国際シンポジウムに参加して

２月２８日は、午後から千葉県佐倉市内のホテルで開催された「第１１回順天堂大学スポーツ健康科学部　国際シンポジウム」に参加してきました。特別講演された車椅子によるパラリンピック陸上競技のメダリストである安岡チョークさんのお話は、正に実体験からのお話であり、とても心に響きました。彼は元タイ人ですが、タイに住んでいる時代、一般の小学校で小６まで体育は、生まれながらに脚がないため動けないとして見学ばかりさせられたそうです。中学で特別支援の学校に行けたことにより、先生からスポーツと接する機会を与えてもらえ、将来はプロのスポーツ選手になろうという夢を持ったと話されていました。障がい者はスポーツするのが無理と思われることが多いですが、チャンスさえあれば、きちんと寄り添ってコーチしてくださる方さえいれば、。。。つまり、スポーツをする環境が整っていれば、健常者と同じようにスポーツを楽しめることを、力説されていました。参加者には、先生を目指す学生が多かったようですので、しっかり彼の言葉を記憶し、教育に生かして欲しいと思います。（写真で横にいる女性は、彼の日本人の奥さんです。彼が英語で話したことを、奥さんが日本語に通訳してくださいました。）

テニスで錦織選手を遥かに超えている日本人あり

日本のメディアでは、全米オープンで錦織選手が世界ランク１位の選手を負かしたとか、初めて日本人として決勝進出したことが、取り上げられました。しかし、もっと偉大な日本人のテニス選手が存在しても、一切取り上げようとしないのは、彼が障害を持つ車いすのテニス界で活躍しているからなのでしょうか？

その選手の名は、国枝慎吾さん（３０歳）。なんと、今回の大会では全米単複制覇！シングルスは６度目の優勝です！世界の４大大会を１年間で制覇するいわゆるグランドスラムだって、彼は世界の歴代最多記録をもっているそうです。パラリンピックでも、シングルスで２個、ダブルスで１個の金メダルを獲得しています。

もうひとつのW杯で日本代表を応援しています！

日本知的障がい者サッカー連盟に、先日ですが都立八王子特別支援学校のA先生から応援写真＆メッセージが送られてきたそうです。内容は、かつてチームの代表監督の小澤先生とスタッフの木村先生に関わったことがあり、現在の職場の教職員に呼びかけ、応援シャツを購入し、みんなでもうひとつのW杯、知的障がいサッカー日本代表を応援しています、とのことでした。

私は、フェイスブックの投稿でこの記事を知り、とっても感動しました。実は、私も個人的に応援シャツを購入し、日本代表チームの遠征費用に協力させて頂いております。日本代表選手団が無事にブラジルへ遠征し、試合を戦い抜いて帰国して欲しいと願っています。一人でも多くの皆さんに、もうひとつのワールドカップサッカーの存在を知って欲しいです。とりあえず、成績は二の次です。

偶然分かったヒロインの誕生日

今日は、写真の可愛らしい女性「吉川美香」さんの誕生日です。偶然、ＮＨＫの五輪直前の特集番組で、彼女が吉岡聖恵さん（いきものがかり）と話している映像を見直すチャンスがあり、吉川選手のことをググったら、なんと今日が誕生日と分かり、勝手に嬉しくなり投稿してしまいました。

彼女は、夏の国内大会女子１万ｍレースで、長距離の女王と言われる福士選手をゴール１キロ前でブッチ切り、見事に優勝で五輪切符を手に入れました。しかし、ロンドン五輪本番のレースでは、日本３選手の中でも最下位の１６位どまりで、不本意な結果と終わってしまいました。

それでも、ずっと以前から彼女の大ファンです。駅伝でも、彼女の走る区間だけは、永久保存しているほどです。スカッとするような切れ味鋭いラストスパートは、多くのファンが魅了されてしまうと思います。また、彼女の勇姿をレースで早く見たいものです。

ロンドン五輪が開幕

ロンドン五輪が、日本時間で７月２８日未明に開幕しました。近代五輪になって、まだ３０回目だったことを初めて知りました。４年に１度の祭典ですから、第１回は１２０年前ってことかな？きっと、大勢の人が睡眠時間を削ってテレビ観戦することでしょうから、寝不足必至ですね。個人的には、日本代表の女子＆男子サッカー・男子体操・女子陸上など多くの種目に興味を持っています。自宅にある３台のＤＶＤプレーヤーをフル活動して、各スポーツの試合をテレビ観戦したいと思います。心の底からワクワクするような大感動が、もうすぐ観戦できると思うと、年齢を忘れて童心に返るみたいな気がします。

天晴れ内村３連覇

内村航平（コナミ）選手が、史上初の世界選手権個人総合３連覇を果たしました。優勝インタビューでは、3連覇の金メダルより演技の美しさが認められたエレガンス賞を獲得出来た方が嬉しいと話していたのには驚きました。彼の価値観のせいでしょうね。男子体操は６種目ありますので、得意の床運動、鉄棒はもちろん、残る種目も、そつなくこなす内村選手は本当に凄いです。今大会で、日本のエースである彼は、団体予選、決勝ともに全６種目に出場しています。疲労が溜まる中での試合で、殆どミスなしで全種目をやり遂げる精神力は並外れています。

日本では、オリンピックと世界選手権で７人の男子個人総合王者を生んでいるそうです。オリンピックでは１９６４年の東京五輪で金メダルに輝いた遠藤幸雄を皮切りに、加藤沢男、具志堅幸司の３氏。世界選手権では監物永三、笠松茂、冨田洋之の３氏、そして内村航平選手です。私も小4から高3まで機械体操に夢中で取り組んできましたので、彼のことが余計に誇りに思えます。難しい技を完璧にこなすだけでなく、脚や手の先まで綺麗に意識が届いている点も、評価できます。是非、この勢いで来年のロンドン五輪も頑張って欲しいです。

スペシャルオリンピックスをご存知ですか？

スペシャルオリンピックス（ＳＯ）は、知的発達障害のある人たちに、日常的なスポーツトレーニングプログラムと競技会を提供することで、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織です。現在世界では250 万人の“アスリート(ＳＯに参加する知的発達障害のある人たち)”と70 万人を越えるボランティアが、日本では2010年時点で7,662 人のアスリートと17,102 人のボランティアが活動に参加しています。

スペシャルオリンピックスの使命は、知的発達障害のある人たちに年間を通じて、オリンピック競技種目に準じたさまざまなスポーツトレーニングと競技の場を提供し、参加したアスリートが健康を増進し、勇気をふるい、喜びを感じ、家族や他のアスリートそして地域の人々と、才能や技能そして友情を分かち合う機会を継続的に提供することです。

私は、２年前の夏にＳＯ活動を知り、当時中３の次男と共に、スペシャルオリンピックス日本・千葉のサッカープログラムに参加し始めました。当時、会場で知り合ったアスリートの保護者や役員の皆さんが、とても暖かく迎えてくれて、大変に居心地の良い気分だったことを覚えています。私はこのＳＯ活動をライフワークにしたいと考えています。

天晴れ、なでしこジャパン！

７月１８日は、日本女子サッカー界にとって、特別な１日になりました。ドイツで開催されていた女子のサッカーワールドカップで、日本がこれまで２４試合で３引分けのみで勝ったことがないアメリカにＰＫ勝ちし、見事に優勝を飾りました。 私は６時過ぎに起きた際、既に延長戦後半で、日本がピンチのシーンでした。先に起きていた女房、母とともにテレビ観戦しました。冗談で、「（今は２対２で同点なので、）これで日本が負けたら、俺は貧乏神。勝ったら、福の神だね。」と二人を笑わせました。

最終的に、１２０分間両チームが戦っても、甲乙付け難く同点で終わりました。そして、運を神に任せると言われるＰＫ戦で、日本はアメリカに勝ちました。午前中は、試合終了後も試合を衛生中継したフジテレビで、サッカーの特集が延々とあり、楽しめました。今回のワールドカップが始まる前までは、殆ど知識がなかったなでしこジャパンについて、だいぶ分かってきました。大会ＭＶＰ／得点王まで獲得した日本のキャプテン澤選手は、一躍「時の人」になりましたね。次はロンドン五輪だ！

なでしこの躍進

今回の世界大会での全日本女子・なでしこジャパンの活躍は、素晴らしいですね。今朝も、前回優勝のドイツに勝ったとのニュースに、本当に驚きました。 相手は開催国チームで、実力も世界一と称されるだけあって、前半・後半が０対０でいけただけでも善戦したと言えます。延長戦に入って、ゴール前で澤選手からのパスを受けた丸山選手の、巧みなドリブルからのシュートは圧巻でした。

不思議なことに、アニメのキャプテン翼でジュニアユースの日本が決勝でドイツを破り優勝したシーンを思い出しました。ヤマト魂ｖｓゲルマン魂みたいな、壮絶な戦いは、アニメとは言え凄まじいものでした。そのシーンが脳裏に浮かぶような、素晴らしいなでしこジャパンの選手たち。先般の東日本大震災で、日本が世界中から注目されている中、この勢いで、世界一まで目指して欲しいです。

東京マラソンでの珍事

いつかは、こんな珍事が起きると思っていました。なんと、昨日開催された東京マラソンで、走るプロの集団である実業団に所属せず、自主トレに励んできた埼玉在住の川内さんが、２時間８分台という好記録で日本人のトップ(全体でも３位)でゴールしたのです。フジテレビでのレース中継は、参加した芸能人をチヤホヤするシーンが多く、個人的に嫌気がさして視聴するのを止めました。

夜７時のＮＨＫニュースで、川内さんのことを知り、本当に驚きました。別の番組だったかもしれませんが、彼が上下のスーツにリュックを背負った姿で通勤ランしている映像も見て感心しました。また、埼玉県庁の職員として、学校に勤務しているというではありませんか。公務員である市民ランナーが、東京マラソンのように大きなレースで好成績を収めるとは、誰が予想したでしょう？

ただでさえ、最近の男子長距離陣は、不甲斐ない成績が続き、世間の風当たりが強いようです。今後の実業団の動きについても、見直されることが出てくるかもしれませんね。お金をかけず、コーチもいない市民ランナーにプロのエリートランナーたちが負けたのですから。かつて宗兄弟・瀬古・喜多・中山などが世界を相手に活躍したように、若いランナーに大きな期待をせずにはいられません。

天晴れ国枝選手！

29日、国枝慎吾選手（26歳）が、今年最初の４大大会、全豪オープン（ハード）の車いす部門で、全豪５連覇を達成しました。彼は、前日に行われたダブルスに続き単複での優勝となり、正に車イスのテニス界では世界ナンバー１です。これまでも、車いすテニスにおける４大大会（全豪オープン、ジャパンオープン、全仏オープン、ＵＳオープン）で、2007年から続く連勝記録を16に伸ばしました。

御徒町のアートスポーツが、１年近く前に現在の松坂屋隣りに移転直後、彼が同店に招かれて、元女子プロテニスプレーヤーの浅越さんとのトークショーが行われたことがあります。偶然に、買物で同店に立ち寄り、国枝選手を間近で見るチャンスに恵まれたことがあります。以前から、彼の活躍はテレビで見て知っていましたが、それ以来は車イステニスという競技にも興味を持つようになりました。

箱根駅伝２０１１雑感

第８７回箱根駅伝（東京箱根間往復大学駅伝競走）は、復路５区間のレースが行われ、早稲田大学が１８年ぶりの総合優勝を飾りました。これは、昨年１０月の出雲駅伝と同１１月の全日本大学駅伝と合わせ、史上３校目の学生駅伝３冠を達成したことになります。昨日の５区山登りで柏原（東洋大）の活躍により１０区間全て１位とはいきませんでしたが、早大は復路６区でトップに立ち、そのまま１位を守り、コース新記録で優勝を飾りました。１００ｍ差まで追いつきながら、２位となった東洋大も天晴れです。

優勝争いとは別に、１０位までのシード争いも熾烈を極め、楽しめました。今回の大会は、走っている途中に怪我や体調不良で倒れる選手もいなかったことや、９区から１０区への襷リレーで日本大学を除き全チームが襷を繋ぐことが出来たのは、何よりでした。実は、地元の順天堂大学が出場していなかったので、東洋大を応援していました。箱根３連覇は逃しても、立派な２位でしたので良かったです。選手、関係者、コースまで応援に出かけた皆さん、お疲れ様でした。また、来年も楽しみです。

スペシャルオリンピックスをご存知ですか？

スペシャルオリンピックス（ＳＯ）は、知的発達障害のある人たちに、日常的なスポーツトレーニングプログラムと競技会を提供することで、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織です。現在世界では250 万人の“アスリート(ＳＯに参加する知的発達障害のある人たち)”と70 万人を越えるボランティアが、日本では約6,200人のアスリートと19,000 人を超えるボランティアが活動に参加しています。

先日、ＳＯ代表のオリンピック元メダリスト有森祐子理事長のインタビュー記事が、某新聞に掲載されていました。我が家の次男も、千葉県代表の一人で大阪の全国大会に出場するため、来週には町長を表敬訪問することになりました。学校の先生とSO関係者が同伴してくれるそうです。大変に名誉なことですし、このことでスペシャルオリンピックスの知名度が上がれば嬉しいと思います。

事故連鎖の始まり

１９日に観戦したレースでは、事故が多発しました。スタートして間もなく起きた事故を偶然にiPhoneで録画していましたので、ご紹介します。
自分の携帯から試しましたところ、この動画は携帯での視聴は無理なようです。

涙もろくなった

テレビでサッカーの日本代表の特集を見てました。ＤＦ（守備担当）の中澤選手の日記が公開されたコーナーで、目がウルウルしてしまいました。元ゲームキャプテンだった彼が、今回は別の選手にその座を奪われたけれど、チームワークを良くするためには何をすべきか悩んでいる様子がうかがえました。

ワールドカップでの前回大会（ドイツ）では、代表選手一人ひとりに力はあっても、それをチームの力として引き出せなかったことが、悔やまれたそうです。その失敗を生かし、今回の日本チームは実によくまとまっていましたね。殆んど公式試合に出られなかった、海外組も含めた控え選手の活躍も立派でした。