春の穏やかな陽気につつまれた今日は、年長児の巣立ちの時、下館幼稚園の卒園式の日でした。保護者の方々と一緒に、かっこいいブレザーや、素敵な洋服や着物に身を包んだとり組さんたちが、いつもとは少し違った面持ちで登園してきました。みんながこのような衣装で幼稚園の門をくぐったのはいつだったかなと思い起こしてみると、それはみんながこの幼稚園での生活を始めた入園式の時でしたね。みんなはその時のことを覚えているかな。それぞれ年数は違いますが、その入園式の日から毎日、先生たちと、お友だちと一緒に過ごしながら、たくさんあそび、様々な経験をし、たくさんお祈りをして、感謝する心と、お友だちを大切に思う優しい心、その他大切なことをたくさん学んで、体も大きく成長して、今日のこの日を迎えました。今日の卒園式、みんなとても立派でしたよ。バッハのG線上のアリアに合わせ、両手を胸にあて、ゆっくりそしてしっかりと入堂する姿、修了証書授与の場面でこちらを真っ直ぐに見つめて立っている姿、大きな声でお別れの言葉を言い、卒園の歌を歌っている姿…胸が熱くなり、涙がこみ上げてしまう場面ばかりの卒園式でした。保護者の皆さま、お子様のご卒園、本当におめでとうございます。また、私どもの子どもたちとのかかわりを、優しく見守りお支えくださいましたことに、心より感謝申し上げます。謝辞でも過分なお言葉を賜り、大変恐縮しております。
式後の謝恩会もとても心温まる素敵な会でした。ご準備大変だったことでしょう。ありがとうございました。とり組さんたちの声が聞こえる目覚まし時計の記念品もびっくりでした。少々眠くても、子どもたちの元気な声で「せんせい、おはようございます。きょうもおしごとがんばってください」と言われれば、頑張らないわけにはいきません。みんなありがとう!みんなも小学校へ行ったら頑張って!
今日下館幼稚園を巣立った17名の子どもたちの前途に、神さまの豊かな祝福と導きがありますように。