躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

清らかな

2007-04-14 21:04:04 | Weblog
シャガ
(写真:とうちゃん)

玄関先の山吹の花が満開。
シャガの花も庭に広がって咲いている。
花にら、野スミレ、すずらん(?)、チューリップ、まだまだ椿。
それから、雑草たちの可愛い花々。
そうそう、梨の大木(家よりはるかに高い)の白い花も空に満開。
この冬は暖かかったので、軒下のセージは枯れないで、
そのままもう花をつけているよ。
シダ類のコゴミが黄緑色の若葉を広げて地面を覆う。
フキも、芹も瑞々しい。
カエデの緑、楠のまだ柔らかな緑、ケヤキの薄緑。
今年も庭中に清らかな生命の匂いが満ちている。

カブト虫の幼虫

2007-04-13 21:43:10 | Weblog
「花にら」
(写真:とうちゃん)

雌の雉が家の側の私の畑に来ていた。
この間は、我が家の庭まで来ていたのをとうちゃんが見た。
何か美味しいものがあるのかしら。
ミミズかしら・・・
そういえば、カブト虫の幼虫。
あれは美味しそうだ。
と言っても、私が鳥ならばであって、
人間としての私は見るのも気持悪がっている。
男性の親指大の白い大きな芋虫なんだもの。
グロテスクだよ。

一年あまり前に、伐採した木を運び込んでチップにしている業者さんから、
貰ってきたチップを積み上げて堆肥作りをした。
そろそろ出来たかなと使おうとして、スコップですくうと、
カブト虫の幼虫がゴロン、ゴロン、ゴロンと出てきた。
畑で鍬を使っている時も、たまに土の中から出てきてはいたけど、
こう次々出てくるのでは堪らない。
何十匹といそうだ。

気持が悪いのもあるけど、困るんだよね。
スコップで傷つけると死んでしまうだろう。
土から出ていると、冬場は凍死するだろと思うし、
暖かくても鳥に見つけられると食べられる。
そうかといって、地面に穴を掘って埋めておくと、
モグラに食べられるのではないか・・・・
などと考えていたら、堆肥が使えなくなってしまった。

そのままになっていたけど、
そんなことも言ってられないと、先日思い切って堆肥を見てみると
発酵が進んで、チップは堆肥を通り越して土になっていた!
あちゃあ!何やってんだろうね私。

で、この雉さんに食べて貰ってもいいかなあとつい思ってしまったよ。
でも、ここまで気を使ったのだから、
成虫になるのを見届けなきゃね。
5月頃らしいからもう少し。




なんと

2007-04-12 20:05:36 | Weblog
庭の椿
(写真:とうちゃん)

今晩の夕飯は、なななななんと、とうちゃんの作ったレンコン寿司。
私がいるのに料理をするって、何回目だろう。
多分、片手の指で足りる?
しかも自発的に。
今日は何かの記念日でもないし・・・熱もなさそうだし・・・
浮気してるようでもないし・・・地震でもなきゃいいけど。(笑)

とうちゃんは、美味しそうなメニューをあちこちから捜して、
きちんとレシピどおりに作る。
私のいい加減自己流大胆料理とは正反対だ。
今日のレンコン寿司は、私が札幌に行っている間に作ったもののひとつ。
なので、手際良く・・・きゅうりの薄切りやレンコンの銀杏切りは私に頼んで(笑)・・・作った。
何もしないで(少ししたけど)食べられるというのは、主婦にとってはそれだけでご馳走よね。
美味しかった。
今度はいつだろうなあ。
主夫がいらっしゃる友人が羨ましいよ。

あの~、できれば後片付けも・・・言えないわ。

雨音

2007-04-11 22:03:04 | Weblog
春の散歩
(写真:とうちゃん)

午前中は、枝豆用の大豆を播いたのだけど、
烏(カラス)はこのところ見かけない。
あんなにたくさん鳴いていて、
畑仕事をしていると必ず誰か(烏)が様子を見に来ていたのに・・・・
お陰で、こっそり種蒔きが出来た。
でも、釣り糸でも張らないと安心できない。
烏は釣り糸が恐いのです。
絡みつくと命取りだものね。

昼食の準備に電子レンジのスイッチを押そうとしてびっくり!
バッタが止まっているの。
捕まえてしっかり顔を見た。
僕ちゃん、早くない?

午後は例の神社に薪用の木を取りに行った。
こんなに暖かくなって?と思われるかもしれないけど、
来年、再来年用なのです。
去年の初夏に伐採した木は、まだまだ乾いてない。
1~3年乾かさないと薪にならない。
庭のあちこちに薪用に積み上げられ乾かされている木が並んでいる。
これが増えるとリッチな気分なのです。
特に今日は薪用には最高のコナラをゲット。
しかし、疲れた~。
木を運ぶのは大変な労力です。

少し冷えてきたので、薪ストーブを焚きながら、
春の雨音を聞いている。



札幌に行ってきました。

2007-04-10 22:34:25 | Weblog
「桜の木下で」
(写真:とうちゃん)
写真をクリックすると拡大します。


娘の急な転勤のための突然の引越しで、また、札幌へ行ってきました。
朝の電話で聞いて、その日のうちに行ったのでした。
近い北海道。

北海道の人は優しいし、食べるものは美味しいしで、娘はもう少し居たかったらしい。
荷物の準備の合間に、思い切って娘のオススメのスープカレーなるものを食べに行った。
実は一年前にインドに行ってから、「カレーはしばらくお休みしたい」というのがずーと続いているのです。
それでも、はじめてのスープカレーはなかなか美味しかったですよ。
もっとも、行列が出来る店に行ったので、帰りに空港で買ったのはそれ程でもなかったけど。
スープカレーの店が札幌にはたくさんあって、味を競い合ってるようです。
なんで北海道でカレーが流行るのだろうか?

私とは違っておしゃれなので、娘の荷物は、それはそれはたくさんの衣装と靴、バッグ。
おまけに、捨てられない人らしくて(もう10年余り別に暮らしているから知らなかった)、出てくる出てくる。
でもね、このほとんどを、自立して自分で稼いで買ったのかと思うと、胸がジーンとした。
おまけに、私と母(彼女の祖母)が旅行に行く時のお小遣いにしてと、大金(?)を貰って、‘うるうる‘でした。
私も母親だったのだね。(笑)
娘はやっと関東圏に帰って来ました。

札幌でも面白いトイレを発見。
女性用のマークが入り口にあるトイレのドアを開けると、
「女性用トイレです。」と、テープの声が。
かえって一瞬間違えたのかと思ったよ。
それとも、私って男だったけ?みたいな・・・(笑)



ゲコ

2007-04-06 21:04:40 | Weblog
昨日、山の公園から見た溜め池です。
(写真:とうちゃん)

昨夜はふくろうの声。
時々近くに来て鳴くのだ。
ホー ホー   ホー
耳を澄ますと、遠くの森の方から微かに返事が聞こえる。
ホー ホー
友達?お相手?
繰り返される掛け合いを聞きながら眠った。

朝は鶯の声で目が覚める。
近頃は、1日の大半をうちの近くで鳴く。
お昼ご飯をウッドデッキで食べていたら、
すぐ側の木にやってきて、
澄み通った声で鳴き始めた。
口笛で真似をすると、
ケキョケキョケキョケキョケキョケキョ・・・・
それはそれは長く続けて鳴いて返す。
息切れして、ボトッと木から落ちてきやしないかと心配になるけど、
息継ぎすれば、またきれいに ホーホケキョ

やはり遠くからも ホーホケキョ
間合いが掛け合いになっている。
友達?お相手?
近くで鳴いてくれても、姿を見つけるのは難しいよ。

今年はうちにもサンポーニャ蛙。
切ったまま庭に放ってある竹の中に蛙君が入ったらしい。
竹の中で反響して、サンポーニャのようなすれた声になる。
去年はお隣さんの竹の物干し竿の中に住み着いた蛙の声に笑ったものだ。
サンポーニャはアンデスの楽器で、葦の節を利用して作られている。
いくつもの長さの違う葦の筒で音階をつくる。
長さを違えた竹を置いて、それぞれに蛙を入れておいたら面白いだろうね。
ゲコゲコゲー


ほわほわ

2007-04-05 22:10:14 | Weblog
お天気がいいから桜を見に行こうと、車で15分の公園へ行った。
この公園は端から端まで歩くと4キロはあるではないかと思う。
貸し出しの自転車が置いてあるほど広い。
山というか、丘というか、まるごと公園だ。
梅林や竹林、湿原に池、あじさい園にアスレチック、広大な芝生が何ヶ所もあるし、
杉林に雑木林、その他諸々、山あり谷あり、とにかく広いのだ。
見晴台からは、遠くに海が見える。

桜は十種類以上あって、ソメイヨシノはまだ少し残ってた。
八重がこれからで、枝垂桜や山桜などが見頃だった。
桜の下を歩くと甘い香りに包まれた。
香りの強い桜もあるのだね。
とうちゃんが、「のんちゃんを思い出すね。」と言っていたよ。

この公園の下には、大きな農業用水の溜め池があって、山に囲まれた湖のよう。
私はここが好き。
周りの山は、木々の若芽が様々なトーンの淡い緑でほわほわしている。
その中に山桜が点在して咲いて、水面に写る。
水彩画の世界だ。
水彩画か・・・もう長くお絵描きしていないなあ。




オバタリアンの利

2007-04-04 21:17:03 | Weblog
いつもの近所の農家の友人が、高菜を抱えて来てくれた。
50センチほどのりっぱな高菜だ。
私も今冬から作っているのだけど、まだ小さいころに鳥につつかれたのと、
肥料不足(化学肥料にはかなわない)で、これに比べれば高菜とは言えない小人高菜。
私の畑の小人高菜を見たら、今年も持ってきてくれるだろうか?
大きなのを持って行くと私が傷つくのではないかと思って、遠慮してるのかなあ、
などと思いつつ、
実は待っていた。

実家では高菜は煮て食べるのが普通だったけど、
友人は煮て食べたことはない、全部漬物にするという。
一昨年頂いた高菜の塩漬けが美味しかったので、
去年は頂いた高菜で、塩漬けに挑戦してみた。
まあまあ上手くいったので、今年は張り切っていたの。
(毎年頂くのであてにしてたのです~・・・厚かましい)

友人は私が喜んだので、
「まだいるのならあるよ。もうあそこは耕運機で耕してしまうから。」
それはもったいないと、ダンボール箱を持って貰いに行った。(欲張りなんです~。)
畑の高菜を包丁で切り取ってもらっていると、
側の道路を自転車で母子3人が通りかかったかと思うと、
「それ、1キロイクラ?」と、止まった。
ガイジンさんだ。
友人は「持っていきますか?」・・・・「上げます。」ということなんだけど、
通じないよね。
友人は、適当に切り取って高菜を自転車の荷台の籠に入れた。
お財布を出したガイジンさんに「お金は要らないです。上げます。」と、友人。
ガイジンさんは、「ありがとう!トモダチがタイの漬物ツクルのでホシイです。」
私は思わず、「あら、タイの漬物、食べてみたい!」
タイ人(ガイジン)さん、「デキタラもってキマス。ウチはドコ?」
ラッキー!と、私は側の友人の家を指差す。
だって、友人の高菜なんだから。
でも、これくらいの量では、漬物にしたら大した量にならない。
あまり少ないと私は貰えないかもしれない。
「お宅にも持っていってあげるからね。」と、
友人は気をきかして言ってくれたけど、
心もとない。(笑)
貰ったばかりの高菜(私の分)から少し持ち出して、
自転車の前の籠にいれた。
「アリガトウ!できたらモッテキマス。」
これで、大丈夫!・・・何が?(笑)

それで、今年はタイの高菜漬けというのも食べられそう。
会ったことのないタイ人のお友達、美味しいの待ってるよ。
漁夫の利ならぬオバタリアンの利かな。






それでいいの

2007-04-03 23:23:00 | Weblog
私には、自分の能力以上に人にエネルギーを注ぐ癖がある。
(迷惑な人も居るだろうに)
時には相手に同化して、要求を感じると、
それを満たそうと益々ひどくなることがある。
それは、喜ばれたい、認められたい、
お利口さんしないといけないと思い込んでいるから。
あるいは純粋にそうしたくて、無意識に能力を超えてまでやってしまう。
そんなのが続くと、自分の「気」をすべて使い果たして、
もぬけの殻になる。
そして、拒否、自己否定、虚無の深海に落ち込む。
この繰り返しをして来たのだと、やっとはっきりと見えてきた。

それは、いけないことでも恥ずかしいことでもなくて、
自慢することでもなくて、
それこそが私なのだ。

それを受け入れたら楽しくなった。
こんな風に、このことをここに書きたくなって書いているのも私。
(近頃は特に)他人にきつい言葉で思っていること言うのも、
そのくせ後で気になるのも、すべて私なのだ。
ついでに、
すべては私と私以外の相手や周りが作り出した「場」での私なのだ。

また落ち込む時があると思うけど、
でも、それが私なのだからそれでいいの。
ひとつずつ自分を見ていけば、きっと深海は浅くなっていくのだろう。
それとも深海の景色が変わるのかな。

面白いね、解(ほど)けていくのは。




今年もいよいよ

2007-04-02 21:22:01 | Weblog
白木蓮が咲いていた頃
(写真:とうちゃん)

気功教室のおかげもあって、すっかり快復。
ボランティアで教えてるなんて言ったって、
こちらも随分助かっているものだ。
大勢ですると、本当に気持ちが良い。
気功仲間に

午後からは、いよいよ草達との勝負を開始。
「今年も良い勝負しようね、同士諸君!」
まだまだ軟らかくてか弱そうに見える草も、
侮れない。
気を許して放っておくと、あっという間にがっしりとしてきて、
畑中多い尽くされる。
もうすでに、カラスノエンドウは伸びて、スイバは大きな株になっている。
それから、ポピー。小さな芥子の花なんだけど、
これが曲者で、お隣さんが花壇に咲かせた花から種が畑に飛んで来て、
可愛い~などと1,2年咲かせたら、
畑はポピーだらけになった。
しかも、花を咲かせながら株がどんどん大きくなる。
野菜よりも強い。
農家の友人が私の畑に咲いているポピーを見て、顔をしかめたものだ。
見つけ次第どんなに小さくても取る。
まだ芽を出していないけど、コスモスも同じだ。
セイタカアワダチソウもそうだけど、
外来種の勢いのすごいこと。
アメリカに侵略されている気分になるよ。(笑)
日本代表で食い止める(爆)

鎌で草刈を始めると、本当の自分が何ヶ月ぶりかに戻って来た気がした。
春の生命エネルギーが湧き出る大地の上にいて、
草や虫や蛙やミミズなど生き物と交流しているのが私らしい。
そして、何よりも土と。
裸足になってやってみようかな。

レタスの苗に水遣りをしようとジョウロに水を入れた。
傾けても全然水が出てこない。
何かぴったり詰まってる。
こんな時は多分。。。。プツプツ穴が開いたジョウロの先をはずして、
先端から細い棒を突っ込むと、グニュッと彼に当たった手ごたえ。
「あんたねえ、困るんだよ。こら!」と、もう一度押すと、
ほら、出てきたピョン吉。
なんで、ジョウロの細い出口が好きなんだろうね、カエル君たちは。
「本当はあんた達がまだ気持悪いんだからね。私に触らないでね。」と、
ピョン吉に言ってやった。