知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

今月は実習生さんがいっぱい・・・

2011年10月22日 | Weblog
今月10月は、初めの週から実習生の方が来られて、2週間の宿泊実習をされてます。現在、2組目の実習中で、今月はずっとおられる感覚ですね。


実習生さんは、基本的に福祉系の専門学校や大学の教職免許取得のために来られることが多いですが、今回は前者の福祉系ということで、結構専門的な知識も持たれていたりして、質問や実習記録を見ていると、観察の視点の違いを感じます。


その意味でも、こちら側の支援員も中途半端な支援の場面を見られないよう、気合を入れなおさなければ・・・



もちろん、利用者の方も喜んでおられます。


特に実習生が19、20歳の若い女性であるため、男性の利用者が非常に意識をされ、食事のときなど、自分の横に座るように呼びかけたり、迎えにいったり・・・と、意欲的ですね。


また、女性の利用者の方も、普段の見慣れた職員にはない新鮮な雰囲気を感じられているようです。



一緒にゲームをしたり、一緒に運動をしたり・・・、なかなか普段支援員では時間がなくて出来ない取り組みも、一緒に行っておられて、ある意味助かっています。


たった2週間ですが、その短い期間にいい思い出を作ってもらえれば?と思います(まあ、いい体験が出来れば・・と言い直したほうがいいかな)。



私も、仕事上実習生の実習簿のコメントを書くことが多いのですが、特に今回は熱心さを感じています。



利用者さんの行動や言動をよく観察されていて、細かく記録されています。特に常時メモ帳を携帯されて、特記事項があれば書いたり・・と意欲的ですね。(評価が高いです)



順番に各部屋の朝礼や、作業班に参加され、それぞれで職員の評価があるのですが、今回は総じて評価が高いようです。




とかく、短期間のためにどうしても、会話の出来る利用者さんや、しっかり対応出来る利用者さんに接触する実習生さんが多いのですが(それもしかたないかも)、自分の体験(実習)を中身のあるものにするには、出来るだけ重度の方に接していただきたいと思います。

もちろん、接する方法やその方の特徴等は、職員から聞いた上のことですが、接し方が難しいほど、自分自身にとっては感動もあり、強い印象に残る実習になるのでは・・・と思いますが、どうでしょう。



最近は、実習後のその数年後(卒業後)にうちの施設に就職・・というパターンも少なくなりました。(まあ、新規採用もほとんどありませんが・・) こういった業界?に入ってくるのは、よほどの就職難でない限り少ないと思います。


そう思うと、意欲をもってきていただくことは、うちの施設に限らず、こうした福祉の現場に就職して働きたい・・・という意欲につながり、福祉の業界にも明るい兆しが見えるかも・・・と楽観視しています。



やってみると、結構面白い・・・と言う新人さんも多いです。


期待大ですね。
コメント (2)
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