躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

オバタリアンの利

2007-04-04 21:17:03 | Weblog
いつもの近所の農家の友人が、高菜を抱えて来てくれた。
50センチほどのりっぱな高菜だ。
私も今冬から作っているのだけど、まだ小さいころに鳥につつかれたのと、
肥料不足(化学肥料にはかなわない)で、これに比べれば高菜とは言えない小人高菜。
私の畑の小人高菜を見たら、今年も持ってきてくれるだろうか?
大きなのを持って行くと私が傷つくのではないかと思って、遠慮してるのかなあ、
などと思いつつ、
実は待っていた。

実家では高菜は煮て食べるのが普通だったけど、
友人は煮て食べたことはない、全部漬物にするという。
一昨年頂いた高菜の塩漬けが美味しかったので、
去年は頂いた高菜で、塩漬けに挑戦してみた。
まあまあ上手くいったので、今年は張り切っていたの。
(毎年頂くのであてにしてたのです~・・・厚かましい)

友人は私が喜んだので、
「まだいるのならあるよ。もうあそこは耕運機で耕してしまうから。」
それはもったいないと、ダンボール箱を持って貰いに行った。(欲張りなんです~。)
畑の高菜を包丁で切り取ってもらっていると、
側の道路を自転車で母子3人が通りかかったかと思うと、
「それ、1キロイクラ?」と、止まった。
ガイジンさんだ。
友人は「持っていきますか?」・・・・「上げます。」ということなんだけど、
通じないよね。
友人は、適当に切り取って高菜を自転車の荷台の籠に入れた。
お財布を出したガイジンさんに「お金は要らないです。上げます。」と、友人。
ガイジンさんは、「ありがとう!トモダチがタイの漬物ツクルのでホシイです。」
私は思わず、「あら、タイの漬物、食べてみたい!」
タイ人(ガイジン)さん、「デキタラもってキマス。ウチはドコ?」
ラッキー!と、私は側の友人の家を指差す。
だって、友人の高菜なんだから。
でも、これくらいの量では、漬物にしたら大した量にならない。
あまり少ないと私は貰えないかもしれない。
「お宅にも持っていってあげるからね。」と、
友人は気をきかして言ってくれたけど、
心もとない。(笑)
貰ったばかりの高菜(私の分)から少し持ち出して、
自転車の前の籠にいれた。
「アリガトウ!できたらモッテキマス。」
これで、大丈夫!・・・何が?(笑)

それで、今年はタイの高菜漬けというのも食べられそう。
会ったことのないタイ人のお友達、美味しいの待ってるよ。
漁夫の利ならぬオバタリアンの利かな。