躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

ただいま

2008-10-14 22:31:42 | Weblog
単線の無人駅の多い2両ジーゼル・ワンマンカーから、複線の各停、快速、特急、新幹線のぞみまで、海を渡る電車にも乗った乗った。
吉永小百合ってわけじゃないけど、全部JR。
片道8時間往復16時間、二泊三日のひとり旅でした。
あ、電車に乗るのが趣味ではなく、実家に法事に行ったのでした。

大阪からのぞみに乗ってきた小奇麗な年配のおばさん。
自由席の通路を歩いて人探しをしている様子。
そのうち、満席車両の真中の席で携帯電話を始めた。
「もしもし○○さん?○○さんでしょ、違うの?」
その堂々の大声は何?
「あら、換わらなくてもいいのに・・・」
独り言まで車両中に響く。
「あ、○○さん!」
やっと出たか。ほっ!(笑)
「あのね、私1本先の新幹線に乗ったみたいなのよ。同じ「ひかり」だから間違えたのよね」
え!?「のぞみ」にのっているはず・・・て、なんでこっちが慌てているんだろ?
「あら!これ「のぞみ」なんだって!!」
注意どころか、側の人は親切にも「のぞみ」を教えて上げたらしい。
携帯の相手に「どうしたらいいかしら?」
普通は次の駅で降りて後の「ひかり」に乗り換えるんじゃないの~
なんで、私が答えまで考えているんだろう。
聞くのを止めた。(笑)

実家の最寄駅まで乗ったジーゼル車では、
懐かしい高校の制服を着た母校の可愛い後輩と同席になった。
(いないけど)孫の年に近い後輩なのに、今だに健在な制服。
話していると、小学校時代の同級生の2軒隣のうちの子だとわかった。
同級生の様子を聞くと、「すごく走るのが速くて、去年は県だか全国だかの大会で優勝なさったのですよ」
小学校の時からリレーの選手をしていたっけ。
今だに走りつづけているのだ、彼は。

法事をすませ、
昨日も8時間電車にのって、プチ田舎の最寄駅へ帰って来た。
この駅では、交替で駅員さんはひとり。
今回の長距離往復切符はこの駅で買った。
この道何十年で、退職後この駅で働かれている駅員さんだけど、
切符の目的地は初めて知る駅名ようで、
地図を見て駅を探し、緊張したのか何度も確認しながら発券してくれたのだった。
その同じ駅員さんが昨日も勤務されていて、
改札を出るとき、「復路」の切符を渡すと、
「あ、ご無事で帰られましたか、お帰りなさい!」
「ありがとうございます。ただいま~!」