語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  すべての事が、今に繋がっている。

2009-07-18 01:12:16 | シェフが店を持つまで
今日は、息子がずっと外で近所の友達と遊んでいた。
こうやって、だんだんと、「パパ」より友達の方が良くなっていくのだろう。
分ってはいたけれど、嬉しいような悲しいような・・・。

昨日まで、僕がこの世界に入ってからのことを書いてきたけれど、
もちろん、かなり端折って書いてきた。
まあ、ざっと書いてきた・・・って感じでしょうか?(あれでざっと?笑)
今まで書いてきたお店の他にも、「ヘルプ」といって、知り合いが居るお店から、
「今あいてるなら、ちょっと手伝ってよ」的なアルバイトをしたところや、
笹塚の銀座中村屋の工場で、仕分けのアルバイトをしたり、
下北沢でお世話になった「マスター」のスナックなんかも手伝った事がある。

今書いた仕事は、長くても1ヶ月ぐらいの仕事だけれど、
それぞれイロイロな出会いがあったし、本当に勉強になった。
僕は、村上春樹の小説に出てくる文章で、
「学ぼうと思えば、灰皿からだって人生は学べる。」って言うのが大好きなんだけど、
全くその通りだと思う。
大切なのは、見えるものじゃない。見えないものほど大切なのだ。
そして答えは、自分で見つけ出すものだ。
見えないものが、少し見えるようになってきた時、人生も少し解るようになってきたと思う。

 

麻布食堂をやめ、僕は実家で料理を作ったり、洗濯をしたり、自転車で1日走り回ったり・・・
そんな合間に、不動産屋に物件を探しに行ったりした。
でも、東京と違って、そう簡単にいい物件は見つからなかった。
ただ何となく過ぎていく日々に焦りを感じてきた僕は、アルバイトをする事にした。
お店もそうなんだけど、暇な時は、掃除とか、行動を起こすとお客さんが来るものなのだ。
そして決めたのが、お歳暮配り・・・ヤマトでの経験があったので自信があったのだ。
ところが仕事を始めてすぐに、今のラ・ポンムの物件の話が舞い込んできたのだ。
掃除を始めると、お客さんが来るものなのだ(笑い)

 

今思えば、それはまさしく、人生の岐路だった。
  それでは、また。




 
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