走快エイトの気まぐれ人生

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「部活激変」の記事に思う

2006年09月20日 09時06分39秒 | PTA&学校(~18年度)
昨日の読売新聞「教育ルセサンス」の欄で特集されていた「部活激変(6)」を偶然目にしました。部員減少に悩む高校の体操部が、魅力アップを模索するといった記事でしたが、ふと体操競技に青春を燃やしていた学生時代の自分を思い出しました。私が体操に興味を抱いたのは、幼い頃に憧れた正義の味方のようなアクションをしてみたかったからでした。

小学4年生の時、週1回のクラブ活動で体操クラブを選択し3年間続けました。しかし、当時の自分の体力不足に加え、練習時間の少なさ、先生の知識不足から、なかなか上達出来ませんでした。ところが、中学進学後に入部した体操部では、すべての問題が解消されました。県内でもトップレベルの実力を持つ3年生、知識豊富な顧問の先生がいらしたのです。

当時の日本は、国際的に男子体操チームの連戦連勝が続いており、モントリオール五輪を直前に控えた代表選手たちの演技を、顧問の先生に連れられ東京の両国まで見に行ったこともあり体操の虜になりました。厳しい補強運動は、体力の無い私にはとてもきつかったのですが、小・中・高の12年間で最高に充実した1年間だったと思います。

教室では、休み時間になると自由演技の構成を紙に描いたり、昼休みには先輩方から鉄棒の特訓を受け、放課後の本練習に臨んだものでした。町の体育祭のアトラクションでは、体操部のマット運動を先輩方と共に披露することが出来たのは、良い記念になりました。残念ながら、中1の春に顧問の先生の異動により、私のオリンピック選手になる夢は消えてしまいました。

自費で購入した体操競技の本を見ながら、部員同士で技の習得に励みましたが、それにも限界がありました。私が卒業した後、数年して体操部は廃部になったそうです。その後、うちの中学にはこれまで体操部は存在していません。私が進学した高校にも体操部はありましたが、中2中3の時と同じ状況であり、危険を伴う高度な技の習得は出来ませんでした。

学校では、専門的知識を持つ先生と高価な器具が揃っていないと体操人気の復活は難しいです。欧米同様に、地域のクラブチームの存在があれば・・・。努力すれば新しい技が習得でき、目に見えて実力アップが分かる素晴らしい競技ですが、練習環境を整えるには、様々な工夫が必要です。(体操のことは、1月10日にも書いていますので、参照して頂ければ幸いです。)


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