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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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「チェ 28歳の革命」人は変われる、国はどうだ

2009-01-14 19:09:06 | ミニシアター系映画
「チェ28歳の革命」★★★
ベニチオ・デル・トロ主演
スティーヴン・ソダーバーグ監督、2008年、132分



「革命の真っ只中において、
純粋であろうとする姿は印象的、
しかし殺し合うことでしか達成されないものに
強烈に惹かれるものを感じない」


アルゼンチン生まれの男が
キューバの革命に深く係わり、
やがてその中心のひとりとなる。

彼が何故銃を持たなければならなかったか、
そんな素朴な疑問には答えず、
戦いを仕掛けていくので
美名においてどうしてもという理由を
もっと印象的に納得させて欲しかった。

ゲバラの医学生時代を描いた
「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、
まだ学生の彼の目線が、
南米で懸命に働く人々と
僅かな地主の対比を真っすぐ受け止め、
見ているこちらも考えさせられたが、
「どうして」という部分を
もっと見せてくれないと
どうしても中途半端な印象となってしまうのが
残念だ。


革命という激しい行為は
今の時代には合わないけれど、
日本もこの閉塞感から脱するには
銃の変わりに、意識改革が必要だろう。

誰かがしてくるのでなく、
自分がどうしたいかをちゃんと示せないと。


若く理想に燃え、
その手段はともかく
意志を行動で示し達成感さえ手にいれたのだから、
それは幸福なことだったろう。

でも完全なものなどなく、
彼はまた別の方向へと視線を向けて行く。

早く続きが見たいね。

★100点満点で65点

soramove
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革命を民衆の側からも見たいと思った。

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