躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

ブロッコリーとトマト&きゅうり

2008-10-21 20:54:56 | Weblog
気功教室から帰ったら、縁側に大きなブロッコリーが三個も置いてあった。

「ホームズ君、犯人を推理してくれたまえ」
「これは簡単な事件だよ、ワトソン君。これを見たまえ、昨日通路に入れたばかりの土の上に自転車のタイヤの跡があるではないか。僕は帰って来た時からこれが気になっていたのだよ。ずばり犯人は近所の農家のご主人さ。彼はいつも縁側まで自転車でくるからね」
「さすがホームズ君。しかし、縁側に野菜を置いて行ってくれるのはいつものことだから、君に推理をたのむこともなかったのだがね」
なんちゃって。

ということで、まだポツポツと赤くなっているミニトマトを小さなビニール袋に入れて、その農家へお礼を言いに行きました。
大家族なので少しばかりの(それでもスーパーの2パック分くらいはあった)ミニトマトは恥ずかしいのだけど、お歳を召したおじいちゃんの好物なので喜んでくれた。

トマトは時期はずれなようだけど、去年のこぼれ種が自然の温度で発芽して勝手育ったトマトなのです。
青い実がまだたくさんついているけど、さすがにもうそろそろ熟れなくなるだろう。
(多分)今年最後のきゅうりも一本ありました。





リッチな気分

2008-10-20 21:40:08 | Weblog
知り合いの養鶏場へ鶏糞をいただきに行った。
鶏小屋はご夫婦で作られた昔ながらの木造。
屋根と柱は木で、あとは金網。
床はなくて鶏は土の上にいる。
というより、たくさん積もった糞の上。
何棟もある鶏小屋にはオスもいて、有精卵が採れる。
つまり、メスが温めればひよこが誕生する卵ってこと。
これって普通のような気がするのだけど、
今、市場の多くの卵は無精卵なのです。

そんなことよりも、なぜわざわざここの鶏糞かというと、
抗生物質入り飼料を食べさせていないからです。
それから、牡蠣の殻を砕いた飼料をたくさん与えているのも嬉しい。
安全健康卵を産む鶏の糞は、やっぱり安全健康肥料になるってことで、
本当に有難い。
でも、これも普通の鶏糞のはずなのだけど普通がなかなかないのです。

積もった糞の厚みは少なくとも20センチ以上はあった。
堆肥化してあまり匂わない。
大きなスコップ掘って、どっさりいただいた。
とてもリッチな気分で

物々交換

2008-10-19 19:59:05 | Weblog
鳥に先を越されました。
(写真:とうちゃん)

蝉の声はもちろん、夜の虫の音もほとんど終った。
代わりに鳥の声が増えてきた。
今まで聞いたことのない鳴き声の鳥もきている。
これからは鳥達が楽しませてくれるだろう。

ホームセンターで気功教室のご夫婦とばったり出会った。
立ち話の中で、竹垣をつくる竹を探していらっしゃるというので、
うちの側の竹薮の中に良いのがあるからとお連れした。
木も竹も冬に切ったものが腐りにくくて良いらしい。
気に入られたらしく、そのうち竹を切りに来られる時に、
薪にできる杏の木の丸太を持って来てくださるそうな。
こういう物々交換は気持まで豊かになる。

明日は鶏糞をいただきに、知り合いの養鶏場まで。
お礼はチューリップの球根です。


この指止まれ

2008-10-18 18:24:41 | Weblog
とうちゃんはトンボたちにとても好かれている。
外に出ると頭や肩にトンボがよく止まる。
実はトンボは案外人に止まる。
この指止まれと高く上げて待っているとよく止まりにくる。
それでも私よりとうちゃんに止まるのはなぜ?
先日、庭に出たとうちゃんの顔をめがけるようにトンボが飛んで来て、
「もう少しで正面衝突するところだったよ」

写真は、ひなたぼっこのとうちゃんの足の指に止まったところ。
珍しく私が撮影です。(笑)
足が全部は恥ずかしいとか言って、かなりカットされ小さくなりました。
ん~、も~、折角の激写だったのに、
これじゃあ尻(羽)切れトンボじゃないの~。(笑)


ドラマ 3 (カマキリの交尾)

2008-10-17 20:43:40 | Weblog
雌が気に入った場所で交尾が始った。
交尾中も、もう充分というところで雌が後ろ足で追い払う仕草をすると、
雄はビクッとしてすぐに止める。
しばらくして、また交尾。
完全に雌が主導権を握っている様子。

さて、交尾が終ってどうなるのか。
またもとの位置でおんぶ状態になった。(ドラマ1の写真と同じ)
雄は雌の背中にしがみついたまま微動だにしない。
雌は雄をおんぶしたまま壁をはっていって、横や縦に極端な方向転換を続けた。
どうも雄を背中から落そうとしているようだった。
雄はしっかり背中にしがみついたまま。
落とされると捕まえられて食べられる?

そのうち、雌は諦めたのかじっとしてしまった。
雄は相変わらず背中でフリーズ。
10分くらいだろうか、おんぶカマキリ状態でそのままだった。
と、突然、雄が雌の背中からさっと降りた。
雌には死角の位置。
そして、ひと飛びして(カマキリは羽で飛ぶ)50センチくらの場所でやはり雌の死角になるところ、網戸に移動して、フリーズ。
雌はじっとしたままいたが、しばらくすると壁を移動し始めた。
そのうち雄も別の窓まで飛んで行った。

なんだ、必ず食べられてしまうってわけではないのだ。
がっかりするのは何故?(笑)
とうちゃんは、生きたまま食べられるのは見たくないと部屋に引っ込んでいた。(笑)

日光浴も兼ねて、見始めてから2時間近くたっていたと思う。
お昼ご飯をウッドデッキで食べていると、テーブルに雌がやってきた。
その歩き方を見ていると、取り逃がした雄を探しているいるような気がした。
「うちの亭主はどこ~?交尾だけじゃすまさないよ。餌にしなきゃ、餌はどこ~?」
(ほんとかな?)
あ~、こわ!
う~ん、それにしても、お互いに相手の顔は一度も見ていないみたい。
食べられなかった亭主は、(顔を見られていないことだし(笑))
また他の雌を探すのだろうか。
果たして、カマキリの雌は交尾を終った雄を食べるというのは本当にあるのだろうか。

ウッドデッキでも毎日のようにドラマが繰り広げられています。

ドラマ 1 (おんぶカマキリ)

2008-10-17 20:23:23 | Weblog
(写真:とうちゃん)

ミノムシみのちゃんはベンチに殻をべったりと糸でくっつけたみたいで、
冬眠してしまったのか、顔を見せない。

ウッドデッキのみのちゃんの様子を見て、部屋に入ろうとしたら、
外壁に、大きなカマキリがちっこいカマキリをおんぶしているのを発見。
やった~!交尾が始るのだ。
おんぶされている小さい方が雄。
交尾も興味があったけど、それよりもカマキリは交尾が終った後、
雌が雄を食べてしまうというではないか、それを確かめたかった。
交尾に適当な場所がみつかるまで、雌は雄を背中にを乗せて移動した。

つづく

カエルと一緒に

2008-10-16 20:38:37 | Weblog
昨夜、お風呂から上がってパジャマになり、さて寝ようと台所の電気を消したところで、
パジャマの上着から何かがポットと落ちた。
ヒャッ!である。
薄暗がりでよく見ると足元に緑のアマガエルだ。
そうそう、うちでは夜に部屋の中をアマガエルがピョンピョンはよくあるのだけど、
なんでパジャマからなんだよ~。も~。

私は今でもイマイチカエルが苦手。
(アマガエルだからイマイチで、それより大きいのは苦手そのもの)
何が苦手かというと、白いぷっくらしたお腹とか吸盤のついた足、折りたたみ式?と思えるような細い長い脚とか・・・
よく考えてみると形とか色とかよりも、のんびり屋のケロスケ達がアクシデントにあって潰れたり死んで干からびたりしているのをよく目にするせいかもしれない。
ぷっくらのお腹や、伸ばすと長すぎる細い脚はちょっとしたことで壊れそうではないか。

今日はスーパーの駐車場から出て車を運転していると、フロントガラスにアマガエルがへばりついていた。
つまり、私の苦手なお腹も吸盤つきの足も折りたたみの脚も、体の裏側からガラス越しに丸見えだ。
またヒャッ!である。

家から一緒にドライブしてたってわけか。
なんでなくとも安全運転の下手な私。(笑)
見ないようにと真っ直ぐ前に視線をやっているのに、わざわざ目の前まで這いあがってきた。
風圧で飛ばされないかと心配までしなくてはならないし、
以前ワイパーにくっついるのを知らず、ワイパーを動かして巻き込んで潰してしまった残酷な記憶がよみがえったりとかで、この上なく注意力散漫状態だった。
結局は車の屋根まで登って行ってくれたので、ふたり(?)とも無事におうちに帰り着いて、
めでたしめでたし。ほっ!
安全運転のためには、カエルが同乗していないか走る前に点検が必要です。
(時にはカマキリやバッタのこともあるけど)




落花生

2008-10-15 20:54:34 | Weblog
ヨウシュヤマゴボウ
(写真:とうちゃん)

久々にむちゃ腹立たしい。
それからぷち落ち込み~。

芽が出るのが遅かったので、収穫をゆっくり構えていた落花生。
そろそろかなと引き抜いてみたら・・・
食べられてました。
ネズミの奴等(複数だと思う)
きーーーーーくやしい!!
成熟した実は全部ない。
残っているのは未熟なものだけ。
その仕業はお見事と言いたいくらいだ。
未熟なのは殻が厚くて豆の部分がほとんどない。
つまり、食べられない=収穫ゼロってこと。

そもそも有機無農薬の畑にはミミズがたくさんいる。
それを食べにモグラがトンネルを掘る。
化学肥料だと土も硬いだろうけど、こちらはふかふかなのでさぞかし堀リ易いことだろう。
この畑はトンネルだらけだった。
そして、そのトンネルを使ってネズミが土の中の落花生やお芋を食べに来るのだそうだ。
その上、有機の畑で採れた作物でも、土の中のものは特に美味しいと思う。
ネズミたちにも(こそ!)それはわかるはず。
だから余計に狙われる宿命にあるってわけだ。

未熟な実(殻に入った豆)はまだたくさん付いていたので、そのままにしておけば成熟するだろう。
だけど、土の中の落花生の様子は私には見えない。
成熟した順にまたネズミが食べるのだ。
冬に向けて、毎日家族揃ってお食事に来ているのだろう。
ネズミの健康家族を増やすことに貢献したくはないし、
何より腹が立つので、未熟でも全部掘ってしまった。
ざま~みろだ。
もうご馳走はないよ~だ。
(本当はちょっと胸が痛い)

思えば2、3年前にも同じ場所で同じ目にあっていた。
バカなわたし。
対策をたてるべきだった。
(でもなあ、大地のものが誰かのものと決められるのも変な話。
人間の勝手・・・いかんいかんこんな弱気は。種蒔きをして育てたのはこの私)
それにしても、ネズミを見逃しておくなんて蛇達は怠慢じゃ~。
と、八つ当たり。(笑)

でもね、実は他の畑にも少しだけ播いておいたのだ。
そこではしっかり中身(豆)が充実した落花生がそこそこ残っていたので、
まあ、いいかってとこなので、ネズミの身にもなってみることが出来たってわけ。
トンネル走り回ってパンパンに成熟した落花生を探し、
毎日もぐもぐ食べてまわるなんて、楽しだろうね。
私も一度やってみたいと思ったのでした。(笑)

ただいま

2008-10-14 22:31:42 | Weblog
単線の無人駅の多い2両ジーゼル・ワンマンカーから、複線の各停、快速、特急、新幹線のぞみまで、海を渡る電車にも乗った乗った。
吉永小百合ってわけじゃないけど、全部JR。
片道8時間往復16時間、二泊三日のひとり旅でした。
あ、電車に乗るのが趣味ではなく、実家に法事に行ったのでした。

大阪からのぞみに乗ってきた小奇麗な年配のおばさん。
自由席の通路を歩いて人探しをしている様子。
そのうち、満席車両の真中の席で携帯電話を始めた。
「もしもし○○さん?○○さんでしょ、違うの?」
その堂々の大声は何?
「あら、換わらなくてもいいのに・・・」
独り言まで車両中に響く。
「あ、○○さん!」
やっと出たか。ほっ!(笑)
「あのね、私1本先の新幹線に乗ったみたいなのよ。同じ「ひかり」だから間違えたのよね」
え!?「のぞみ」にのっているはず・・・て、なんでこっちが慌てているんだろ?
「あら!これ「のぞみ」なんだって!!」
注意どころか、側の人は親切にも「のぞみ」を教えて上げたらしい。
携帯の相手に「どうしたらいいかしら?」
普通は次の駅で降りて後の「ひかり」に乗り換えるんじゃないの~
なんで、私が答えまで考えているんだろう。
聞くのを止めた。(笑)

実家の最寄駅まで乗ったジーゼル車では、
懐かしい高校の制服を着た母校の可愛い後輩と同席になった。
(いないけど)孫の年に近い後輩なのに、今だに健在な制服。
話していると、小学校時代の同級生の2軒隣のうちの子だとわかった。
同級生の様子を聞くと、「すごく走るのが速くて、去年は県だか全国だかの大会で優勝なさったのですよ」
小学校の時からリレーの選手をしていたっけ。
今だに走りつづけているのだ、彼は。

法事をすませ、
昨日も8時間電車にのって、プチ田舎の最寄駅へ帰って来た。
この駅では、交替で駅員さんはひとり。
今回の長距離往復切符はこの駅で買った。
この道何十年で、退職後この駅で働かれている駅員さんだけど、
切符の目的地は初めて知る駅名ようで、
地図を見て駅を探し、緊張したのか何度も確認しながら発券してくれたのだった。
その同じ駅員さんが昨日も勤務されていて、
改札を出るとき、「復路」の切符を渡すと、
「あ、ご無事で帰られましたか、お帰りなさい!」
「ありがとうございます。ただいま~!」