テニスの全米オープン女子シングルス決勝で、
人種差別への思いを7枚のマスクに込め、
決勝までの7戦に挑み、
みごとに優勝を手にされた大坂なおみさん。
もちろん、
優勝もすばらしいことですが、
優勝後のインタビューでのコメントに、
心がドキンとしました。
「7枚のマスクでどんなメッセージを伝えたかったのか」という質問に、
「あなたがどんなメッセージを受け取ったのか。それの方がもっと大事です。」と答えられたとのこと。
「こんなメッセージを込めました」と言われたら、
「なるほど〜」で終わるかもしれないけれど、
「あなたはどんなメッセージを受け取ったのか」と言われたら、
託された私たちが、
そこに込められたメッセージを思い、
関心を持ち、
何ができるか考えることにつながります。
私は、
子どもたちや子どもに関わるおとな、地域の課題解決をミッションとする活動に関わっていますが、
なかなか「成果」が見えない日常に、
気持ちが揺れることもあります。
でも、
私たちが「成果」を感じることが大切なのではなく、
私たちの活動に関わった方が何を感じたかに委ねていいんだ、と思えたことで、
気持ちが楽になりました。
さまざまな人に、
やり続ける意義と勇気を与えてくれた言葉だったと思います。
忙しかった1日の帰り道、
夕方の景色にも、癒やされました。