下館幼稚園のブログ

下館幼稚園での子どもたちの様子などについて先生たちが綴ります

わらべうた&ヴァイオリンコンサート

2012-01-30 21:30:21 | Weblog

-子どもたちが人として生きていくためには、親(おとな)の抱擁と笑顔と語りかけをたっぷりと経験しておかなくてはなりませんが、この三つを併せ持っているのが『子守唄』と『わらべうた』です。-

日頃から幼稚園でお世話になっている児童文学者の齊藤惇夫先生の言葉ですが、その齊藤先生の妹さんが、実は『わらべうた』の第一人者で、NHK の『にほんごであそぼう』にも度々登場する近藤信子氏です。今日はその近藤信子氏がお友だちのヴァイオリニストの清水悦子氏、山田真理子氏と一緒にお出でくださいました。近藤先生がリードするわらべうたあそびは、さすが!という感じで、やさしいメロディーがついた最初の語りかけの一声で、早速みんなの心をぐっと引きつけてしまいました。親子で、或いはみんなで手をつないでわらべうたを楽しんでいるうちに、気が付くと1時間があっと言う間に過ぎてしまっていました。続いては、いよいよヴァイオリンコンサートです。が・・・その前に、お友だちと一緒に駆けつけてくださった齊藤先生と(臨床心理学者で元文化庁長官の故河合隼雄氏と講演会の際よく吹かれていたそうで、河合氏とは比べるべくもありませんが)私とのフルート二重奏を前座(愛嬌?)でお聴きいただきました(「超」が三つ付く程緊張しました)。

小澤征爾氏と演奏旅行をしたこともある円熟した演奏家の清水氏、チェコ国立プラハアカデミーへの留学から帰国した新進気鋭の山田氏、お二人の奏でるヴァイオリンの音色の素晴らしいこと。こちらも、さすが!です。演奏する曲も、子どもたちも楽しめるようにと配慮して選んで下さり、親しみ易く楽しい曲やクラシックの名曲をじっくりと聴かせていただきました。こんなに近くでお母さま方と一緒にヴァイオリンの生演奏を聴いた体験は、きっと子どもたちの心にしっかりと刻まれたことでしょう。皆さま、今日は子どもたちと一緒の時間を過ごして下さりありがとうございました。子どもたちのために素敵な時間をお贈りくださった、近藤氏をはじめお出でくださった皆さま、本当にありがとうございました。

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一枚の写真

2012-01-23 18:35:16 | Weblog

創立100周年記念事業の一環として土曜日から始まった『星野道夫学校向け写真展』は、初日、2日目と予想していたよりもたくさんの方にご来場いただくことができました。3日目の今日は、下館幼稚園の園児たちが一緒に写真を見る時間を作りました。写真を見る際のお約束をしてから、それぞれのクラス毎に、とり組さんは少し詳しく、写真の下に書かれてあるキャプションも一緒に読みながら、はな組さんは少し易しくお話をしながら、つぼみ組さんは楽しく見ることができるように工夫をしながら、作品に囲まれての時間を過ごしました。写真の下にあるキャプションには被写体の大きさなども書かれていますが、それを実感するのはなかなか難しいようですね。ザトウクジラの体長は10メートルと書かれていると、「10メートルってどのくらいかなあ。10人が手をひろげてつないだくらいかな。」とみんなで手をつないだりしていましたね。写真を見た子どもたちの口から出る言葉もなかなか興味深いですね。川から跳ね上がる鮭をまさにクマが食べようとしている瞬間のショットに、何人もの子どもたちが「ごあいさつしてる」と言ったのには、大人からは決して出ることのないコメントだなあと感心させられたものでした。それぞれに好きな写真が違うのは当然なのですが、好きな写真の前に釘付けになって、いつまでもそこから離れようとしない子がいるのには驚かされました。一枚の写真の前にいつまでもたたずむ子どもの姿を目にしながら、きっとこの写真は、この子の心の奥深くに記憶されているのだろうなと思わされました。そして、夫人の直子さんが紹介していた星野道夫氏の言葉の意味を思いました。

 

子どもの頃に見た風景がずっと心の中に残ることがある。

いつか大人になり、

さまざまな人生の岐路にたった時、

人の言葉でなく、

いつか見た風景に励まされたり勇気を与えられたりすることが、

きっとあるような気がする。

 

 この写真展をたくさんの子どもたちにも見てもらうことができたらと願っています。子どもたちの目線に合わせた展示になっているため、大人の方には少々見難いかもしれませんが、どうぞご了承ください。

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写真展が始まりました

2012-01-21 19:07:52 | Weblog

朝からみぞれ交じりの雨と低く暗い雲と凍える寒さに、ここが雪国になったような気にもなる一日でした。皆さま体調管理は大丈夫でしょうか。

今年、2012年、下館幼稚園は、共に歩んできた下館聖公教会とともに、創立100周年の記念の時を迎えます。この幼稚園は、地域の人々に支えられながら、100年という長きにわたり、子どもたちを、神様から委ねられた大切な存在として受け止め、キリスト教精神に根ざした愛の保育によってその心と体の成長のために尽くしてきました。その創立100周年記念事業の一環として開催される『星野道夫学校向け写真展』が、幼稚園を会場に本日から始まりました。1月21日(土)から2月2日(木)までの毎日、午前9時から午後5時までご覧いただくことができます。役員のお母さま方に設営をお手伝いをいただきとても素敵な会場が出来上がりました。今日の初日、悪天候の中、予想していたよりも多く方々にご覧いただくことができ、遠くは水戸からお出でになられた方もおられました。

星野道夫氏は、アラスカの自然と人々の暮らしを見つめ、写真と文章で比類のない世界を築き上げ、多くの人々を魅了し続けました。観る者の心に人生そして自然についての感性を呼び覚まし、生命への神秘と畏敬の念を抱かせる作品の数々は、「生かされていることに感謝する心」を育むことを大切にしている下館幼稚園の創立100周年を記念する企画として相応しいものであると考え、ぜひとも星野氏の写真展を開催したいとこれまで準備を進めてきました。1月28日(土)午後2時~4時には、星野直子氏の講演会も予定されています。星野氏の死後、日本とアラスカを行き来しながら作品を管理し、残された大切なメッセージを伝えておられる夫人の星野直子氏が、私どもの教会・幼稚園に縁の方であることも、この写真展の開催を大きく後押ししてくれました。

写真展が開催でき、星野道夫氏の素晴らしい作品を地域の皆さまにご覧いただくことができることに、今あらためて感謝の思いでいっぱいです。写真展、講演会共に皆さまぜひご来場ください。お待ちしています。

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新しい心で

2012-01-10 18:39:24 | Weblog

寒いながらも晴天に恵まれた爽やかな朝、「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」の挨拶と共に、下館幼稚園の1012年が始まりました。お母さんと一緒に新年の挨拶をする子、なんかちょっと恥ずかしくなってお母さんの後ろに隠れてしまう子など、久しぶりの登園に様々でしたが、新しい年、みんな元気に登園してきてくれました。

一緒にあそびながら、「お正月なにしてたの?」と尋ねてみると、「スキーにいった」「いとことあそんだ」「おまえりにいった」などいろいろな答えが返ってきましたが、とても多かったのは・・・「たべてた!」「おもちたべた!」という食べていた報告。きっとおせち料理、お雑煮、お餅、美味しいご馳走をたくさん食べて過ごしていたのでしょうね。思い切り体を動かす機会が少なかったのかもしれません。久しぶりに会えたお友だちと早速園庭を元気に走り回っていました。よく見るとどうもお正月テレビの影響があるようですね。ハンターと呼ばれる人が、逃走する人を追いかけ捕まえる内容の番組をまねているようで、自分たちでハンターと逃げる人とに別れて、楽しんでいる様子でした。「ミッション・・・」などの言葉が子どもたちから聞こえてきましたが、詳しい内容は番組を観ていないのでちょっと理解できなかったです・・・。

とにかく、みんなで新しい年を迎えられたことを神さまに感謝です。ご病気でお休みのお友だちも早く元気になりますように。今年初めての礼拝でしたので、「新しくなるってどんなこと?」とちょっと難しい質問してみたら「こころがあたらしくなること!」と答えてくれたお友だちもいましたね。「新しい心」。皆さまは2012年、どんな新しい心で過ごされるのでしょうか。私は年賀状に記した聖書の言葉を今一度自分に言い聞かせようと思います。

「キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい」

                         (コロサイの信徒への手紙3:15)

どんな時にも穏やかで平安な心を持ち続けることができる者でありたいと思います。皆さま今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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入園説明会

10月17日(水)・29日(月)10時30分~11時30分(どちらも同内容です) お母さま方とご一緒にお子さまを育みたいと願っている当園で、どのような教育をめざし、実施しているかなど、詳しくご説明申し上げるために、入園説明会を行います。お子さまもご一緒にお気軽にご参加下さい。来春から「子ども・子育て支援新制度」がスタートし、幼稚園のシステムにとても大きな変化があります。それについてのご説明もさせていただく予定です。 *どのようなことでも、お気軽にお問合せ下さい。 *当日は園庭にお車をお停め下さい。