてますね。


私もこの施設長の10倍以上の実習生を対応してきたので、余計に今回の対応は疑問だらけです。

今は大学生の実習は、1年生で数日間、また3年生で再び3倍ほどの実習期間があるそうです。

大変ですね。

大学は、最初から管理職を目指すための実習を期待されているんでしょうかね?
大きな疑問です。

まあ、私の気にする部分ではないんで、知りませんが・・・。


この実習生さんは、非常に前向きで、評価は非常にいいですね。
初日から、自分で利用者さんに接しに行ってましたし、聴覚障害の方にも自分から手話を教わったり・・・

だからこそ、変な知識をつけてほしくないですね。

将来的に、こういう業界で仕事をしてほしい、と考えるなら、面白さを感じてほしいですね。


でも・・・。

コメント
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