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社会科学上の不満

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NPB統一球問題

2013-06-16 00:02:10 | 社会常識と教育

 プロ野球で統一球が何時の間にか仕様変更になっていたことが判明した。NPBの釈明会見も釈然としない。片やワールド・カップ出場を決めたサッカー協会とついつい比較してしまう。NPBのコミッショナーの加藤良三氏の講演を聴いたことがある。駐米大使だった氏の発言に驚いたものだ。「日米外交の戦略目標は戦略なき戦略である、戦略がなぜ必要なのか?」と発言された。この様な輩が憲法で規定される親任官(天皇が任命する役職、大臣、最高裁判事等)である。憲法改正の必要性は9条以外にこの大使の条項も対象にするべきである。故に監督責任も無視し部下にトカゲの尻尾切りを行う。サッカーとの差が益々広がる。 

 来年はワールド・カップ・イヤーである。WBCに米国の大リーガーは参加しない。が、サッカーのワールド・カップはその国のトップ選手が競って参加する。そしてサッカーはその地域のチームである。スポンサーはいてもサポーターの位置づけは高い。

 プロ野球は読売新聞社を中心とした企業のチームである。読売新聞の意向が強すぎる。読売新聞社がサッカー協会と相容れず、スポンサーを降りた事実を忘れてはならない。ベルディーは日テレがスポンサーとして残っている。読売新聞の独善をサッカー協会は認めなかったのだ。

 今回の統一球の仕様変更も、統一球にしたことでホームランが出難くなり、観客離れが進むプロ野球の凋落を食い止めたがったゆえのことと考えられる。しかし仕様変更の事実をメーカーまで口止めするとは見下げ果てたものだ。当然投手の成績(防御率)は落ちる。契約更改時の口添えをNPBとして行うのが筋である。スポンサーも大迷惑である。

 これでも責任を取ろうとしない加藤コミショナーに外務官僚の無責任さを改めて思い知らされた(真珠湾の宣戦布告が遅れた責任を逃げた外務官僚の無責任さと非常に良く似ている)。

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