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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「バチカンで逢いましょう 」バチカンの楽しい魔法

2014-12-27 21:22:16 | ミニシアター系映画
映画「バチカンで逢いましょう」★★★★☆DVD鑑賞
マリアンネ・ゼーゲブレヒト、アネット・フィラー、
ミリアム・シュタイン、ジャンカルロ・ジャンニーニ、
ラズ・デガン、ジョヴァンニ・エスポジト出演

トミー・ビガント 監督、
105分 、2014年4月26日公開
2012,ドイツ,エデン
(原題/原作:OMAMAMIA)



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「カナダで生活するドイツ人のマルガレーテ
(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は夫に先立たれ、
長きにわたり暮らしてきた家を離れて
長女マリーと暮らすことに。
敬虔(けいけん)なカトリック信者の彼女は、
以前から楽しみにしていた
ローマ旅行を心待ちにしていたが、
その話はうやむやにされてしまう。
結局マルガレーテは手紙を残し、
一人でローマへと向かう。」

シネマトゥディ HPより


敬虔なカソリック信者として暮らしてきた
主人公マルガレーテは、
バチカンに行くと言う約束を
娘が破ったため
ローマ法王に会うため
たったひとりでバチカンに向かう。


彼女には法王の前で
懺悔しなければならないことがあった。



この映画の良いところは、
太っちょの70歳のバアさんが
スクリーンの中で
いつも軽やかに、そして楽しく
動き回っているのを
見られる事だ。



オカタい、マルガレーテは
孫がとんでもない生活をしていようと、
突然見知らぬ男に
プロポーズされようと
見てるコッチが笑うしかないような
行動を見せてくれる。


そしてひょんなことから
廃業寸前のドイツ料理店で
シェフとして店を立て直していく、
それはお伽噺にしか思えないが
その魔法のまま
とても幸せな気分にさせてくれる。



自分の居場所を
誰もが探している

バチカンは彼女の元居た
カナダからは遥か遠いが
彼女は一歩大きく踏み出すことで
自分の「夢」を実現していく。



その過程はとても夢物語じゃなく、
しっかり彼女がこれまで
生きて来たいからと納得させてくれる。



これは劇場で見たかったな、
こういう映画に出会えるから
また新しい出会いに期待してしまう、
しみじみ良い映画だけれど
何度も何度も笑わせてくれた。

★100点満点で90点

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映画「100歳の華麗なる冒険」華麗と言うより、憎めないドタバタ。

2014-11-30 07:09:01 | ミニシアター系映画
映画「100歳の華麗なる冒険」★★★★
ロバート・グスタフソン、イバル・ビクランデル、
ダビド・ビバーグ出演

フェリックス・ハーングレン 監督、
115分 2014年11月8日公開
2013,スウェーデン,ロングライド
(原題/原作:HUNDRAARINGEN SOM KLEV UT GENOM FONSTRET OCH FORSVANN)




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「スウェーデンのベストセラー小説
「窓から逃げた100歳老人」を映画化し、
ヨーロッパ各国で大ヒットを記録した
アドベンチャーコメディー。
100歳の誕生日に
老人ホームから逃走した男性が繰り広げる、
成り行きまかせの珍道中が展開する。」

シネマトゥディ HPより


スウェーデンの映画なんて
なかなか見る機会は無い、
<リンク:http://yaplog.jp/sora2001/archive/1263
>「ホルテンさんのはじめての冒険」(過去記事にジャンプ)
という、ノルウェー映画を
だいぶ前に見たが
日本からは、その距離も
映画を見ると言う文化的な関わりも
すごく遠い北欧発の映画。

イメージはとにかく寒い!

だけどこの映画は
短い夏が舞台なんだろう
とても気持ちの良い天候で
そこが北欧である事は
全く感じられない。

100歳のジイさんが
老人ホームから脱出した、
あとは巻き込まれるように
次々と色んな事が起こるが
彼は動じない、
次第に彼の生い立ちから
これまでが描かれると
爆弾の専門家だったことや
各国の要人たちと渡り合い
まさに歴史の生き証人のような
ジイさんということが分かるのだ。

出来過ぎだろ!
と思うけれど
それで映画のスピードが落ちるわけでもなく
こちらはもう全部受け入れて
新しい展開を見守ってる。



誰がこういう映画を見つけれ来るのか
きっと楽しい仕事だろうな、

本国で大ヒットということだから
そのあたりから持ち込まれたのだろう、
別にヒーローの映画じゃない、
でも人生の最後に
こんな大冒険が待っていると思ったら
それだけで
ただただ、楽しいじゃないか。



いつか行けるかな、
スエーデン、デンマーク、ノルゥエー
行かないだろうな、
だからこそ、こんな小さな作品が
すごく愛おしい。



最近は映画を見る時間が減っている、
生活のサイクルが大きく変わったので
映画館が遠い
でも時間を作って劇場に座り
映画の始まるのを待つのは
とても気分がいいのもだ、
そかもこんな素敵な映画が
スクリーンに映し出されるんだからね。


★100点満点で80点

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映画「マダム・マロリーと魔法のスパイス」新しいものを受け入れる、それはとても難しい

2014-11-24 19:09:56 | ミニシアター系映画
映画「マダム・マロリーと魔法のスパイス」★★★★★
ヘレン・ミレン、オム・プリ、マニシュ・ダヤル、
シャルロット・ルボン、ミシェル・ブラン出演

ラッセ・ハルストレム 監督、
122分 2014年11月1日公開
2014,アメリカ,ディズニー
(原題/原作:THE HUNDRED-FOOT JOURNEY)



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「ある日、南フランスでマダム・マロリーが経営する
ミシュラン1つ星フレンチ・レストランの真向いに、
インド・レストランが開業した。
究極の味と穏やかな雰囲気を重んじるフレンチに対して、
賑やかな音楽とともにスパイスたっぷりの
料理を提供するインド・レストラン。
道を隔てた相容れない2つのレストランの間で、
ありえない“戦い”が繰り広げられる。
そしてこの“戦い”が、やがてマダム・マロリーと
2つのレストランに拘わる人々の心に、
変化をもたらして行くのだった。」

cinemacafe HPより


ミシュラン1つ星フレンチレストランを守る
女主人マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)
作り笑顔としかめっ面で
道路を挟んだ向かいに越してきた
インド料理店を営む一家の
何もかもが気にいらない。


インド料理店の開店の日には
彼らのメニューから必要な食材を
マーケットで買い占めるという
意地悪ぶり、
格式の高いレストランなのだから
ドーンと構えていればいいものを
そんな小憎らしい演技は
ヘレン・ミレンの真骨頂。



ただしインド料理店の方も
黙ってやられてるだけじゃなく
小競り合いの様なバトルが
繰り広げられるわけだけど、
この映画の見どころは
インド料理店の次男ハッサンが
フランス料理に目覚め
才能を開花していく様子にある。



とにかく、美味しそうな料理が出て来るし
フランスの田舎の風景も
この映画の味付けのひとつ、
美味しいものって
同じ料理でも
誰と何処で、どんなふうにと言うような
味わったその状況で
印象は随分と変わるものだ。


先日のネパール旅行でも
ガイドさんに連れて行ってもらった
地元の人の行く
小さな食堂で食べた、
モモというネパール料理は
観光客向けのレストランのそれより
ずっと美味しく感じた。
値段も10分の1くらいだったしね。


何かを守ると言う事は大切だ
でも、新しいものを
受け入れるってことも
その人の度量を示し
何より豊かな生き方にプラスになる、

ただ人間はなかなか
新しいものを受け入れ無くなり
これまでに固執するもの。


一歩踏み出す
新しい出会いを受け入れる
言うのは簡単だが
それは難しいことも分かっている。



この映画の終わり方も
予想がついたが良かったな、
下世話な人間くさい部分を描きながら
とても上質で楽しい映画
大満足で劇場を後にした。


DVDになったら、また見たい。

★100点満点で100点

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映画「ジャージー・ボーイズ」 イーストウッド監督が何故この映画なのかは分からなかった

2014-10-17 20:46:01 | ミニシアター系映画
映画「ジャージー・ボーイズ」★★★★
ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、
マイケル・ロメンダ、ビンセント・ピアッツァ、
クリストファー・ウォーケン出演

クリント・イーストウッド監督、
134分 2014年9月27日日本公開
2013,日本,ポニーキャニオン
(原題/原作:JERSEY BOYS)



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「クリント・イーストウッド監督が
1960年代に活躍したアメリカの
ポップバンド、フォー・シーズンズをモデルにした
トニー賞受賞ミュージカルを映画化。
バンドの華やかな成功の裏に隠された
知られざるドラマや、
メンバー間に生じた亀裂を描き出していく。」

ぴあ映画生活 HPより

ニュージャージーの貧しい町で
生まれ育った4人の若者。
この町から抜け出すには、
軍隊に入るか、ギャングか、
スターになるしかない。

俳優が突然スクリーンの向こうから
語りかけてくるのは
うまい演出だと思った、

これを映像で描くか、セリフで言わせると
またそのシーンを用意しないといけないからね。

貧しいけれど
彼らは強い仲間意識と
何より独特な歌声と
作曲の才能が出会って
一躍トップスターへと駆け上がる、
その時の畳みかけるような
ステージシーンの
彼らの様子、観客の熱狂で
こちらにその熱がしっかり伝わってくる。



音楽好きなイーストウッド監督が
何故、舞台でミュージカルとして
ヒットしてるものを映画化したのか
そのあたりは分からなかったが、
現実を描きつつも
見終えてなんか爽やかな気分になる


実際に見ていたのは
栄光の陰の
仲間割れや、お金の問題
ギャングの存在など
結構「負」の部分が多かったのに
終わってみたら
彼らはそれぞれ精一杯に生きていて
それが何だかいちいち切なかったな。



ラストは歌に合わせて
インド映画もどきの
全キャスト勢揃いの踊りも
遊び心があって楽しい。


イーストウッド監督を考えると
どうしてもあとどのくらい
彼の作品が見られるか・・・、
同時代に彼の生きざまを見られる事が
ホント幸せなことなのだ。

★100点満点で80点


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映画「ファーナス 決別の朝」抜け出せるか、決断の時

2014-10-08 19:09:15 | ミニシアター系映画
映画「ファーナス 決別の朝)」★★★☆
クリスチャン・ベール、ウッディ・ハレルソン、
ケイシー・アフレック、フォレスト・ウィテカー、
ウィレム・デフォー出演

スコット・クーパー 監督、
116分 2014年9月27日日本公開
2013,日本,ポニーキャニオン
(原題/原作:Out of the Furnace )



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「レオナルド・ディカプリオ、リドリー・スコットが
製作に名を連ね、『クレイジー・ハート』の
スコット・クーパーが監督を、
クリスチャン・ベイルが主演を務めるクライム・ドラマ。
全てを失い絶望の淵に追い込まれた男の孤独な戦いを
“ファーナス=溶鉱炉“を舞台に描く。
共演にはウディ・ハレルソン、
ケイシー・アフレックら演技派が顔を揃える。」

ぴあ映画生活 HPより


タイトルのファーナスって
これだけじゃ、何を言ってるのか
日本人の大半は分からないと思う、

自分も意味不明でも
予告が面白そうだったので
前売券を買って楽しみにしていた作品。


予告の出来が良すぎた、
本篇は予告ほどスリリングでもなく、
重苦しい雰囲気に満ち満ちた作品で
何を伝えたかったのか・・・

自分にはよく分からなかったが
もちろん、描かれた世界を
どう受け止めるかは
こちら側(観客)に委ねられている。

前向きに生きようとしても
人身事故を起こしてしまい
服役して、それまで築いたものが
請われていくのを受け止めるしかない。

それでも再起を父も働いた
製鉄所に戻って新しい生活を始めるが
イラク戦争で心に傷を負った
弟ロドニー(ケイシー・アフレック)は
そんな生活を嫌がり
短絡的にお金を稼ごうと
短絡的な選択をする。

そして悲劇は起こる。

どこまで暗く
救いようの無い映画なんだと思ったが
それでも自分の意志を貫く
主人公の強さには惹かれた



けれどこの映画を見て
何を感じるだろう、
自分がそうじゃなくてよかったと
ほっとするくらいだ。


もちろん主人公のように悲惨でなくても
誰でも多かれ少なかれ
なにか「負」の部分を抱えている
あと少し何か悪い事が加わったら
今の生活を投げ出しかねない・・・
なんて状況はご免こうむりたいが
それでもその後自分が何を選択するかで
人間の価値は決まるのかもしれない。



何か面白い映画でも見よう!
ってなら、この映画は勧めないが
自分自身の日常から
ちょっと違う場所に行きたいなら
この映画は良いかもしれない。


★100点満点で75点

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