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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「カジノ・ゾンビ BET OR DEAD」カジノが舞台になってるが、意味は無い

2014-09-16 19:09:30 | ミニシアター系映画
映画「カジノ・ゾンビ BET OR DEAD」★★☆wowow鑑賞
グラント・バウラー、エヴァレナ・マリー
タウニー・サイプレス、ミコ・ヒューズ
ランス・レディック、アンソニー・マークス出演

コリン・ゼイズ監督、
89分 2012年9月22日日本公開
2014,アメリカ,ギャガ
(原題/原作:NON STOP)



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「『30デイズ・ナイト』で一躍注目を集めた
アメコミ作家スティーヴ・ナイルズの
原作を映画化したホラー。
舞台はカジノ・シティとして有名なネバダ州リノ。
突如として住民のほとんどがゾンビと化した街で、
偶然にも正気を保ったままの人々が、
壮絶なサバイバルを繰り広げる様を描く。
寝る、共食いするなどゾンビが
獲得した新たな習性に注目したい。」

ぴあ映画生活 HPより


wowowが夏の終わりに
ゾンビ映画をまとめて放送してて
全米テニスを気にしつつも
好きなゾンビ映画を何本か続けて見ている。


しかしこの映画、東京の方では
限定で公開されたんだね、
お金払って見るほどのモノじゃないな、
即レンタル行き!って感じで
安いB級のどこかで見たようなタイトルに
紛れていそうな作品。


核のボタンが押され
何故か住民はゾンビ化し、
彼らは共食いはするし
夜は立って眠ったり
そこそこ新しい発想は盛り込まれてるけど
「おっ!」って思うような
新鮮な「何か」は全く無かった。



じゃあ、なんでそんなの
見るんだよと言われれば
単純に「ゾンビ映画」が好きだからだ。


人間が死にそこなって
バケモノに変わり果て
人間を襲う・・・っていう
単純な発想から、どれだけの数の映画が
生まれている事か。


欧米のような埋葬の仕方だからこその
発想だけど、
その単純に日本ではあり得ない
その感覚がなんとも安心で
単純にコメディっぽく見られるから
好きなのかもしれない。


閉じ込められたビルの中で
限られた人間が
それぞれの自我をむき出しにして
それでも生き延びる為に
一致団結するんだけど
そのうちほころびが出て・・・、
新しい外部からの生き残りが合流し
さて、彼らの運命は・・・。

展開も目新しさはない
でもゾンビが街をただ歩く姿や
追いかけたり
数人で食らいつく様子
そんなシーンをただ見てるのが
単純に好きなんだろうな。



生きるということと
ゾンビという
なんとも中途半端な存在、
人間としてただ生き残るだけの姿って
ゾンビとそれ程変わらないかも

そんなことをつらつらと考えてる。


映画の出来としては
100円レンタルでやっとモト取り。

★100点満点で55点

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映画「鑑定士と顔のない依頼人」上質なミステリー、主人公と一緒に騙されていた

2014-08-30 11:23:15 | ミニシアター系映画
映画「鑑定士と顔のない依頼人」★★★★DVD鑑賞
ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、
シルヴィア・ホークス、ドナルド・サザーランド出演

ジュゼッペ・トルナトーレ監督、
131分 2013年12月13日日本公開
2013,イタリア,ギャガ
(原題/原作:LA MIGLIORE OFFERTA)



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「物語の始まりは、ある鑑定依頼。
天才鑑定士にして一流オークショニア、
ヴァージル・オールドマン。
それは、資産家の両親が遺した
絵画や家具を査定してほしいという、
ごくありふれた依頼のはずだった。」

cinemacafe HPより

公開当時、見に行きたいと思いながらも
時間があわずに見送っていた作品、
美術鑑定士であり
オークショニアの主人公、
演じるジェフリー・ラッシュは
様々な役を案じて、この顔で
結構、良い作品の主役で登場する。


美術品の鑑定という特殊な世界、
よく「見る目が肥えた」とか聞くけど
実際、美食家とかワイン通とかも
本物を見分けることは難しい、
真偽を見極める事が出来るのは
ごくわずかな人が持って生まれた才能と
それ以後のたゆまぬ努力があるから。



気難しい主人公は
そうそう簡単に鑑定依頼にも応じないが
興味を惹かれた依頼に
古い屋敷を訪れるが、
依頼者は色んな理由をつけては
実際に会う事を逃げまくり
それが却って鑑定士の興味を
さらに惹いていく。

同時に古い機械仕掛けの人形の
組み立てる過程も描かれ
本筋と同時に進行していく、
どれもこれも自分にとっても
魅力のある世界で引き込まれる。


主人公の自宅の秘密の部屋が
これまた圧巻だった、
様々な画家たちの描いた肖像画
それも女性ばかりが
大きな部屋の壁一面を埋め尽くしていて
主人公はその部屋で
それらの絵を見るのが至福の瞬間だ。



ラストは自分も驚いた、
なんかそんな予感がしてはいたが
まさかね、

主人公の驚愕の表情を見ながら
こんな結末とはね・・・って。


何だろう、知らない世界を体験しつつ
上質のミステリーを
ゆっくり味わって
ラストに騙される快感、
よく出来た脚本に拍手。


★100点満点で85点

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「マンデラ 自由への長い道」27年間と言う時間が変えたもの

2014-07-23 20:00:36 | ミニシアター系映画
「マンデラ 自由への長い道」★★★☆
イドリス・エルバ、ナオミ・ハリス出演

ジャスティン・チャドウィック監督、
147分 2014年5月24日公開
2013年/英=南アフリカ、 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

(原題/原作:MANDELA: LONG WALK TO FREEDOM)



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「南アフリカで人種隔離政策の
撤廃のため活動した
指導者ネルソン・マンデラの
自伝を映画化した感動作。
国家反逆罪に問われて27年もの間、
獄中で暮すも自らの信念を決してまげることなく、
闘志を燃やし、民衆と世論を動かし
隔離政策撤廃を実現した彼の半生を描く。」

ぴあ映画生活HPより


ネルソン・マンデラを知らない人は居ないだろうが
彼の半生については意外と知られていない、
獄中に27年間収監されていたが
そこに至る部分は
自分もこの映画で初めて知った。



聖人のように祭り上げられている
そんな印象があるが
実際のマンデラは離婚を経験し
目的の為には手段を選ばなかった過去も
しっかりと描かれている。


人種差別は現在も問題にされているが
法律によって明確に差別が
最後まで守られていたのが南アフリカ、
そこで実力行使をしつつ
かなり激しい抵抗も行っていたが
ついには収監されたことで
彼はインドのガンジーのような
積極的に何かをするのでなく
獄中で生きていることで
世界を変えた特異な存在だ。



殺し合ったり
差別したり
人間はどうしようもないことを
相変わらずしている

大声で何かを変えようというより
そういう事実を積極的に知る事、
無関心でいない事

このあたりに
ヒントがあると思うんだけどな

映画としては出来は平凡、
でも事実を描いているのだから
これ以上の演出は出来ないし
こんなものだろう、
興味深い内容の映画だった。

★100点満点で70点


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「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」あるかないかの才能を信じる男の1週間

2014-06-18 21:37:17 | ミニシアター系映画
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」★★★
オスカー・アイザック、キャリー・ マリガン、
ジョン・グッドマン、ギャレット・ヘドランド、
ジャスティン・ティンバーレイク出演

ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督、
132分 2014年5月30日公開
2013,アメリカ,ロングライド
(原題/原作:INSIDE LLEWYN DAVIS)



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「コーエン兄弟の新作と知って
どんな変わったものが飛び出すか!
楽しみに劇場へ。
その意味では肩すかしを食らった気分、
主人公の1週間を描いているが
何を言いたかったのか
ラストまで強烈なメッセージを
受取る事は無かったな」



NY、グリニッジ・ヴィレッジ。
フォークシンガーのルーウィンは
何をやっても裏目に出てばかりだった。
時々ライブハウスで歌うが
それ以外は女友達のアパートに転がり込み、
他人の夕食を当てにして
ドアを叩く様な日々。


それ程落ちぶれた感じや
悲壮感が無いのは
きっと夢を抱いて
好きな事をやっている様な
当時の若者の多くが
似たり寄ったりの生活をしていただろうからか。



猫を抱いて地下鉄に乗る主人公
それを茫然と見つめる乗客たち
何もかもが生活感という現実から浮遊し
リアルな当時を描いているんだろうけど
スクリーン越しに見える全てが
夢物語のようにも感じる。



街の片隅
夢を追う青年が毎日の些細な事に
翻弄され
それでも自分のやりたい事と
やりたくない事だけは
貫こうともがく姿を目で追う。


そのうち何か
映画的な驚きが用意されているハズと
ずっと期待して見ていたが
その意味では期待外れだった、



自分達は映画に大小の差はあれ
何かしらの勝利のようなものを
どうしても期待してしまう、

自分の何も起こらない日常から
ふっと何処か別の場所に
連れて行ってくれるような
ちょっとした仕掛けを期待して。


この映画にはそれは無かったけど
それでも妙に心にザワリとした
小さな引っかかりは感じたかな。


★100点満点で70点


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「チョコレートドーナツ」結末は救いが無いが、光も見える

2014-06-06 00:09:09 | ミニシアター系映画
「チョコレートドーナツ」★★★★
アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、
アイザック・レイバ、フランシス・フィッシャー、
グレッグ・ヘンリー 出演

トラビス・ファイン監督、
97分 2014年4月19日公開
2012,アメリカ,ビターズ・エンド
(原題/原作:ANY DAY NOW)




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「1970年代アメリカの実話をベースに、
母親に見捨てられたダウン症の少年と
彼と家族になって一緒に暮らしたいと願った
ゲイカップルの姿を描いた人間ドラマ。」



主演のアラン・カミングは、
毎週楽しみにしているTVドラマ
「グッドワイフ」で馴染みなので
彼のこんな一面を知り
それだけで驚きながら見ていた。



シンガーを夢見ながらも
ショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。
正義を信じ、世界を変えるため弁護士になったポール。
そして母に見捨てられたように生活する
ダウン症の少年マルコ。

現在、同じ事が起こったら
結果は違っているんだろうか?



ゲイのカップルには
子供の養育権は与えられなかった、
それは偏見や差別も大きいが、
なにより法律が立ちはだかる。


「なんとかしてあげたい」という
人間の持つごく自然な心情を置き去りにして
法律は決められた範囲でしか
結論を出す事ができない、

もどかしくも、それでも
仕方ないなと思う瞬間だ。

何とかしたいなら、法律を変えるしかない。

万人が納得する法律なんて
存在しないのだろう、
っそれでもどこかで割り切って
社会生活を成り立たせるのが現状。



先日の報道で、5歳の子供が
7年間放置され、
白骨化した状態で見つかったという。
父親は新しい恋人を大切にし
確信犯的に子供を餓死させてしまった、
そんな親もいる。


この映画は何て言ったらいいのだろう、
子供の無残な死を泣く?
不平等を憤る?
不理解を嘆く?

どれも一つの要素だけど
どれも核心をついては居ない。


結末は残酷なものだけれど
希望を感じることは出来た、

ただどれほど希望があろうと
死んでしまっては虚しい、
エンドロールの歌声が心に沁みた。

★100点満点で80点


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