思惟石

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【読書メモ】2010年5月

2018-12-21 14:08:43 | 【読書メモ】2010年
<読書メモ 2010年5月>
カッコ内は、2018年現在の補足コメントです。


『シンセミアⅠ』阿部和重
思ってた以上に面白くて、すいすい読めた。
が!文庫上下だと思ってたら、1~4まであった!
読み切るかしら…

(第15回 伊藤整文学賞 小説部門(2004)受賞。
 第58回 毎日出版文化賞 第1部門(2004)受賞。
 『ニッポニア・ニッポン』と同じく「神町」が舞台。
 神町の歴史と、「パンの田宮」一族の歴史と、
 50人を超える登場人物による群像劇。
 って、おもしろそうですね。内容をあまり覚えてないけど…)


『黄金旅風』飯嶋 和一
なかなか進みませんでした。
とらえどころがないというか、感情移入がしにくかった。
うーん。

(『始祖鳥記』で文句を言いつつ、
 この作家のことが気になったのでしょうね。
 そして同じような感想を抱くという笑)


『吉本隆明×吉本ばなな』吉本隆明/吉本ばなな
親子対談の本。
軽い会話の中に、父による「なるほどー」と思える
ばなな論があったり、ごくごくふつーの家庭の話しが
あったりで、お得感のあるおもしろさ。


『絲的メイソウ』絲山 秋子
恋のトラバターがすごくいい。
道端に円楽が落ちてても立ち止まらないで彼の元へ!って。
恋ですねいいですね。

(エッセー集です。自虐と毒と照れ隠しみたいなものが
 良い感じにブレンドされていて、おもしろいです)


『ばかもの』絲山 秋子
友人が手土産にくれた単行本。
『袋小路の男』の方が好きだけど、悪くない。
アル中と年上女のエキセントリックな恋愛話。
ネユキの人物像が、よかった。

(友人が、我が家で酒盛りをしたさいに
 「飲み代」として持ってきてくれました。
 主人公がアル中になる恋愛小説を…。おい)

コメント
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