昨日は、女房が次男をプールに連れて行くことになり、休日だった私は留守番をしました。日中に、全く驚きの光景を見ました。ずっと倒れたままだった愛犬ハナクロが、ヨタヨタと歩き出し庭を横切り、門の外まで出て行ったのです。外にいた父が発見し、大声で私に教えてくれました。今から思うと、それは彼の最期の「あがき」だったのかもしれません。
どこにあんな力が残っているのか? しばらく全く飲み食いしていないフラフラな状態で、どうして歩けるのかと不思議に思いました。蝋燭の炎は、消える間際が1番明るいと聞いたことがあります。彼も、死を悟り最後の力を出し、大好きだった散歩をしようとしたのでしょうか。すぐにまた庭に戻った彼は、車庫の前でいつものように倒れました。
そんな状態を見慣れていましたが、その時は気になって水を飲ませました。閉じていた彼の口を開き、園芸用の如雨露(じょうろ)を使って無理やり水を注ぎ込みました。すると、嫌がっていた彼も水をゴクゴクのみ始めたので、一安心しました。その後、雨が降り出してきたので、彼がいつもいる木陰に搬送しました。
そして昨夜9時過ぎ、ハナクロは息を引き取りました。7月29日に瀕死の状態になり1ヵ月後のことでした。女房は娘を塾へ迎えに行った帰りに様子を見に行き、第1発見者となりました。これも何かの縁でしょうか。今から考えると、私自身も女房が出掛けた直後に彼のところに行き、死に際に接していたことになります。
ハナクロは、生後間もなく迷い犬として我が家に居つき、18年間も生き続けました。番犬としては今一つでしたが、餌を猫や雀たちに取られても平気でいるし、我が家を訪れる人や散歩中に行き会う他の犬には愛想良くしたりし、皆から愛されていた犬でした。散歩が大好きでしたので、きっとあの世では自由に走り回っていることでしょう。冥福を祈ります。
写真は、まだなんとか散歩ができていた頃:倒れる前のハナクロです。
どこにあんな力が残っているのか? しばらく全く飲み食いしていないフラフラな状態で、どうして歩けるのかと不思議に思いました。蝋燭の炎は、消える間際が1番明るいと聞いたことがあります。彼も、死を悟り最後の力を出し、大好きだった散歩をしようとしたのでしょうか。すぐにまた庭に戻った彼は、車庫の前でいつものように倒れました。
そんな状態を見慣れていましたが、その時は気になって水を飲ませました。閉じていた彼の口を開き、園芸用の如雨露(じょうろ)を使って無理やり水を注ぎ込みました。すると、嫌がっていた彼も水をゴクゴクのみ始めたので、一安心しました。その後、雨が降り出してきたので、彼がいつもいる木陰に搬送しました。
そして昨夜9時過ぎ、ハナクロは息を引き取りました。7月29日に瀕死の状態になり1ヵ月後のことでした。女房は娘を塾へ迎えに行った帰りに様子を見に行き、第1発見者となりました。これも何かの縁でしょうか。今から考えると、私自身も女房が出掛けた直後に彼のところに行き、死に際に接していたことになります。
ハナクロは、生後間もなく迷い犬として我が家に居つき、18年間も生き続けました。番犬としては今一つでしたが、餌を猫や雀たちに取られても平気でいるし、我が家を訪れる人や散歩中に行き会う他の犬には愛想良くしたりし、皆から愛されていた犬でした。散歩が大好きでしたので、きっとあの世では自由に走り回っていることでしょう。冥福を祈ります。
写真は、まだなんとか散歩ができていた頃:倒れる前のハナクロです。