渡阪者の方の為の大阪講座 その６「道を尋ねたところ『ダァーと行ってバァー』と案内されたら」

大阪人に道を尋ねられたのに、無視して通り過ぎる、
という事はまず致しません。
ほぼ間違いなく、親切に教えてくれます。

しかし、「親切」と「丁寧」は同義語ではない！
という事を肝に銘じて下さい。

「この道をまっすぐダァーっと行って
　ドンつきをバァーといった所らへん」

総じてこんな程度の案内です。
決して、何ｍくらい「ダァーっ」と進めば良いか
の説明はありません。
そしてドンつき（つきあたり）を右折するのか？左折するのか？
は口に出しては言いません。
案内人の指先を注視して下さい。
勿論、何ｍくらい「バァーっ」と行った場所が目的地か
の説明もありません。

では、どうすれば良いのか？
ご自分で「ダァーっとてこの位かな～」と思う距離を進み
たぶん、指差していた方向に曲がり
再び「バァーっとてこの位かな～」と思った箇所で
周辺を歩いている人に、目的地かどうか訊いてみて下さい。
見事付近まで到着出来ていれば
「ここやで」と指差してくれるでしょう。

残念ながら、未だ至近距離まで達していなければ
再び、
「この道をまっすぐダァーっと行って・・・


地図を持って行って下さい、最初から。