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映画「国際市場で逢いましょう」庶民の経験した韓国近代史

2016-02-20 01:09:48 | 韓国映画・アジア映画
映画「国際市場で逢いましょう 」★★★★DVD鑑賞
ファン・ジョンミン
キム・ユンジン
オ・ダルス
チョン・ジニョン
チャン・ヨンナム
ラ・ミラン
キム・スルギ
ユンホ

ユン・ジェギュン監督、
127分、2015年5月16日公開
2014,CJ Entertainment Japan
(原題/原作:国際市場)



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「朝鮮戦争の頃から続いている韓国、
釜山のマーケット“国際市場“を
舞台にした人間ドラマ。
1950年代、エネルギーに
満ちあふれたこの場所で、
家族のために働き続けた男の生を描く。
庶民生活のリアルで
ノスタルジックな描写が光る。」

ぴあHPより

韓国映画にはまっていた頃は
わざわざソウルまで行き、
分からないハングルでも
画面に食い入るように見ていた、

15回行ったところで止めたが、
この映画にはその頃の
「熱」の片鱗を感じる事が出来る。
いつの間にか韓国映画も
洗練されてしまい
熱い熱いドラマが少なくなった。

この映画は1950年代から2014年まで
近代韓国の歩んだ日々を
庶民の生活から描き出している。

南北が分断される騒乱に紛れ
家族が引き裂かれた過去、
こういう歴史は自分達、部外者には
理解しきれない部分がある、
それでもファン・ジョンミン演じる
主人公のドクスが大切にする
家族と言う絆は万国共通だ。


家族の為に必死で働く主人公、
西ドイツの炭鉱で働き、
ベトナム戦争に従軍し、
ドクスは何度も命の危険にさらされる。


彼は自分に言い聞かせるように
「戦争の時代を生きたのが、
子供たちでなく僕たちでよかった」と言うが
それは自分の力で家族を守った
彼だからこそ重みを持つ言葉だ。



釜山の国際市場で
叔母のやっていた小さな店を
買い取って立ち退きの話にも
頑固に反対する主人公の秘密が
ラストに明らかになるが
泣ける



韓国の人達、特に朝鮮戦争を体験した
時代の人達には
とても身近な話だろうな、
ただし映画として観た場合は
彼らの激動の時代を凝縮して
それが幾分薄まってしまい
もうひつ心に響かなかった。


きっと主人公の感情が
かなり抑えられていたことが原因だ、
でもそれこそが製作者の
意図だったのかもしれない。

もう過去を声高に言う時代から
脱却しようと言っているのかもしれない。

この映画もレンタルで借りて見た、
劇場で見ていれば
もっと違ったかもしれない、
韓国では上映中、観客がどうだったかも
気になった。
彼らは熱いからね。

★100点満点で80点

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