soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

揺れる心と揺れない心

2005-04-04 00:40:08 | 読書の時間
私刑」★★★★オススメ
パトリシア・コーンウェル著 

あまりに有名な
ドクター・ケイ・スカ-ペッタのシリーズ

95年12月に発売された
本書は第6作目。
4作目「真犯人」に登場した、
異常人格障害のテンプル・ゴールトと
スカーペッタの対決が見所。

この作品は第1作から11年が経過し
主要人物のその間のそれぞれの過ごした
年月をずっと追って読めることも
興味深いひとつといえる。

この本は旅行のため、ブックオフで100円で購入。
読むのはたぶん3回目。
旅では文庫は読み捨てるので
この本がHOTELでキープされ
次の誰かの手に渡ったら嬉しい。

夜、眠れなくなること確実。
次が気になって仕方ないからね。

主人公のスカーペッタは公私とも波乱含みで、
いつもの凛とした強さよりも、今回は
揺れ動く心が描かれ、サスペンスものでありながら
かなり人物を深く描いている。

彼女の揺るぎない自信でなく、
弱い部分も含めて、主人公を人間味あるものに
する事に成功している。

海外サスペンスものが好きな人で、このシリーズを
知らない人はいないと思うが、
たくさん出すぎていて躊躇しているなら
1作目から、ぜひ読んでもらいたいシリーズだ。

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