下館幼稚園のブログ

下館幼稚園での子どもたちの様子などについて先生たちが綴ります

神さま、子どもたちをよろしく

2010-03-19 18:34:27 | Weblog
下館幼稚園の第98回卒園式が行われ、12名のとり組さんたちが元気に幼稚園を巣立って行きました。ご家族の皆様、りす・つぼみ・はな組のお友だち、そして先生たちに祝福されながら、とても堂々とした姿で立派に式を終えることができました。保護者の皆さまには、これまでいつも暖かなまなざしで私どもの保育の営みを見守り、また様々な事においてお支えくださいましたことに、あらためて心から感謝申し上げます。
一人ひとりが神様から愛されているかけがえのない大切な存在であること、そしてその大切な人と人が共に生きるためにはどうしたら良いのかという、人間として生きる礎が、日々の祈りと先生たちのかかわりを通して、子どもたちの心の奥に築かれることを願いながら過ごしてきました。子どもたちが巣立った今、子どもたちのこれからの人生を神の御手に委ね祈るばかりです。
朝のミーティングで、マザーテレサの本を読み、祈り、一日を始めています。卒園式の朝、こんな言葉が記されていました。

愛の働きは
いつでも平和の働きなのです。
自分たちの心と手を、
愛する奉仕の働きに使うことが
できるようになるためには、
神を知らなくてはなりません。
神は愛であって、私たちを愛し、
私たちひとりひとりを、
すばらしいことのために創られた、
ということを知らなければなりません。

神を知り、まっすぐに神を信じた子どもたちが、人々の間にあって平和の器となることを願って止みません。
卒園したとり組さんたちのこれからの日々がたくさんの喜びで満たされますように。ここで過ごした日々が、時として出会う様々な困難や挫折をも乗り越えて生きる力となりますように。そして、人の痛みや苦しみを共感することのできる感性と優しさ、心の深さを持つ人にますます成長して行くことができますように。子どもたちのこれからの人生に神様のお守りと祝福が豊かにありますように。
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卒園アルバム

2010-03-17 18:25:34 | Weblog
明日でいよいよとり組さんともお別れです。元気に登園してくる様子も、園庭で大きな声で笑いながらお友だちとあそんでいる姿も、もう見ることができないのだなあと思うと、感慨深く、また寂しい気持ちにもなります。でも、みんなが空高く巣立って行くことを心から嬉しく思いながら今日はとり組さんたちを見つめていました。
担任をはじめ先生たちは、子どもたちと一緒に卒園式に向けて準備をしてきましたが、私にも卒園式に向けての宿題がありました。とり組の子どもたちが園で過ごす様子を先生たちが撮りためてきたビデオを、編集して卒園の時にお渡しするDVD作りです。もともとパソコンがあまり得意でなく、説明書を読み四苦八苦しながらの作業でしたが、画面に映し出されるたくさんの思い出の場面を観ながらの編集はとても楽しい時間でもありました。PCの気まぐれで輸入版のCDからしかBGMを取り込むことができなかったため、今回は前編クラシックとなってしまいましたが、2枚組「しもだてようちえんのおもいで」が完成しました。
下館幼稚園には、DVDなどとは比べものにならない、まさに先生たちの努力と汗の、いや愛の結晶の卒園アルバムがあります。入園の日から先生たちが撮りため、たえずコツコツと作り続けてくれた、一人ひとりみんな違う卒園アルバムです。アルバムの表紙をめくると、「うわーこんなちっちゃかったんだね」と思わず言ってしまいそうな幼い姿が目に飛び込んできます。それがページをめくるごとに、少しずつ少しずつ成長し、心も体も大きくなっていく様子がしっかりと伝わってくるアルバムです。卒園式の明日、子どもたちに渡されるこの「世界に一つだけの卒園アルバム」は、きっと生涯の宝物になることでしょう。
さて、今夜はもう一度ゆっくりとアルバムを開き、とり組さんたちの成長の様子を眺めてみることにしましょう。おもわずこぼれる微笑みと幸せな気持ちに浸りながら。
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もうすぐお別れ

2010-03-12 16:46:44 | Weblog
ようやく春らしい暖かな日差しが戻ってきました。とり組さんのちょっとした言葉や仕草に、徐々に近づくお別れの時を意識していることが感じられます。今週は卒園式に一足早く「お別れパーティー」が行われました。まずは全園児が一緒に楽しむゲームから。グループごとに地図で示された幾つかのチェックポイントに用意されている課題を果たしながらゴールを目指す「ウォークラリー」に挑戦しました。それぞれのグループには大きな子と小さな子が均等に入るようにし、「いつもは先生たちがしている小さなお友だちのお世話をとり組さんにお願いします。もしお着替えする時などもとり組さんがお手伝いしてくださいね」と今日はとり組さんに小さなお友だちのお世話が委ねられました。すると…「みんなでいっしょにこうどうしてください」とか、「それではつぎにいきますよ」とか、しっかりとみんなをリードする姿が見受けられ、頼もしいかぎりのとり組さんでした。ゲームの後はとり組のお母さんたちが準備してくださった、とても素敵で美味しいお昼をみんなでいただきました。午後からはプレゼント交換の時間です。小さなお友だちからとり組さんへ、「あそんでくれてありがとう」の言葉とともに鉛筆立てと状差しが、とり組さんから小さなお友だちへは、手作りのメダルがプレゼントされました。とり組さんにかけてもらったメダルの扉を開いてみると、「げんきでね」の文字が書かれていました。とり組さんたちもげんきでね。最後に、みんなで頑張った音楽祭を思い出しながら「いっしょにうたおう」を元気に歌って、楽しいお別れパーティーが終わりました。卒園式まであと一週間を切りました。嬉しくもあり寂しくもある日々が続きます。
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ドクターヘリ

2010-03-08 18:55:38 | Weblog
「せんせいちょっときて」と手を引かれてお部屋に連れていかれると、「そこにねてください」という指示があり、言われた通りに横になると、「これからしゅじゅつをします」とマスクをしたとり組さんたちによる手術が始まりました。私は一刻を争う急患という設定になっているようです。お腹をいじられるくすぐったさに耐えながら、子どもたちが手術前の消毒までちゃんとする様子に、よく見てるなあと感心させられました。これは「ドクターヘリごっこ」という、ちょっと驚きのあそびなのです。私も知らなかったのですが、『コードブルー・ドクターヘリ』という救命救急の現場を描くドラマがあり、子どもたちはそこに登場するドクターとナースになりきっているようなのです。いったいどんなドラマなのだろうと初めて観てみました。確かにイケメンのお兄さんと可愛いお姉さんが、患者さんを助けるべくきびきびと働く姿にあこがれるのはわかるような気がします。このドラマは内容的にも毎回大切なことが描かれているようで、私が観た時にはこんなエピソードがありました。子どもをなくした母親がその死を受けとめられず、病院を訪ねては娘が入院している病室に連れて行って欲しいと懇願します。それに対し、ある研修医は困惑しその母親に同情しながらも、現実を受け入れることを求め、もしこのまま同じことを繰り返すなら精神科へ連れていかなければならないと諭します。一方、何度となくそのやり取りを見ていた他の研修医は、やがて、大きすぎる悲しみの事実を人が受けとめることがどんなに難しく、またどれほど長い時間が必要であるか、自分の思いで見るのではなく、悲しみと嘆きの中にある人に寄り添い、共にいようとすることこそが大切だということに気づきます。そして、その母親を病室に連れて行き、こう語りかけます。「また来てください。何回でも、何十回でもご案内します」。
大人向けの、しかも遅い時間帯のドラマを子どもたちが観ることは、なるべく避けて欲しいと思います。でも、この番組に惹かれ、楽しみに観ている子どもたちが、このような場面をどのように感じているのだろう、などとふと思わされたのもまた事実です。
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木の幹からフキノトウが!

2010-03-05 19:20:47 | Weblog
三寒四温とはよく言ったもので、春の陽気と冬の寒さを交互に繰り返しながら、ゆっくりと、しかし確実に春に向かって時が流れています。「行きつ戻りつ」で言えば、今日は「行きつ」の、ちょっと走ると汗ばむような日。はな組さんたちが秋に植えたチューリップの球根の芽も土の中から顔を覗かせ、待っていた子どもたちに挨拶をしているようです。園の片隅では、フキノトウが草を押し上げて地上の空気を吸い込んでいるように見えます。子どもたちに「フキノトウがあるよ。フキノトウって知ってる?」と声をかけると、「しってる、いえにある。にがいんだよね」との答え。私はついフキノトウを見た嬉しさから「それが春の味なんだよ。これを食べると春がきたなあって感じるんだよ」などと講釈をしてしまうのでした。そんな時、ふと横に目をやると、なんと木の幹からフキノトウが生えているではありませんか。その生命力に感心して、「ねえみんな、きてきて、すごいものがあるよ!」と近くであそんでいる子どもたちを呼び寄せてみんなで一緒にフキノトウ観察。森の中で「倒木更新」といって、倒れた木を基にして他の木が育って行くことはよく起こることだけど、フキノトウが木の幹から、というのは初めてでした。なんという自然の神秘と力強さ。しかもそれがこんな身近な場所にあるとは。「すごいでしょう!」「すごいねえ!」と、子どもたちより自分が一番驚いて、喜んでいました。
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入園説明会

10月17日(水)・29日(月)10時30分~11時30分(どちらも同内容です) お母さま方とご一緒にお子さまを育みたいと願っている当園で、どのような教育をめざし、実施しているかなど、詳しくご説明申し上げるために、入園説明会を行います。お子さまもご一緒にお気軽にご参加下さい。来春から「子ども・子育て支援新制度」がスタートし、幼稚園のシステムにとても大きな変化があります。それについてのご説明もさせていただく予定です。 *どのようなことでも、お気軽にお問合せ下さい。 *当日は園庭にお車をお停め下さい。