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書籍「土漠の花/月村 了衛著」有りか無しかで言えば「無し」だけど、エンタメとしては合格

2015-05-24 10:43:46 | 読書の時間
書籍「土漠の花/月村 了衛著」★★★★
月村 了衛 著 ,
幻冬舎 (2014/9/18)
(349ページ ,702円)

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「ソマリアの国境付近で、
墜落ヘリの捜索救助にあたっていた
陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。
その野営地に、
氏族間抗争で命を狙われている女性が
駆け込んだとき、
壮絶な撤退戦の幕があがった。」

(幻冬舎HPより)


自衛隊がとうとう
軍隊として
世界各地へ向かおうとしている現在、
この小説と同じ様な事態は
将来起こるのだろうな。


こちらから銃を最初に発砲することを
禁じられ
自衛隊の法規の中で
何が出来るか?

最初から軍隊として、扮装地域に
赴いたなら
この小説の内容も変わって来たハズ。


自分達には、こんな覚悟があるのか、
そんなことを考えた。

これから自衛隊で働くと言う事は
もしかしたらこの本の様な
危険に直面することもあるのかなと。


それでも
「それは無いだろ・・・」という部分を
飲み込んでしまえば
ストーリーのテンポが良く
次から次へと困難な状況が
訪れるので、どんどんページを進めた、

これがアメリカの海兵隊とか
特殊部隊とかの話なら
もっとすんなり読めたとはおもう。


やはり
「あり得ないだろ」という
素直な考えが邪魔をする。



ただそう思って見ると
日本の教育もある程度成功していると
考えて良いんじゃないかな
どこかの国で武力をもって戦う。


そんなことを潜在的に
「無い」と判断しているのだから。

自衛官は人を殺せるのか?

それが現実化しようとしている今、
もっと真剣にこのことを
考えないといけないだろう。


先の大阪の国民投票のように
政治的な話が
普通の会話の中で出来るような
そんな雰囲気がまずは
必要なんだろう。

エンタメとしては
とても面白く読んだ。
次作も楽しみな作家だ。



★100点満点で80点


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