[町会名簿作成困難で助け合い崩壊も…個人情報保護]
内閣府の国民生活審議会個人情報保護部会のヒアリングは7日、日本新聞協会に続き、東京都町会連合会と全国民生委員児童委員連合会(全民児連)が、昨年4月の個人情報保護法の全面施行後、町会名簿が作りにくくなるなど、地域社会の「助け合い精神」が崩壊しかねなくなっている実情を報告した。
都町会連合会の石川誠一会長は、住所や氏名、電話番号、職業が記載されていた町会名簿から、職業、電話番号がなくなり、「会費は払うが、名前は載せないでほしい」という住民が増えていると説明。港、渋谷、新宿各区では、既に名簿を作れない状況という。
石川会長は「災害弱者も登録した人しか把握できない。地域組織が崩壊しかねない」と訴えた。[4月8日読売新聞から抜粋〕
次男が通う小学校のPTAでも、この記事に関連したことで困ったことが起きています。今年度から児童の登下校を見守る役目を「校外指導委員会」に加え、新しく「地域連絡員」を設けて強化することになりました。しかし、お互いに連絡を取り合う際に「個人情報保護」の影響か名簿が作れず、せっかくの組織がうまく活動できないとのことでした。役員同士で電話連絡もできないとは、おかしくないでしょうか?そんなに他人に知られてはいけない秘密情報をPTA会員はそれぞれ隠し持っているとでもいうのでしょうか?全くの想定外です。昨年度のPTA役員の皆さんが一生懸命知恵を絞って時間をかけて組織した「地域連絡員」が形骸化してしまうとは、残念で仕方ありません。ちなみに、うちの中学PTAでは、公表する名簿にはクラス・生徒の氏名・役員の氏名だけですが、各委員会ごとに作成する名簿では電話番号やメールアドレスも載せた連絡網を作成し利用しています。
内閣府の国民生活審議会個人情報保護部会のヒアリングは7日、日本新聞協会に続き、東京都町会連合会と全国民生委員児童委員連合会(全民児連)が、昨年4月の個人情報保護法の全面施行後、町会名簿が作りにくくなるなど、地域社会の「助け合い精神」が崩壊しかねなくなっている実情を報告した。
都町会連合会の石川誠一会長は、住所や氏名、電話番号、職業が記載されていた町会名簿から、職業、電話番号がなくなり、「会費は払うが、名前は載せないでほしい」という住民が増えていると説明。港、渋谷、新宿各区では、既に名簿を作れない状況という。
石川会長は「災害弱者も登録した人しか把握できない。地域組織が崩壊しかねない」と訴えた。[4月8日読売新聞から抜粋〕
次男が通う小学校のPTAでも、この記事に関連したことで困ったことが起きています。今年度から児童の登下校を見守る役目を「校外指導委員会」に加え、新しく「地域連絡員」を設けて強化することになりました。しかし、お互いに連絡を取り合う際に「個人情報保護」の影響か名簿が作れず、せっかくの組織がうまく活動できないとのことでした。役員同士で電話連絡もできないとは、おかしくないでしょうか?そんなに他人に知られてはいけない秘密情報をPTA会員はそれぞれ隠し持っているとでもいうのでしょうか?全くの想定外です。昨年度のPTA役員の皆さんが一生懸命知恵を絞って時間をかけて組織した「地域連絡員」が形骸化してしまうとは、残念で仕方ありません。ちなみに、うちの中学PTAでは、公表する名簿にはクラス・生徒の氏名・役員の氏名だけですが、各委員会ごとに作成する名簿では電話番号やメールアドレスも載せた連絡網を作成し利用しています。