書籍「王者のゲーム(上・下」★★★☆
ネルソン・デミル著 ,
講談社 、2001/11/15
( 719/754ページ , 各1.280円)
★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい←
「テロリスト護送中のジャンボジェット機との
交信が途絶えて2時間、
機内に乗り込んだレシュキュー隊が見たのは、
乗員乗客300人の死体だった、
最強のテロリストの目的は
そしてそれを阻止することはできるのか」
凄い幕開けでどうなるんだと
まさにページターナーのネルソン・デミル作品だ、
主人公の元ニューヨーク市警殺人課のジョン・コーリーは
テロリスト対策特別機動隊の一員として
自由になってしまった"ライオン"ハリールとの
頭脳戦は直接対決じゃなく
どう行動するか方や予測し
もう一方ではそれを裏切る行動で
すごい厚みの文庫本2冊を
まさにあっという間に読破した。
緊迫した場面のすぐあとでジョンが
ぼやくようにつぶやく笑いも
この緊張感の中で
バランス良く配されて
ページをめくる調子をそぐことなく
「次はどうなるんだ?」と。
この作品が発売されたのが2000年
あの「9.11」より前に書かれたものだが
その事件を予見させるような内容も見え
起こるべくして起こったというなら
なんとか防ぐことはできなかったかと
改めてテロの怖さを感じた。
内容的には米国に堂々と潜入したテロリストが
一体何をするのか
そして正義の味方はそれを
どう追い詰め阻止するのか
そのあたりにあるが
思いつきで付け加えたような文章が目立ち
やたら長い小説になった気がする。
それを加味しても
非常に面白かったけれど
もっとそぎ落として
その疾走感を加速させたら
どんなだったろうかと考えた。
有名な海外の作家の本を
まだまだ読み始めたばかり
読んでない作品がたくさんあるので
これからが楽しみだ。
★100点満点で75点★
soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン
ネルソン・デミル作品
The Sniper (1974)
The Hammer of God (1974)
The Agent of Death (1975)
The Smack Man (1975)
The Cannibal (1975)
The Night of the Phoenix (1975)
Hitler's Children: The True Story of Nazi Human Stud Farms (1976) (Kurt Ladner 名義)
Killer Sharks: The Real Story (1977) (Brad Mathews 名義)
By the Rivers of Babylon (1978) 『バビロン脱出』(上/下)…北村太郎=訳 ハヤカワ文庫
Mayday (1998) (共著:Thomas Block) 『超音速漂流』…村上博基=訳 文春文庫
Cathedral (1981) 『ニューヨーク大聖堂』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
The Talbot Odyssey (1984)
Word of Honor (1985) 『誓約』(上/下)…永井淳=訳 文春文庫
The Charm School (1988) 『チャーム・スクール』(上/下)…田口俊樹=訳 文春文庫
The Gold Coast (1990) 『ゴールド・コースト』(上/下)…上田公子=訳 文春文庫
The General's Daughter (1992) 『将軍の娘』(上/下)…上田公子=訳 文春文庫
Spencerville (1994) 『スペンサーヴィル』(上/下)…上田公子=訳 文春文庫
Plum Island (1997) 『プラム・アイランド』(上/下)…上田公子=訳 文春文庫
The Lion's Game (2000) 『王者のゲーム』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
Up Country (2002) 『アップ・カントリー 兵士の帰還』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
Night Fall (2004)『ナイトフォール』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
Wild Fire (2006) 『ワイルドファイア』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
The Gate House (The Gold Coast 続編) (2008)
The Lion (The Lion's Game 続編) (2010)
★人気映画ランキングはこちら、どんなブログが一番読まれているか
ネルソン・デミル著 ,
講談社 、2001/11/15
( 719/754ページ , 各1.280円)
★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい←
「テロリスト護送中のジャンボジェット機との
交信が途絶えて2時間、
機内に乗り込んだレシュキュー隊が見たのは、
乗員乗客300人の死体だった、
最強のテロリストの目的は
そしてそれを阻止することはできるのか」
凄い幕開けでどうなるんだと
まさにページターナーのネルソン・デミル作品だ、
主人公の元ニューヨーク市警殺人課のジョン・コーリーは
テロリスト対策特別機動隊の一員として
自由になってしまった"ライオン"ハリールとの
頭脳戦は直接対決じゃなく
どう行動するか方や予測し
もう一方ではそれを裏切る行動で
すごい厚みの文庫本2冊を
まさにあっという間に読破した。
緊迫した場面のすぐあとでジョンが
ぼやくようにつぶやく笑いも
この緊張感の中で
バランス良く配されて
ページをめくる調子をそぐことなく
「次はどうなるんだ?」と。
この作品が発売されたのが2000年
あの「9.11」より前に書かれたものだが
その事件を予見させるような内容も見え
起こるべくして起こったというなら
なんとか防ぐことはできなかったかと
改めてテロの怖さを感じた。
内容的には米国に堂々と潜入したテロリストが
一体何をするのか
そして正義の味方はそれを
どう追い詰め阻止するのか
そのあたりにあるが
思いつきで付け加えたような文章が目立ち
やたら長い小説になった気がする。
それを加味しても
非常に面白かったけれど
もっとそぎ落として
その疾走感を加速させたら
どんなだったろうかと考えた。
有名な海外の作家の本を
まだまだ読み始めたばかり
読んでない作品がたくさんあるので
これからが楽しみだ。
★100点満点で75点★
soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン
ネルソン・デミル作品
The Sniper (1974)
The Hammer of God (1974)
The Agent of Death (1975)
The Smack Man (1975)
The Cannibal (1975)
The Night of the Phoenix (1975)
Hitler's Children: The True Story of Nazi Human Stud Farms (1976) (Kurt Ladner 名義)
Killer Sharks: The Real Story (1977) (Brad Mathews 名義)
By the Rivers of Babylon (1978) 『バビロン脱出』(上/下)…北村太郎=訳 ハヤカワ文庫
Mayday (1998) (共著:Thomas Block) 『超音速漂流』…村上博基=訳 文春文庫
Cathedral (1981) 『ニューヨーク大聖堂』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
The Talbot Odyssey (1984)
Word of Honor (1985) 『誓約』(上/下)…永井淳=訳 文春文庫
The Charm School (1988) 『チャーム・スクール』(上/下)…田口俊樹=訳 文春文庫
The Gold Coast (1990) 『ゴールド・コースト』(上/下)…上田公子=訳 文春文庫
The General's Daughter (1992) 『将軍の娘』(上/下)…上田公子=訳 文春文庫
Spencerville (1994) 『スペンサーヴィル』(上/下)…上田公子=訳 文春文庫
Plum Island (1997) 『プラム・アイランド』(上/下)…上田公子=訳 文春文庫
The Lion's Game (2000) 『王者のゲーム』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
Up Country (2002) 『アップ・カントリー 兵士の帰還』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
Night Fall (2004)『ナイトフォール』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
Wild Fire (2006) 『ワイルドファイア』(上/下)…白石朗=訳 講談社文庫
The Gate House (The Gold Coast 続編) (2008)
The Lion (The Lion's Game 続編) (2010)
★人気映画ランキングはこちら、どんなブログが一番読まれているか