知人のトルコ人のレストラン・バーに無神経な女性グループが来ていた。彼女らの会話によると、先ずトルコの位置がわからない。しかも彼女たちの知り合いが「『イラク』に行っている」と騒いでいた、が、しばらくすると「死海にいる」と言い始めた。知人のトルコ人も目を白黒させて対応していた。死海があるのはイスラエルである。ましてこの中東ではイスラエルとアラブ諸国とは戦争を繰り返している。敵味方を間違えて笑いながら会話する彼女たちに呆れた。
この店が中東にあれば殺されても文句が言えない状況だ。しかしここは日本でありこの女性たちは「単なる無知でバカな女たち」で笑われて済む。平和ボケ日本を見せ付けられたような状況だった。
外国人が経営する店をわざわざ探してくるのにその国の位置がわからない。国際情勢が解らないため、現地では殺されても仕方がないようなことを無邪気に発言する。失礼も此処までいけば大したものだ。
そしてカウンターで化粧を直す。外国ではありえない。トイレをリセット・ルームと呼ぶのは化粧を直す部屋のためだ。電車やバス、店のカウンターなどで化粧を直すのは安い売春婦しかいないのが、欧米の常識である。
この基本的な時事問題さえ知らないとは如何なる教育を受けてきたのか?親は何を教育してきたのだろうか?学校では授業を真面目に受けていたとは思えない。
帰っている時学習塾から帰る子供たちとすれ違った。21時を過ぎていた。この子供たちは件の女性たちのような無知な大人にはならないであろう。そうあって欲しいものだ。