ポポーの季節

まだ春の頃だったでしょうか。「せんせい、ちょっときて」と言われてついて行くと、それはポポーの木の下でした。「せんせい、ポポたべようよ」。昨年食べたポポーのことを思い出したんですね。まだ花が終わったばかりで、もちろんポポーの実はありません。「○○ちゃん、これから実ができて、大きくなって、秋になったら美味しいポポーができるからね。それまでまっていてね」。それから、時折「せんせい、まだー？」「もう少しね」などの会話が繰り返されてきました。子どもたちの期待に応えるべく、雨が降らない猛暑の夏、葉っぱは気の毒なくらい元気なく下を向いていたけれど、その実はちゃんと大きくなっていたようでした。そして、ついに、いつしか気がつくとしっかりと熟しているではありませんか。やってきました、ポポーの季節です！早速今日はみんなに「ポポー食べる人、おいでー」と呼びかけてみると、「たべる！」とすぐに反応した子たちが、次の瞬間には他の子どもたちに「ポポたべるひとー」と大きな声で呼びかけてくれました。その声を聞いて、たくさんの子どもたちがやってきました。皮を向いて、「はいどうぞ」。小さなお友だちにとっては初めての味、初めての体験です。みんなどうだった？
南国フルーツ系の独特の味に、一口食べて「もういい」という子もいたけど、みんなよく食べていたようでしたね。今か今かと待っていたあの子は・・・「せんせい、もうひとつたべたい！」。お帰りのバスに乗る間際にも、「せんせい、あしたもぽぽたべようね」でしたね。明日もまた食べようね。

入園説明会
９月１７日（金）１５時～１６時
９月１８日（土）１０時半～１１時半
どちらも同内容での説明会です。ご都合の良い方にご参加ください。