留魂録

身はたとひ
　　　　武蔵の野辺に朽ぬとも
　　　　　　　　　　　　留置まし大和魂

この句で始まる、吉田松蔭の最後の一文
「留魂録」を読んでいました。
３０歳、志半ばでその生涯を終えようとしていた松蔭は
「一つも事を成せずに死ぬことは、穀物が未だに穂も出せず、
　実もつけず枯れていくのにも似ており、惜しむべきことかもしれない」
と嘆きながらも
「私の三十歳の人生の中にも、四季は備わり、
　また穂を出し、実りを迎えた、
　それが中身の詰まっていない籾なのか、成熟した粟なのか、
　私には分からない」
との心境に至ります。

私はまだ、何も成し遂げていません、
それどころか
「その存在価値さえ無い人間」です。
それでも、私にはまだ幾分の時間が残されています。
まだまだこれから、穂を出し、実りを迎えるチャンスが与えられています。
こんな所で、立ち止まっていては、
自らの死、しかも斬首される事実でさえも
きっとこの国を変える力になると
最後の瞬間まで、常に前を向いていた松蔭先生に笑われます。

もう一度、顔を挙げて歩き始める事とします。
私の存在が、多くの人を傷つけてしまう事は残念ながら事実です。
でもその事実を背負って、
それでも明日に向かって歩いて行く事とします。

このブログは閉鎖するつもりでした、
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本当にすいませんでした、
そして有難うございます。
皆さんのお言葉が
大きな勇気となりました。
今日からブログ、再スタートです。