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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「極大射程(上・下)」見る興奮より、読む想像の興奮!

2007-07-22 00:09:15 | 読書の時間
「極大射程(上・下)」★★★★オススメ
スティーブン・ハンター著



映画でこの作家を初めて知り、
原作本を読破。

孤独な狙撃手ボブ・リー・スワガーの
見事な戦いの様子は
先に映画をみているので所々の違いを
確認しながら読んでいった。

まずは国に捧げた忠誠心が
無残に裏切られてしまい、
それが彼の復讐心に火をつけるのだが、
やはり小説はこのあたりの説得力は充分。

堪えて堪えて
そのパワーが解き放たれるとき
読者も主人公と一緒に悪と立ち向かうことになる。

上下巻と長い物語ながら
やはりこの長さで無いと語れない様々なことを
圧倒的なスピード感で読ませる

そして映画では描かれなかった
彼のガンマニアな面も丁寧に描かれ
狙撃の技術や遥か遠くの標的を
確実に狙うことの難しさなどが
説得力をもって描かれて、
主人公が目を細めて対象を見ているとき
読み手もその興奮が伝わるのだ。

映画が面白かったから、この作品を読もうと思った、
こういう出会いは嬉しいものだ。

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読み終えて、この作家の作品を読もうと
いくつか買い置き
次はこの作品の前の「ブラック・ライト(上下)」から、
こちらも楽しみ。

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「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 」文句無く楽しめる、見逃すな!

2007-07-21 00:45:58 | 邦画
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 」★★★★オススメ
佐藤江梨子 、佐津川愛美 、永瀬正敏 、永作博美 主演
吉田大八 監督、2007年、112分



北陸の山間部の集落、
そこから都会へ女優を目指して
飛び出した長女が
両親の葬式に日に戻ってきた。

最近は邦画もこだわり無く見るようになったが
以前は邦画は敬遠していた、
それはドラマで見れるじゃんくらいに
感じていたからだ。

このところ面白い邦画に出会ってることもあり、
この映画もとりあえず見とくかと劇場へ。

実力も無いのにそれを家族のせいにして
大口をたたくダメ女を
佐藤江梨子がピタッと似合いすぎるくらい
絶妙に演じていて、
信じられないくらいスラリとした足でスタスタ歩き、
輝くものを持ちながらも
無駄にしてしまっている。

ほとんど家の中でドラマが進行していくのに
息詰まった感じは微塵もなく
登場人物の全てがうまーく調和して
なんだなんだ、コレ、面白いじゃん!

永作博美 の作り笑いが目が笑ってないようで怖い、
永瀬正敏の無口で何を考えてるのか分からない、
細かい点まで作りこんだのが見ていてこちらに伝わる、
この長いタイトルだけ余分だけれど
それ以外は驚くほどちゃんと出来ていて
見逃さなくて良かった。

腑抜けなのは誰だったのか、
それは明白だ、ラストまで行き着いたとき
この笑えない事実はほとんど日常そのものと感じる。

うまくいかない時、自分を省みるより
外的な要因を数え上げた方が容易い。
そして少しほっとするんだけど
ホントは自分がそれほどのものじゃない
フツーの人と気がつくのが怖いだけなんだ。

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佐藤江梨子が演技してるとは思えないが
それでも配役は絶妙、いい映画に出演できてよかったね。

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気になる?国内映画興行成績ランキング7/15付

2007-07-20 00:45:41 | 大作映画ハリウッド系
大量の宣伝と出演者の露出で首位を狙った
あの作品は首位を取れない波乱アリ。

①「劇場版ポケットモンスター 」
劇場内でダークライというポケモンキャラクターが
「配信」されるということで

もう子供たちは、ゲーム機との相乗効果等のプラスがないと
それが映画の成績にも響くという面白い結果だ。

最初の週末は前作の170%という好ダッシュで
50億の大台に届くかも。劇場版10周年記念作品

②「西遊記 」
首位は譲ったが週末3日間で7億を超えており
30億円突破が当面の目標。

この映画は見ないつもりなので、
何処まで伸びるにしても
どうでもいいチャートだ。
「ハットリ君」で騙されたからね、
いくら深津絵里が出てても
お金がもったいないニオイがプンプンする。

③「ダイ・ハード4.0」
初登場は先週で首位獲得とまだまだ健在ぶりをしめした。
先行含む9日間で18億あまり稼ぎ出して
期待以上の動員、やはり知名度が高く、地方の興行も
無難なところが良い結果となったのか。

しかし名古屋の劇場は公開3日目でガラガラだったことを
考えると、なかなか厳しい実態も見えてくる。

④「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 」
今年の大当たり映画、
とうとう100億の大台に到達したようだ。
「スパイダーマン3」が71億あたりのことを考えると
この数字はさすが!

でもあんなにたくさんドバーッと色んなキャラが出てきて
子供たちはちゃんと整理できたのかいな。

⑤「シュレック3」
⑥「舞妓 Haaaan!!! 」
ハイテンションムービーはその映画の勢いを成績に結び付けて
15億に届いたか。
この規模でこの成績は立派!
日本中でグンゼのパンツ男がスクリーンを走ってると思うと
気が滅入りますが・・・。

⑦「それいけ! アンパンマン」
首位、2位、そしてアンパンマンと
お子様向け映画が揃ったということで
夏休みなんだな。

⑧「憑神 」
16日間で5億円をやっと超えたところ、
10億確実と言われたけれど難しそう。

この映画の内容では仕方ない、レンタルもうまく
売らないと厳しいぞ。

⑨「300」
全米では2週首位、2億ドル超えた大ヒット作も
日本では厳しい興行。
30日間を終えて15億円、そろそろ息切れ
戦いのシーンばかりでなかなか観客に訴えるものは
少なかった。

⑩「スパイダーマン3」
大作がゆっくりと後退している、
70億円超えて役目は果たしたか。

さて来週は「ハリー・ポッター」の登場、
先行でも良い成績で内容はどうなのかこれは劇場で見るつもり。

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ランキングは国内、全米と必ずチェックしている、
内容がいいものがヒットしないと寂しいが
やはり大量宣伝のものがヒットするんだなと・・。

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カン・ドンウォンが良い選択「私たちの幸せな時間」

2007-07-19 00:35:06 | 韓国映画・アジア映画
「私たちの幸せな時間」★★★☆
カン・ドンウォン、イ・ナヨン主演
ソン・ヘソン監督、2006年、韓国(120分)



アイドルとして「オオカミの誘惑」で人気を獲得した
カン・ドンウォンは、アイドル映画としては
合格点の映画でデビューとなった。

ところがその次の「デュリスト」は2時間の
彼のチープなプロモという陳腐な出来で
名優アン・ソンギも出てるが、彼の力をもっても
修復不能だった。

そしてこの作品、
ある程度、ヒドイことは覚悟して行った。

殺人者として終身刑役のカン・ドンウォンは
ほっぺたがふっくらとして
とても刑に服しているとは思えないお姿。

どうかなーと思いつつさらに見ていくと
なんと、これがワリと良かった。

詳しい内容には触れないが
世の中にはどうしようもないことは
やはりどうしようもなくあって、
その中でどうもがこうと、光さえ見えない時期もある。

だけどそればかりじゃないことも
なんとなく分かっているから、それでもやっていける。

この映画の主人公は生い立ちから
これまで、ダメダメな人生を送ってきた、
何とかしてやりたいという気持ちになる。

そんな時、人は人に何が出来るのだろうね。

彼は面接に来る女性を心待ちにするようになり
会える毎週木曜の僅かな時間を
幸せな時と感じ
生きる喜びを見出す、
でも彼は他の人の人生をその手で絶ってしまっていて
彼の残された時間も僅かだ。

こんな特殊な状況はそうそう無いにしても
下を向いて歩いてばかりで
せっかくの青い空を見逃したくないなと
強く思った。

なんだ、期待してなかったというのに
ワリといい映画だった、
やはり出る映画を選ばないとね、
たぶん勝負は次だ。

★100点満点で70点、
ファンでなくても見て大丈夫な作品。★

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共演のイ・ナヨンは鶴田真由に似てて、
似てるー!そんなことばかり考えてました。

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韓国映画新作ニュース&興行成績

2007-07-18 00:18:23 | 韓国映画・アジア映画
韓国映画新作ニュース&興行成績

①「花美男連続テロ事件」
キム・キボン、チェ・シウォン、キム・ヒチョル主演

スーパージュニアのキム・キボン、キム・ヒチョル、
そして「春のワルツ」出演のチェ・シウォンら主演映画が
もうすぐ公開。(7/26予定)

三人の花美男のプライドをかけたテロ作戦が始まる!

韓国では直訳するとイケメンのことを
「花美男」と言うというのも何だか新鮮。

出来がどうだというよりは、アイドル映画なんだろうな。
成績が気になるところだ。


②「ムイ」
チョアン、チァ・イェリョン主演
キム・テギョン 監督

2004年に「霊ーリョン」を監督、
今回もホラー映画で古い肖像画にまつわる
怖い話のようだ。
公開されたばかり、ホラーは韓国で量産されて
良いものもたいしたこと無いものもあって
先日見た「黒い家」はホント怖かったが
この映画はどうかな。

ベトナムにも関係しているようで
そのあたりの描写も気になる。


③「解剖学教室」
ハン・ジミン、オン・ジュワン、オ・テギョン監督
ソンテウン 監督

最高の医者を夢見る六人の医大生たちは
解剖学実習を始めた日から悪夢にうなされ
死の影が忍び寄る。

こちらもホラー、公開前から
かなり話題のようなので出来がいいのかも。


★韓国最新興行成績7/10付★

①「トランスフォーマー」
②「黒い家」韓国映画、3週目も粘ってます
③「ディセント」日本では公開済
④「TAXi4」
⑤「オーシャンズ13」
上位5作品には韓国映画は1作のみ、
このほか⑧「密陽」⑩「黄真伊」と
このところ韓国映画が弱い状態。

夏の新作に期待したい。

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8月には「D-WAR」が拡大公開されるが、これは
アメリカでも9月に全米1500館で公開予定、日本は?

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