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意味がわかると怖い話3054 「魔の13階段」

2020年06月29日 13時22分48秒 | 意味がわかると怖いコピペ
僕は今深夜の学校にいる。

何故こんな場所にいるのかというと、仲間内の勝負で負けた罰ゲームとして
校内で噂になっている「魔の13階段」を一人で検証するハメになってしまった。

噂の内容は

”屋上に上がる階段は普段は12段だが、0時ちょうどに1段目を上ると階段が13段になり、
13段目を上ってしまった人は悪霊に呪われてしまう”

というもの。

正直僕はかなりの怖がりなので、こんなことはやりたくないが
ビデオ通話で友人達が監視されている状況なので、逃げ出すこともできない。
そうこうしているうちに時刻は23:57を回っていた。

「もうすぐ時間だぞw」 「あれ?ビビってる?w」
電話の奥で友人達の楽しそうな声が聞こえてきた。人の気も知らないで呑気な奴らだ。

あと30秒前。ここまで来たら覚悟を決めるしかない。
恐る恐る右足を1段目に乗せてみる。

午前0時。今のところ特に異変は無い。
あとは階段の数を数えていけばミッションコンプリートだ。

「2・・・3・・・4・・・。」 
上を見ないように一段ずつ数えながら登っていく。

「5・・・6・・・な」
その時、首筋に冷たい風が流れてきた。まるで背後に何かいるような気配を感じたが、
恐怖で後ろを振り向く事もできなかった。

ビデオ通話中の友人達に助けを求めようと声をかけたが、「電波状況が不安定」と表示されており、
声をかけても一向に返事は帰ってこない。

覚悟を決めてそのまま進むことにした。もちろん背後を確認するつもりは全く無い。

「7・・・8・・・9・・・。」

「10・・・11・・・12!!」
恐怖をかき消すように僕は最後の一段を右足で強く踏み込んだ。
良かった。謎の達成感がこみ上げてくる。

「やっぱり噂だけじゃん!何も起きないし!」
スマホの画面に意気揚々と声をかけたが、友人達の表情は曇っていた。

「お前・・・・後ろ・・・」
絞り出すような友人の声に反応し、恐る恐る振り返ると

・・・そこには懐中電灯を持った知らないおじさんが立っていた。






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