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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「困ってるひと」困ったちゃんがここにひとり

2011-07-24 21:25:12 | 読書の時間
「困ってるひと」★★
大野更紗 著 ,
ポプラ社、2011/6/16、1版
(272ページ , 1,470 円)





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「朝日新聞の書評を読んで
久々に読んでみようと、
さっそくネット注文し読み始めた。
“難病女子による、画期的エンタメ闘病記!”
帯に赤字で書いてある、
本を開けば見出しの全部が大袈裟で
ちょっと違ったなと後悔し始めた」



筆者は大学院でビルマ難民を研究し、
現地の難民キャンプを走り回り、
援助する側、される側について考えていたが
ある日突然原因不明の病を発症、
なかなか名前のつかない難病と分かり
その後の入退院の模様を書いたエッセイが本書。

体が思うように動かなくても
色んな認定を受けるためには
たくさんの書類にサインをし
様々な役所をたらいまわしの状態、
たしかに健康でも面倒くさいのに
体を引きずりながらでは大変だろう、

でもそれが役所といえばそうだし、
何かもっと簡素化出来ないかということは
こういうところから考えてみるのもいい。

原因不明、治癒の方法も試行錯誤と
かなり大変なことは分かる、
けれど少し前まで援助する側から
相手を見ていた著者が
患者として治療や補助金を
受ける側になったとたん
まったく成熟しない我儘で
他者を断罪するような書き手となって
すごく残念な内容となっている。



極めつけは賃貸に住む人なら
誰もが経験ある契約についても
彼女は
「契約に必要な山のような書類を収集し、
超絶的に大変だったが書いているときりがないので
涙をのんで省略する」と書いているが
今時、賃貸契約に山ほど書類が必要で
超絶的に大変なことってあるだろうか、
ここだけ読んだだけでも
彼女の書き方がどれだけ大袈裟なのか分かる。



援助する側として
援助される側のことを懸命に
理解しようとしていた人が
こんな幼稚でこんな短絡的な考えしかできなのかと
ガッカリすることしきり。



もちろん難病を抱えて
大変なのだろう
その大変さは自分には分からない、
けれどだからこそもっと理性的な
書き方が出来るだろうし
それどころじゃないというなら
そのようにはっきり書いた方が良い。

こういう文章を読んで
目からウロコって人もいるだろうが
自分にとっては何の価値もない
ただのドタバタ体験記って感じでした。


★100点満点で40点



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映画「アイ・アム・ナンバー4 」想像を超えた面白さ、宣伝不足がもったいない

2011-07-23 20:40:39 | 大作映画ハリウッド系
「アイ・アム・ナンバー4 」★★★☆
アレックス・ペティファー、ティモシー・オリファント
テリーサ・パーマー、ダイアナ・アグロン、
カラン・マッコーリフ、ケヴィン・デュランド出演

D・J・カルーソ監督
110分 、2011年7月8日,
2011,アメリカ,ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(原作:原題:I AM NUMBER FOUR)






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「予告で見た意味不明の映像だけの知識で
丁度上映時間がピッタリだったので鑑賞、
どこかで見たような設定だけど
映像もストーリーも期待以上だった、
はじめから“宇宙人”と割り切ってしまえばいいんだ、
そんな事実を簡単には受け入れられないが
映画だからね、
自分の持つパワーに驚きつつ成長する
ナンバー4に親近感のようなものを感じつつ
これって続編あるんだよな」



「アイ・アム・ナンバー4 」ってタイトル
原題のままなんだけど
4番じゃなきゃダメなんですか?っていうか
始めから4番を目指す?ってどうなんだとか
このタイトルだけじゃ
分からなさすぎ、
元ネタがコミックとかであるのかも知らないが
ほとんど宣伝もされてないのだから
思い切って邦題つけても
良かったと思う。



モガドリアンという破壊を好むエイリアンに
自分達の住んでいた星を破壊された主人公達は
現在は9人だけとなり
地球でそれぞれバラバラに
ひっそりと身を隠して暮らしている。

ナンバー3までが殺された今、
次に狙われているのが主人公のナンバー4
新しい名前をジョン・スミスという、
引っ越してきた新しい街で学校へ行き
新しい関係を築き始めるが
そこにはモガドリアンが迫っていた。

今回出てくるのは「ナンバー6」だけ、
だから生き残った6人のうちの
残りの4人の登場や
守護者が大切に保管していた謎の箱の中身など
まだまだ謎が残されていて
これは次にすごく期待させる。



何も全部ちゃんと説明なんかしなくても
こっちもしっかり想像はできる
だからその範囲何で楽しみつつ
次を待ちたい、
そんなわりと出来のいい作品だった。


人には無い特殊能力を持ちたい
誰だって思うことがあるが
彼らは宇宙人、とてつもない能力を見せつけ
自分の能力に戸惑いながらも
実践でその能力を最大限に引き出すのは
美しい映像とともに
ヒーローものの醍醐味を味わった。



別に彼らは誰も助ける訳じゃなく
自分を守るだけなんだけど
悪のモガドリアンは最終的には地球も
破壊することを目論んでいるようだから
最終的には彼らに地球も助けてもらうんだろう。

全く期待して無かったので
余計と嬉しい映像体験でした。



でもこの最初の作品がヒットしないと
続編がちゃんと大きな劇場で公開されれるか心配だ。


★100点満点で75点


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主人公と恋に落ちる高校生はダイアナ・アグロンで
彼女は現在「Glee」で見てるので、活躍してるなと実感。良い役だったね。








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最新国内ランキング「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 」100億見えたか!

2011-07-22 00:09:20 | インポート
最新国内ランキング「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 」100億見えたか!
最新国内映画興業成績ランキング(7/17付)


「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」がロケットスタート!
オープニング週末3日間の成績は、17億6073万9450円、
100億超えがすでに見えてきた?
映画の出来も良いのでたくさんの人に見てもらいたい。
ただ子供にはどうかな・・・。







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今週(先週)
1(初)ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

2(初)劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム

3(初)コクリコ坂から

4(3)アンダルシア 女神の報復
5(1)SUPER 8 スーパーエイト
6(2)パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉
7(5)鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星
8(6)小川の辺
9(4)アイ・アム・ナンバー4
10(10)それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星


今週のランキングは3本見ています。
「アイ・アム・ナンバー4 」だけは見たいと思ってる。


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全部シネコンで上映するような作品、もっとドラマ性の高い
良質な映画がヒットしないと、大丈夫かって気にもなる。


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映画「ローラーガールズ・ダイアリー」自分探しの途中

2011-07-21 12:07:57 | ミニシアター系映画
「ローラーガールズ・ダイアリー」★★★WOWOWで鑑賞
エレン・ペイジ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、
ドリュー・バリモア、ジュリエット・ルイス  出演

ドリュー・バリモア監督
112分、2010年5月22日,
2009,アメリカ,ギャガ
(原作:原題:WHIP IT)







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「エレン・ペイジを美しいとは思わないが
好評だった映画「JUNO/ジュノ」では
その時々で変わる表情につれて
彼女の内面の成熟が伝わって
なんかすごい女優だなと感じたことも確か、
この映画はwowowで観たので
劇場でみるより迫力は落ちると思うが
スピード感やスポーツとしての迫力はもうひとつだった」




娘の幸せは美人コンテストで優勝することと
かたくなに信じる母親、
そんなことじゃないもっと自分らしい事をしたい、
女子高生のブリス(エレン・ペイジ)の自分探しの映画。



信じてることや、することの
方向は首をかしげたくもなるが
それでも真っ当に懸命に生きてる普通の人々、
でもやっぱり高校生くらいになれば
自分の本当にしたいことは「コレ」なにか?
誰だって考える。

主人公も同様で彼女は偶然
“ローラー・ダービー”という、
ローラースケートで丸いコースを回りながら
相手チームと戦うゲームに触れ、
「これだ!」と確信する。

実年齢を偽り親には嘘をついて
ゲームに参加する主人公、
彼女の生活は少しづつ変わっていく、
積極性が芽生え
周囲には優しくさえなれたようだ。
そんなに簡単に変われるかよ!とも思うが
変わらないと2時間はあっという間だからね。



ゲームを通して仲間との交流や
新しい世界を見つめる彼女の視線など
丁寧に描いていて
「自分探し」の映画としては上出来。


だけどなんか急に優勝を争うレベルに
チームが登りつめ最後の試合が展開するが
これはあまりに急で
そうだっけ?と唐突すぎてついていけない
正式なヴァージョンが存在して
かなりカットされたのだろうか。

最後は「負けたけど、頑張ったね」と
家族も友達もチームメイトも
皆喜びましたとさと
出来過ぎだけどまあ、こんなものだろう。

週末寝転んでちょっと面白い映画を楽しみたいなら
まあ満足できる。


★100点満点で65点


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あまり見かけなくなったジュリエット・ルイス を久し振りに見た。
カリフォルニア (1993)
ギルバート・グレイプ (1993)
ナチュラル・ボーン・キラーズ (1994)
バスケットボール・ダイアリーズ (1995)
フロム・ダスク・ティル・ドーン (1996)
記憶に残る作品も90年代に集中している。

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映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」終わらない物語の完結

2011-07-17 20:57:50 | 大作映画ハリウッド系
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」★★★★★満点
ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン 出演

デヴィッド・イェーツ監督
130分、2011年7月15日,
2011,アメリカ,ワーナー
(原作:原題:HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART II)





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「前編からのヴォルデモートを倒す為の
分霊箱を見つけて壊すという、
ハリー、ロン、ハーマイオニーの旅は続くが
ラストに用意された舞台は
懐かしのホグワーツ魔法学校、
3人が行くと以前とは全く違う雰囲気、
随所にこれまでのキーワードが見え隠れし
10年という歳月を思わせる
長い長い物語の終焉にふさわしい完結編」



前編を見終えた時
この広げすぎた物語をどうやって終えるのか
一抹の不安があったが
ラスト近く、面白かった分厚い本の終わりの
終えてしまうのがもったいないような
でも終わりを知りたいような
そんな気分になって見る者の感情に訴え
この壮大な物語のラストにふさわしい出来、
大満足で劇場を後にした。



今回は2Dで見たので次はIMAX3Dで
見てもいいな。


分霊箱のひとつがホグワーツにあることが分かり
3人は学校へ向かうが
現ホグワーツ校長はスネイプ先生が君臨し
どうやら恐怖で生徒を抑えつけているらしい、
ハリー達に協力したら許さないとスネイプは
宣言するが
なんとあのマクゴガナル先生が
中央に颯爽と現れて炎の魔法で
スネイプに堂々と宣戦布告する。



こんな展開なんだーと軽く驚いていると
ここから一気に全ての魔法使いの戦いモードへ突入!



ホグワーツ魔法学校の生徒や先生を始め
騎士団の作る防御魔法で学校を覆い、
それをヴォルデモートの軍団が一斉に魔法攻撃する
美しくもハラハラするシーン、
皆の力の集結する力が目に見えるのも良い、
映像の力も感じる。



でもね、悪の力が勝ってヴォルデモート軍団が
押し寄せてとうとうホグワーツが戦場に、
崩れる壁や天井、
仲間がどんどんやられていく、
このあたりの切なさと
迫りくるラストに感情が高まる。



丸メガネにツツツル肌の子供のハリーの姿が
オーバーラップし

こんなに成長した子供を見守る気分、
目立たなかった生徒が
とても重要な役を果たしたりと
よく練られたストーリーに力が入る、
この終わりの戦いに
全ての始まりだったホグワーツが選ばれ
懐かしいアイテムを登場させつつ
ハリーは最終決戦へ。



その後のオマケ映像では
とても平和な映像なのに何故か涙、
ハリーもここから始まったけれど
あの時は一人ぼっちだったんだよな、
最後は家族として子供を見送る親として
エンドロールが画面の下から上がってくると
満足感が溢れた。

終わらない物語はない
けれど確かにここに物語はあったのだ。



映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」大人の世界の入り口には死の影が・・・←クリックするとPART1の感想記事に飛びます。


★100点満点で100点




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2001年の『ハリー・ポッターと賢者の石』から10年、
誰もが考える「自分も魔法が使えたら・・」そんな子供心を呼び覚ましてくれた。

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