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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

「パラノイドパーク」伝えたい何かを感じられない失敗作

2008-04-27 09:31:36 | ミニシアター系映画
「パラノイドパーク」★★☆
ゲイブ・ネヴァンス、テイラー・モンセン、ジェイク・ミラー出演
ガス・ヴァン・サント 監督、2007年、アメリカ、フランス 、85分



主人公は16歳の少年、
始めたばかりのスケボーに夢中だ、
ある日誘われてスリルを味わうために
貨物列車の飛び乗りに参加する。

その時、注意された
鉄道警備員を死なせてしまう。

チラシで得た情報で映画を見ていると
面白いことが起こる、
それは映画は少年の語りで進行していくので
少年は事件を「誰か」宛の手紙に書くが
おもいつくまま書いているので
時間が前後して、分かりにくく
それがこの映画に風変わりな味付けをしている。


昨年公開された「パリ、ジュテーム(2006年」
好きな映画だったな。
「ラストデイズ(2005年」はいまひとつだったけど
「エレファント(2003年」は、伝えたい「何か」を感じた、
この映画は「エレファント」に似た感じだが
決定的に違うのは、何も伝えようとしていないことか。


自分を含めてガス・ヴァン・サント の映画だからと
劇場へ来た客は
この映画の中に必死で「何か」を探すだろうけど、
あっけなく終わるラストで
その期待は裏切られたと、やっと分かるのだ。

ストーリーを追うというより
カメラが切り取る、様々なシーンのスケッチの
断片的な中から、監督の伝えたいであろう
「何か」を見つけるのにやっきになるが
ホント気の抜けるような事実を知る、
そうだここには「何も」無いのだ。


★100点満点で50点

soramove
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印象的なシーンに色々な意味を見出せないこともないけど、
これは失敗じゃないかな。
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