以下、
辻由起子さんのfacebookからの転載です。
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明確な暴行や脅迫がないと、性犯罪が成立しない、今の日本。
なぜか?
刑法は明治時代につくられたからです。
当時は「家父長制度」(←ざっくり言うとお父さんが一番えらい)。
なので、男系の家の血統を守るために、それが侵されそうになった時に女性は必死で抵抗する義務が課されていて、強い暴行・脅迫に抵抗できなかった場合にだけ犯罪が成立するという考え。
他にも、夫婦や恋人間の通常の性交にも男性による暴行はつきものという男性側の考え。
女性の性的自己決定権がなかった時代に法律がつくられています。
そこから改正を重ねていますが、ベースは変わらず。
今がまさに、改正議論のまっ最中です。
令和なのに「嫌よ嫌よも好きのうち」的な議論で反対をしている委員がいてるという事実。
今、声をあげなければ、暴行・脅迫がない性行為は、性犯罪とみなされず、被害者は泣き寝入りです。
ちなみにスウェーデン型は「Yes means Yes」。
相手が「YES」を表明していない性行為はレイプです。
法改正に反対している委員は、(めちゃくちゃざっくりまとめると)「YESを表明しなくても、嫌かどうかは態度でわかる」そうです。
…エスパーかっ👊
怒っていい案件ですよ。これ。
今を逃したら、変わるタイミングはしばらく、来ない。
皆さんのお子さんがもし、まったく望んでいない性行為をされても、脅迫・暴行が立証されなかったら、泣き寝入りです。
2月&3月に行われる、性犯罪に関する刑事法検討会での議論が、今後の性犯罪の性質を決めます。
今、国民が声をあげないと「嫌って言ってないから、いいと思った」(←もう1回言う。エスパーかっ!💢)が、まかり通る国になってしまいます。
検討会の有識者だけの議論では、どうも無理っぽい。
『同意のない性行為は犯罪です』
お願いです。
署名に賛同してください。
※そして仮に妊娠して支援につながらずに未受診出産をした場合、本来被害者のはずの女性が犯罪者になるって、どれだけ理不尽な国よ。
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本当に、このとおりだと思います。
つい最近も、ショッピングモールのトイレで出産し、生まれた赤ちゃんを殺してしまった高校生のニュースが報道されていましたが、
どんな事情かはわかりませんが、
どれだけ悩み、出産までの日々を過ごしたかを思うと、胸が苦しくなります。
当事者だけでなく、
周りの人たちにも心の傷を残す性犯罪や、望まない妊娠に苦しむことのないように、
まずは「法整備」、
そして、「年齢に応じた、長期的な性教育」(○年生でやってます!ではない)、
さらに、「悩みを話せる人と場所」「寄り添いながら、支援に繋げる人と場所」。
もっと声を大きくしていきたいです。