スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

アントニオ ガウディ

2013-07-13 13:25:47 | 建物

スペイン、カタルーニャ出身の建築家(1852年~1926年)

73才でサグラダ・ファミリア(聖家族教会)に埋葬された。

ガウディはミサに向かう途中、路面電車に轢かれて亡くなった

晩年、身なりに気を使わなかった為

浮浪者と間違われて手当が遅れ、亡くなった。

サグラダ・ファミリア(世界遺産)1882年に建築家

フランシスコ・デ・ビヤールが着工し、アントニオ・ガウディが

引き継いだが、彼の死後、いまだ建設が続く未完の教会

正面の前にある池の向こうから撮るのがオススメ

完成予定の模型。完成は50~100年後ともいわれている。真ん中の

大きな塔がイエスキリストの塔

現在、下部工を建設中

19世紀から20世紀にかけて、アールヌーヴォー期の

バルセロナを中心に活動したガウディの作品群として

1984年ユネスコの世界遺産に登録、その作品をこれから紹介します。

比較的新しいファサード。合計18本の鐘楼が

建てられることになっている。

ガウディはサグラダ・ファミリアに「石で聖書を刻む」という

構想を持ち、弟子たちに託したという。

その石による装飾は、二人の彫刻家がとりまとめている。

「生誕のファサード」は現在、この教会の主任彫刻家である

日本人 外尾 悦郎氏(ネスカフェのTVコマーシャルに出ている人)

に委ねられている。この飾りも氏の作品とか。

正面入り口の上に鳩の群れがすごくアクセントになっている。

外尾 悦郎氏の作品

彼は現在ガウディの思想の一番の

理解者と言われている。

「受難のファサード」は地元の彫刻家スビラックスが担当

彼は機械でつくり、ガウディの構想と全く異なる

超現実的なものを設置している。

教会内部の柱群とモダンな飾り物

内部の建築はかなり進んでいてミサも行われているそうだ

他の教会にない本当に不思議で美しい空間が圧倒的なパワーで迫ってくる。

祭壇 上部の明かりとりエリアは太陽の光が入り

壮厳で、神が舞いおりて来そうな気がした。

教会中央部分祭壇付近。モダンな独創性と

アール・ヌヴォーの香りがして本当に素晴らしい

絶対に行く価値がある!

天井のファサード・ガウディの匂いがプンプンして

言葉に出ない。ただウットリと見つめるだけだ。

現実窓にステンドグラスをはめこんでいる工程で日々変化している。

この教会は将に生きているという感じだ

地下のミサ室。この場所にガウディが安置されている。

是非行きたかったが、願いがかなわなかった。

現在も工事中で建築技術の変化でRCの柱、壁も見られた。

完成すれはイエスと聖母をあらわす2本の塔を中心に

イエスの「誕生」「受難」「栄光」からなる

3つのファサードとそれぞれ4本ずつの塔

福音書家に捧げる4本の塔が建てられることにになっている。

生前に描かれた設計画はスペイン内戦でほとんど焼失。

残された資料で現代の人々が建築を続けている。

やはり世界遺産のグエル公園、ガウディの

パトロンであり良き理解者でもあったグエル伯爵と組み

都市再開発事業に臨み、手がけた公園。

公園内のベンチ。曲線と細部の装飾を多用している。

そのアップ。タイルを破砕して貼ってあるのが良くわかる。

グエル公園の展望ベランダから見たバルセロナ市内。

お菓子のような建物もガウディの作品。

展望台下の天井。曲線とモザイクが美しい。

その感性は時代を超えて私たちに訴えてくる。

公園から降りてくる所の階段にあるベンチ オブジェ。

その中でもバルセロナのシンボルになっている有名な

トカゲの噴水、この辺りはスリも多いので注意。

この公園では違法な露天商が数えきれない程いて

ポリスとのイタチゴッコの取り締まりが続いている。

ほとんどがアフガニスタンから来ているそうで

その時も激しい取り締まりがあった。

この建物もあまりに有名なカサ・ミラ(世界遺産)

1906年から5年かけて設計したミラ夫婦の邸宅。

山をモチーフにしたといわれる独特の曲線を用いた建築は

「ラ・ペドレラ(石切り場)」の別名を持つ。

窓の飾りの金物もとっても凝っている。

中庭は吹き抜けになっており、素敵な空間。

中庭から外に抜ける天井の画。写真では分かりずらいが

ゆるやかな曲線で、塗られた色彩も淡く、上品で気に入りました。

屋上も一般に開放され、随所にオブジェ(排気塔)らしき建造物がある。

オブジェの合間から遠くにサグラダ・ファミリアが見える。

屋上から見た中庭。アールが多く、施工は

大変だったろうナー。その当時の建築技術の高さにビックリ。

屋上一部の風景。これはいったい何じゃといった感じ

当時のバルセロナ建築学校校長はガウディを

「彼が狂人なのか天才なのか分からない、

時が明らかにするだろう」と言った。

最上階はガウディの建築を紹介する博物館となっている。

ガウディの独創的デザインは生物から

ヒントをえているようだ。この天井梁も動物の骨格から

ひらめいたそうだ。

カテナリー曲線と言われ

「美しい形は構造的に安定している。

構造は自然から学ばなければならない」

と言っている。

カサ・ミラの平面図。設計図というよりは画だ。

間取りも目茶苦茶だ。

その当時、構造計算はどのようにしたのだろう。

賃貸マンションの内部の共用廊下。アールだらけだ。

車窓から撮ったカサ・バトリョ(世界遺産)

海をイメージしたと言われ、波打つような壁や波を

連想させる無数の青のタイルやガラスが印象的。

バルセロナの観光はガウディの作品で成り立っている程

その存在は大きいとあらためて感じた。

 

 



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