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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「トレヴィの泉で二度目の恋を」いい年をして・・・という言葉が浮かぶ

2016-04-26 01:54:15 | ミニシアター系映画
映画「トレヴィの泉で二度目の恋を」★★★☆wowow鑑賞
シャーリー・マクレーンエルサ
クリストファー・プラマーフレッド
マーシャ・ゲイ・ハーデンリディア
ジャレッド・ギルマンマイケル
クリス・ノースジャック 出演

マイケル・ラドフォード 監督、
97分、2015年1月31日公開
2002、韓国
(原題/原作:ELSA & FRED)



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「『イル・ポスティーノ』などで知られる
マイケル・ラドフォード監督による
大人のラブ・ストーリー。
妻の死から立ち直れないでいる年老いた男と、
虚言癖のあるちょっと風変わりな
老女の出会いと恋の行方を
軽やかに描き出す。
アカデミー賞受賞俳優であるシャーリー・マクレーンと
クリストファー・プラマーの
ベテランならではの名演が味わい深い。」

ぴあ HPより


名優ふたりと「トレビの泉」なんて
タイトルにあれば
ちょっと落ち着いたシャレた
ドラマでも見られるかと
録画していたものを週末に見た



妻を亡くした80歳のフレッドが
娘に追い立てられるように
一軒家からアパートに移って来る、
何をする気力も無くして
ベッドに寝てばかり、
隣の部屋のシャーリー・マクレーン扮する
エルサは何かと彼の世話を焼くが
最初は迷惑と不機嫌な対応をするが、
あるきっかから
二人は一緒に外出するようになる。


先日の「マリーゴールド・ホテル2」でも
感じた事だけれど、
もう80歳近いのだから
親しい友人で良いんじゃないかと思うが

この映画でも二人はドアの前で
恥ずかしそうに口づけをするが
そういうのはあまり見たくない。


エルサは自分から
今夜は一緒に寝かせてと。


シャレてほのぼのした映画を
期待していたが
どうも老後と言っても
やはり恋は必要で
そのあたりがどうもノレなかったが、
それでもエルサが夢見た
トレビの泉での映画のワンシーンの再現は
そんなこと現実には出来そうもないから
余計と、そういうのって良いなと思った。



夢見がちでうそつきのエルサの
真実が最後に明かされるが
全体を通してそのノリで
いってくれていたら
映画の印象もだいぶ違っていたと思う。


老後って何をするんだろう?
何をしたいのだろう?

この映画からは
教訓めいたものは
得られなかったな。

★100点満点で75点

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映画「おみおくりの作法 」物悲しくも温かい物語

2016-03-31 01:09:49 | ミニシアター系映画
映画「おみおくりの作法」★★★★wowow録画で鑑賞
エディ・マーサン
ジョアンヌ・フロガット
カレン・ドルーリー
アンドリュー・バカン 出演

ウベルト・パゾリーニ  監督、
91分、2015年1月24日(土)公開
2013 イギリス/イタリア
(原題/原作:STILL LIFE)



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「『フル・モンティ』『パルーカヴィル』などを
生み出した名プロデューサー、
ウベルト・パゾリーニが監督を務めた感動のドラマ。
孤独死した人を見送る民生係の主人公が、
最後の仕事で亡き知人の人生を紐解きながら、
自身の新たな一歩を踏み出していく様を描く。
イギリスの実力派俳優エディ・マーサンが、
几帳面で誠実な主人公を情感豊かに演じる。」

ぴあ HPより


孤独死した人を見送る仕事、
日本でも役所の誰かが
やってくれているだろうが、
そういう人を主人公に
映画を作ろうって
そこからすでに変わっている、
どう考えても大ヒットは、しそうにないからね



でもこれが、
なんだか可笑しく
そして哀しく、
この感情が、怒りなのか
諦めなのか
自分でも消化しきれていない。


もう何年も親子関係を
絶っていて、
亡くなったと連絡が来ても
葬儀には出ない人が多いと言う事実、
それは映画の中だけじゃなく
実際にそうなんだろう、
じゃなきゃ、孤独死なんてしない。


ひとりで生きていける時代だ、
社会との関わりも
なるべく少なくしても
自分だけの世界で楽しみ
それで充分とも言える。


そしてその先に
必ず「死」がある、
主人公は大きく感情を揺さぶられない
なるべく感情を抑えているようにも
思えるが、それが始めからなのか
この仕事をするようになってからなのか。



アパートの向かいの部屋の男が
死んだ事から
彼の日常は微妙に変化していく。


彼の努力が報われようとした矢先
彼もまた不慮の事故で
命を落としてしまうんだけど
ラストには、なんともいえない
彼への贈り物が行われる。



それはこの映画を見てる人に
それぞれの形で
考えさせるシーンでもある。



派手な映画じゃないけれど
しみじみ色々考えるきっけを
くれる映画だった。
寂しくて暖かい映画だった。

★100点満点で85点

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映画「ナイトクローラー 」過激を求めるのはメディアなのか、大衆か?

2016-03-24 01:09:41 | ミニシアター系映画
映画「ナイトクローラー 」★★★★DVD鑑賞
ジェイク・ギレンホール、
レネ・ルッソ、ビル・パクストン 出演

ダン・ギルロイ 監督、
92分、2015年8月22日公開
2014,アメリカ,ギャガ
(原題/原作:NIGHTCRAWLER)



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第87回アカデミー賞脚本賞にノミネート

「『ボーン・レガシー』などの脚本を
手掛けてきたダン・ギルロイの初監督作で、
『複製された男』のジェイク・ギレンホールが
主演を務めるクライム・スリラー。
事故現場の生々しい映像を撮影し、
テレビ局に高値で買い取られた主人公が、
さらに刺激的な映像を求めて行動を
エスカレートさせていく姿を描く。」

ぴあHPより

主演のジェイク・ギレンホールは
彼を最初に見た
99年の「遠い空の向こうに」に以来
注目している俳優のひとり

イケメンではないが
その分、色んな役で楽しませてくれている。


今回も彼の顔が映ったとたん
主人公の持つ狂気が見てとれる

貪欲なのし上がりたいという
気持ちをさらけ出しながらも
どこか静かな印象で
彼のトンデモナイ行動との対比が
余計と内に秘めた狂気をあぶり出す。

スゴイ演技。

学歴もコネもなく、
仕事にあぶれたル主人公は
偶然出くわした事故現場で
生々しい映像をテレビ局に売る
パパラッチの姿に刺激され
見よう見まねで始めてみる。

高値で売るには
過激な映像を求められ
事件現場に手を加えるという
禁断の一歩を踏み出してしまう。



より過激な映像を撮影することが
自分を高めてくれる、
高値で売れることは
自分自身もそれなりの人間となる、
そんな錯覚に囚われたように
彼の行動はエスカレートする。


自分達はその行動に
行き過ぎた過剰な正義を見るが
彼を駆り立てているのは
「見たい」という
人間の欲求が
彼と言う人間として具現化した結果

その事を薄々感じながら
「怖いな」と、どこか
少し離れた場所から見てる自分を
意識せざるを得ないのだ。

怖いことだ。

人間の欲望は計り知れない
時々こんなふうに見せられると
ぞっとするけど、
それも一瞬に過ぎない、
そんな狂気をすぐに忘れて
自分以外の誰かを怖いと思うのだ。


怖い映画が見たいならオススメ。

★100点満点で85点

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映画「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 」いちまでたっても色恋から抜けられない

2016-03-22 10:58:34 | ミニシアター系映画
映画「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 」★★★☆
ジュディ・デンチ、マギー・スミス、
ビル・ナイ、デヴ・パテル、
リチャード・ギア 出演

ジョン・マッデン 監督、
92分、2016年3月4日公開
2014,イギリス、アメリカ, 20世紀フォックス映画
(原題/原作:THE SECOND BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL)



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「インドのリゾートホテルを訪れた
男女7人の物語を綴ったヒット作
『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の続編。
前作に続きジョン・マッデンが監督を務め、
新しい宿泊客を迎えたマリーゴールド・ホテルで
巻き起こる人間模様をユーモラスに描く。
ジュディ・デンチ、ビル・ナイら
おなじみのメンバーに加え、
新たにリチャード・ギアが参加する。」

ぴあHPより

前作の感想はコチラ↓
映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう 」★★★★
夢と現実は違うけれど、願わないと進まない


前作と主要な登場人物は変わらない、
色んな事情で老後を過ごす人たち、
前作は、何故彼らはここに来たのか、
それぞれの事情を描いて
色々あったけど
まあ、ここで暮らしましょう
というところが描かれた。



このホテルは朝は全員の点呼から始まる、
部屋で夜中に死んでないか
確かめるためだ

そんな幕開け
今回はホテルライフはもう
落ち着いているので
新たなゲストと第二のホテル誕生か!
そんな内容。

文化の違いに驚き
それでも何とか折り合いをつける
人間のたくましさみたいなものが
この映画の面白さの一つだけど
今回は、彼らの恋愛事情が
とても多く描かれ
80近い年齢で、もう色恋は良いだろうと
感じるのは自分が日本人だからか。



なんかもっとあっさり生きてて欲しいのに
どうしても好きだ嫌いが
彼らにはとても重要なことらしく
そのあたりは、なんか素直に楽しめない
もっとサラリと描いて欲しいものだ。


そうは言っても
老後、暑過ぎるのは困るが
景色の良い所で
日がな一日、本を読んだり
のんびり出来たら理想的だろうな

日本では物価が高過ぎて
優雅な老後は望めそうもないから
これから、彼らのような人って
増えるのかもしれない。

今回はピンクシティーと呼ばれる
ジャイプールの観光名所も案内され
ちょっとした旅行気分も。

楽しい時間。
なんかまたあの、濃厚な空間に
短い時間で良いから行ってみたくなった。

映画としては前作の方が良かったな。

★100点満点で80点

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映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」売る売らないのドタバタ軽騒動

2016-03-08 19:29:11 | ミニシアター系映画
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」★★★☆
モーガン・フリーマン、ダイアン・キートン、
シンシア・ニクソン、クレア・ヴァン・ダー・ブーム 出演

リチャード・ロンクレイン 監督、
92分、2016年1月30日公開
2014,アメリカ,スターサンズ
(原題/原作:5 FLIGHTS UP)



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「ジル・シメントのベストセラー小説を、
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンの
豪華共演で映画化。
住み慣れた我が家を手放し、
エレベーターのある部屋に
引っ越すことを決めた夫婦が、
愛犬の体調不良や近所でのテロ騒動、
不動産相場の大荒れなど
様々なトラブルに巻き込まれる様を描く。」

ぴあHPより


ブルックリンの街を一望できる
アパートメントの最上階、
画家のアレックスと愛妻ルースが
この理想的な我が家に住んで
40年が経った。

しかしエレベーターの無い
このアパートは
彼らが快適に暮らすには
少々無理となり始めたので
彼らはこのアパートを売って
エレベーターのある住居へ
引っ越そうと考え、
売りに出すことを決意した。



40年前、結婚した頃は
黒人と白人の結婚は珍しく
二人はそんな環境の中
ボロボロだったアパートを
二人の使い勝手が良いように
壁を塗ったり
お気に入りの家具を揃えていった、
ふたりの歴史そのものだ。



築80年くらいのエレベーター無しの
物件が1億円を超えると言うのも驚く、
物価が世界一高いとはいえ
犬の手術も100万円!
なんだか違いすぎてる。



そういうのを普通に感じながら
暮らしているのは
どんな感じなんだろう?
だから年を重ねて
大切なものを守っている夫婦の
さりげない日常を扱いながらも
とても普遍的ではないので
共感はできないなぁ。

やはり違いすぎるのだ。

自分だって自宅の3階や屋上へも
行くのが面倒なんだから
70歳過ぎた二人は
そのうちやはりエレベーターのある
アパートへ映る事になるだろう、
そのうち車椅子も必要って考えると
それは仕方ない事。

色々あったけど
とりあえず結論は先延ばしにして
もう少し同じ生活を続けようという
なんとも人騒がせな映画
だけど
大作映画と違って
色々自分と比べたりしながら
ニューヨークの生活事情も
垣間見る事が出来て面白かった。


まさにミニシアター向きの映画

★100点満点で75点

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